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配当株として注目される米国の銀行株

モトリーフール米国本社、2019年4月27日投稿記事より

従来、米国主要銀行の配当は、S&P500インデックス銘柄の平均配当を大きく下回っていましたが、最近は逆となっています。

「ビッグフォー」の銀行株は、JPモルガン・チェース(ティッカー:JPM、以下「JPモルガン」)、ウェルズ・ファーゴ(ティッカー:WFC)、シティグループ(ティッカー:C)、バンク・オブ・アメリカ(ティッカー:BAC)です。

配当利回りはいずれも市場平均よりも高いものの、各行の経営基盤はそれぞれ異なります。

JPモルガンのファンダメンタルズが際立って良さそうです。同行が最近発表した第1四半期決算は、アナリスト予想をはるかに超えました。

米国主要銀行の四半期配当と配当利回り

銘柄 1株当たりの四半期配当 配当利回り
ウェルズ・ファーゴ 0.45ドル 3.7%
JPモルガン 0.80ドル 3.2%
シティグループ 0.45ドル 2.9%
バンク・オブ・アメリカ 0.15ドル 2.2%

出典:各行の決算発表資料、Yahoo!ファイナンス。2019年4月22日時点

JPモルガンの第1四半期の総収入は299億ドルで、アナリスト予想を15億ドルも上回りました。

純利益も前年同期比12%増の92億ドルとなり、1株当たり利益の2.65ドルもアナリスト予想の2.35ドルを上回っています。

イールドカーブのフラット化が進み、銀行が収益をあげるのに困難な状況下でこのような好業績をあげたことは特筆すべきでしょう。

JPモルガンの個人向けローンは前年同期比4%増となりましたが、この規模の銀行でこれだけ拡大させるのは容易なことではありません。

また、経費効率を見る効率性レシオは、前年同期の56%から55%に低下しており、業務の効率が上がっていることを示唆しています。

そして、投資銀行部門の収入は44%増と大幅な伸びとなりました。

過去5年間、JPモルガンは他行を突き放してきました。通年の総収入は毎年約15%拡大してきました

この増加幅は2位のバンク・オブ・アメリカの2倍以上です。

なお、以前は長年、バンク・オブ・アメリカのパフォーマンスの方が優れていました。

また、銀行にとって最も重要な指標である純金利収入でも、JPモルガンは他行を圧倒しています。

過去5年間、平均年率ベースで26%上昇しています。

これはバンク・オブ・アメリカの16%、ウェルズ・ファーゴの15%、シティグループのマイナス2%を上回っています。

これらビッグフォーの中ではJPモルガンの好調さが際立っています。

なお、昨年は金利の上昇が銀行の業績を下支えしてきましたが、今年はFRB(連邦準備制度理事会)が年内の追加利上げを見送る意向のため、銀行の業績への影響を注視する必要があります。


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元記事の筆者であるEric Volkmanは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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