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マレーシア最大の銀行メイバンクに関する3つの重要なこと

モトリーフール・シンガポール支局、2019422日投稿記事より

マラヤン・バンキング(ティッカー:1155.KL、以下「メイバンク」)は、総資産ではマレーシア最大の銀行です。

同行は、通常の銀行業務に加えシャリア(イスラム法)準拠の金融業務を展開しており、商業銀行、投資銀行、保険などの業務が含まれます。

メイバンクは、マレーシア、シンガポール、インドネシアを主要市場としています。

拠点は東南アジア10カ国を含む18カ国にあり、世界中に2,601の支店を展開しています。

以下で、メイバンクの中核事業、業績、今後の見通しの3つを紹介します。

中核事業

メイバンクは、3つの中核事業を通じて一連の金融商品やサービスを提供しています。

(1)コミュニティ金融サービス

(2)グローバル銀行

(3)通常保険やイスラム保険(タカフル)

コミュニティ金融サービスは個人や中小企業向けで、最大セグメントです。

メイバンクは、資産管理、住宅ローン、自動車ローン、クレジットカード、短期や長期のクレジット供与などのサービスを提供しています。

2018年には、このセグメントは税引前利益の47.5%を占めました。

次に大きいセグメントは、大企業や機関向けのグローバル銀行サービスです。

メイバンクは、このような顧客に対してホールセール銀行業務を行っており、取引業務、投資銀行業務、コーポレート銀行業務、グローバル市場業務、資金管理などが含まれます。

2018年には、このセグメントは、税引前利益の45.7%を占めました。

通常保険やイスラム保険(タカフル)のセグメントには、長期貯蓄や投資商品が含まれます。

2018年には、このセグメントは税引前利益の6.8%を占めました。

過去5年間の業績

シンガポールの3大銀行と同様、メイバンクは過去5年間安定した利益を上げており、2018年のROE(自己資本利益率)は11.4%と高いものでした。

なお、過去5年間で1株当たり利益はほぼ横ばいでした。

以下のチャートは、過去5年間の総収入、純利益、1株当たり利益を示しています。

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
総収入(10億マレーシアリンギット) 35.7 40.5 44.6 45.5 47.3
純利益(10億マレーシアリンギット) 6.7 6.8 6.7 7.5 8.1
一株あたり利益(マレーシアリンギット) 74.2 72.0 67.8 72.0 74.2

出典:2018年版年次報告書から著者によるデータまとめ

2019年の見通し

2019年には、経営陣はいくつかの分野が課題となることを予想しています。

世界経済の成長率は、2018年の3.8%から2019年には3.6%に低下すると予想されています。

貿易戦争、ブレグジット、金融引き締めはすべて、世界金融市場における短期的変動を引き起こす可能性があります。

2018年版年次報告書で、メイバンクのグループ会長兼最高経営責任者、Datuk Abdul Farid Aliasは、グループの2019年のROE目標を11%と設定しており、消費者および企業向けローン拡大に努めている、と言及しています。


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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者で、モトリーフール・シンガポールの寄稿者であるJeremy Chiaは、記事で言及されている株式を保有していません。

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