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【米国個別株動向】フォード決算:リストラコストで利益減少

モトリーフール米国本社、2019年4月26日投稿記事より

フォード・モーター(ティッカー:F、以下「フォード」)が25日木曜夕方に発表した2019年第1四半期(1月~3月)決算では、純利益が前年同期比35%減の11億ドルとなりました。

海外のリストラコスト6億ドルが影響しています。

しかし、これを除いた調整後の1株当たり利益は0.44ドルで、0.26ドルのアナリスト予想を上回りました。

市場はリストラの進捗を好感し、株価は約9%上昇しています。

第1四半期の概要

財務指標 2019年第1四半期 前年同期比
売上高 403億ドル -3.8%
出荷台数 1,425,000 -14.3%
調整後営業利益 24億ドル 14.3%
調整後営業利益率 6.1% 0.9パーセントポイント改善
一時的費用 5億9,200万ドル 6億1,500万ドル増加
純利益 11億ドル -35.3%
調整後営業キャッシュフロー 19億ドル -36.7%
調整後1株当たり利益 0.44ドル 0.01ドル

出典:フォード

・北米部門の営業利益は22億ドルで、前年同期より2億7,000万ドル増加しました。利益率の低い車種の売上は大幅減となりましたが、利益率の高いFシリーズ、ピックアップトラック等の売上が好調でした。この結果、北米の営業利益率は、前年同期の7.8%から改善して8.7%になっています。

・南米部門は1億5,800万ドルの営業赤字で、前年同期の1億4,900万ドルの赤字より悪化しました。ドル高および地域のインフレが影響しています。

・欧州部門の営業利益は5,700万ドルで、前年同期より1億1,900万ドル減少しています。ドル高ユーロ安が大きく影響しました。

・中国部門は、1億2,800万ドルの営業赤字でしたが、前年同期よりは2,200万ドル改善しています。売上は前年同期比48%減でしたが、その影響はコスト削減等により減殺されました

・アジア太平洋部門(除く中国)は1,900万ドルの営業利益でしたが、為替の影響のため前年同期の3,100万ドルより減少しました。

・一時的費用は5億9,200万ドルで、その大半は南米および欧州のコスト削減関連です。ブラジルのトラック工場閉鎖、ロシア事業の一部縮小が含まれます。

・自動車事業のキャッシュは242億ドルで、前年同期の231億ドルより増加しました。クレジットラインの110億ドルを合わせると、全体的な流動性は352億ドルです。

今後の見通し

フォードの今年1月時点の2019年通年見通しは、ややあいまいなものでした。

現在では、前年比での売上高、調整後営業利益率等の改善を予想しています。

同社は引き続き通年見通しを出していませんが、CFOのボブ・シャンクスはインタビューで、新車販売やリストラに関するコストが年内は利益を圧迫するだろうと述べています。


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元記事の筆者であるJohn Rosevearは、フォード株を保有しています。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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