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【米国個別株動向】年初来で大きく上昇しているエクソンモービルの今後は?

モトリーフール米国本社、2019年4月20日投稿記事より

国際石油大手のエクソンモービル(ティッカー:XOM)の株価は、年初来で約18%上昇し、競合よりも大きな上昇幅となっています。

一部の投資家は、株価上昇に乗り遅れてしまったのではと考えているかもしれません。

しかし、同社株のバリュエーションは引き続き30年来の安値水準となっています。

依然として割安

2019年の株価上昇にもかかわらず、有形資産価値と株価を比較した場合には、依然として30年来の安値です。

この背景には、エクソンモービルの株価有形資産倍率は歴史的には競合を大きく上回っていたことがあります。

また、エクソンモービルはこれまで36年連続で増配を続けており、他社を大きく引き離しています。

さらに、同社のバランスシートは、業界内では最も強固なものの一つです。

エクソンモービルの大きな株価上昇(単位:%)

(青がエクソンモービル、オレンジがシェブロン、赤がロイヤル・ダッチ・シェル、緑がトタル、紫がBP、紺がエニ)

出典:YCHARTS。2019年4月15日時点

直近の動向

また、現在の株価が依然割安と考えられるのは、同社が業界における近年のROCE(使用資本利益率)の低下と生産水準低下の影響を受けていると考えられるためです。

しかし、これらは上昇に転じ始めています。

ROCEは、2014年の石油価格暴落の後、競合と同様に大きく落ち込みました。

しかし、同社の落ち込みは他社ほど大きくなく、また他社に先駆けて、高いリターンが望める新規油田の開発を進め、採算性が低い古い油田を閉鎖しています。

この結果、エクソンモービルのROCEは順調に上昇しつつあります。

ROCE(使用資本利益率)の推移(単位:%)

(青がエクソンモービル、オレンジがシェブロン、赤がロイヤル・ダッチ・シェル、緑がトタル、紫がBP、紺がエニ)

出典:YCHARTS。2019年4月15日時点

生産にしても、2016年、2017年の減少の後、昨年から上昇に転じており、特に米国内での掘削を大きく拡大しています。

結論

長期的に見た場合、エクソンモービルのバリュエーションと配当利回りは割安さが散見されます。

同社の経営陣は引き続き構造改革を進めています。


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元記事の筆者Reuben Gregg Brewerは、エクソンモービル株を保有しています。モトリーフール社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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