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長期投資のメリットとは。銘柄選びのコツについても解説

長期投資の勧めはいろいろなところで言われています。

実際には長期投資で、良い成績を挙げている個人は少ないようです。

それは、マスコミで取り上げられるような華やかな世界ではなく、かなり地味な世界です。

しかし、本当の株式投資というのは地味で堅実な方法こそが、多くの成果を挙げることができるものです。

ここでは、どのようにすれば株式の長期投資で、大きな成果を挙げられるかを検討してみます。

長期投資とは何か

株式投資法には投資期間から見ると明らかに異なる投資法があります。

短期投資法と長期投資法です。

短期投資法とは、デイトレーダーのような時間単位の売買や数日、数週間程度の短期の売買で利ざやを稼ぐ方法です。

株式投資をやっている人のかなりの部分を占めると思います。

これに対して、長期投資法というのは短くても1年程度、長ければ数年をかけてじっくり値上がりを待つ投資法です。

日本では、澤上ファンドの澤上篤人氏が有名です。

澤上篤人氏の投資法とは、だいたい次のようになります。

景気のピークと底の期間はだいたい6年くらいの場合が多く、底の部分で優良株を多量に仕込み、景気のピークに近くなったら株を全部売って債券を購入します。

この時は景気が良いので、債券の価格は安くなっています。

景気が底に近づいたら債券を売り、優良株式を購入します。

この時は、債券の価格は高くなっていて、株の価格は安くなっています。

澤上篤人氏はこうして大きな成功を納めています。

長期投資はなぜ成功する確率が高いのか

では、なぜ長期投資は成功する確率が高いのでしょうか。

それは、株価の短期な予想はほとんど不可能ですが、長期の経済的な変動の予想はかなりの程度わかります。

個々の株価が上がるかどうかは確かではありませんが、景気が良くなれば株価は全体的に上がります。

したがって、この波に乗れば成功する確率が高くなります。

また、株価は長期的にはその会社のファンダメンタルズによって決まります。

会社が大きな利益を上げていれば、やがて株価は上がっていきます。

しかし、短期的には株価はいろいろな影響を受けやすく、必ずしも会社の獲得した利益に連動しません。

連動するためには時間がかかるのです。

そのため、良い株式を選択して購入していれば、長期的には成功する確率が高くなります。

では、長期とは一体何年を意味するのでしょうか。

これは人によって違いますが、基本的に2年程度以上と考えるのが良いでしょう。

もちろん、場合によっては半年とか1年くらいで、ファンダメンタルズに連動する場合もあります。

どのような銘柄を選べば良いのか

多くの素人投資家が悩まされる株の塩漬けと長期投資はどのように違うのでしょうか。

実際には、長期投資が良いと言われ、実行して塩漬け株になることはたいへん多いものです。

そして多くの人は、長期投資法を信じなくなってゆきます。

塩漬け株は、景気が良くなっても上がらない場合が多いのです。

ここで、うまくいかない原因は、銘柄選びに失敗しているためです。

長期投資においては、銘柄選びがとても重要で、これを誤ると長い時間を無駄にします。

では、どのような銘柄なら塩漬け株にならないのでしょうか。

答えは簡単で、中小型成長株と中小型割安株のみが塩漬け株になりにくいのです。

これらの銘柄は、現時点以上に下がる可能性が低く、市場の不規則な変動がある程度収まれば、株価はファンダメンタルズにしたがって株価は収まっていくので、自然に上がっていく銘柄だからです。

では、中小型成長株とはどのようなものを言うのでしょうか。

まず中型株とは時価総額で1000億円以下の会社を、小型株とは時価総額で500億円以下と考えてください。

この辺の線引きは、人によって少しづつ違いますが。

また、成長株とは、

  1. 売上高が4年で2倍以上
  2. 営業利益が売上高の10%以上
  3. オーナー企業
  4. 上場後5年以内
  5. 自己資本率が30%以上

などが条件です。

この種の銘柄は探せばありますが、実際にはPERが高く、なかなか手を出しにくい場合が多いです。

PERが30以下ならお勧めだと思います。

割安株とは、

  1. PERが20以下
  2. PBRが2.0以下、できれば1.0以下が良い
  3. 自己資本比率20%以上
  4. 1日の取引額が5000万円以上

などが条件です。

しかし、これらの条件を満たす銘柄が全て、成長株や割安株というわけではありません。

これらの条件を満たす銘柄の中に、成長株や割安株が多く見つかるということです。

具体的な銘柄選びは、あくまでも個人の判断で行なってください。

長期投資のメリット

株価は長期的にはファンダメンタルズにしたがう

株価はいろいろな要素で決まります。

例えば、トランプ大統領が「中国には不当な非関税障壁がある」と言っただけで、日本の株価は大きく下がります。

しかしこれらの影響は、時間が経つにつれてファンダメンタルズに関係がなければ消えていきます。

複利の効果

これは少し難しくなりますが、株式は売って利益が確定しない限り税金はかかりません。

10年間優良株に投資して、10年後にその株を売買して税金を払う場合と、同じ銘柄を毎年売買して利益を確定し、10年後に税金を払い終えた場合とでは、売買益は大きく違います。

この違いはどこにあるかというと、前者は後者が毎年払っていた税金を10年間複利で運用し利益を得たためということになります。

株価が下がらないなら、利益確定はできるだけ後にした方が有利になります。

サラリーマンにとっては、何もしなくて良いから便利

忙しいサラリーマンは、毎日株価のチェックなどはしていられません。

株価が気になって仕事が手につかないようなら、株式投資はやめるべきです。

長期投資の場合は、毎日の株価は全く無視しても構いません。

その点がサラリーマンにとっては、たいへん都合が良いのです。

すべきことは、年に4回発売される四季報を購入し、年4回だけ自分の購入した会社のファンダメンタルズが予想通りかどうかを確認すれば良いのです。

この時点で会社の業績が極端に落ちていれば、自分の銘柄選択が誤りだったことを素直に認め、別の銘柄と入れ替えれば良いだけです。

最後に

長期投資は、銘柄選びが良くないと塩漬け株となります。

そのためには、十分慎重に銘柄選びに時間をかけてください。

成長株は、成長が頭打ちになったところが、割安株は、50%を越えたところが売り頃です。

適当なところを見つけて、次の銘柄に移るのが長期投資の仕上げとなります。


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