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【米国個別株動向】グーグルの親会社アルファベットの決算で注目されること

モトリーフール米国本社、2019年4月20日投稿記事より

グーグルの親会社であるアルファベット(ティッカー:GOOG、GOOGL)は、4月29日月曜に2019年第1四半期(1月~3月)決算を発表する予定です。

アルファベット株は年初来で18%上昇しており、市場での影響力が大きいことから、投資家は決算内容に注目しています。

主要指標に関するアナリスト予想

アルファベットは財務指標に関するガイダンスを出していません。

アナリスト予想によれば、第1四半期売上高は前年同期比19.9%増の373億3,000万ドル、1株当たり利益は前年同期の13.33ドルから減少して10.58ドルと見込まれています。

アルファベットの第2四半期決算で注意すべきことは、GAAPベースの利益には、グーグルに対するEU(欧州連合)のEC(欧州委員会)による15億ユーロ(約17億ドル)にのぼる反トラスト制裁金の悪影響があることです。

ECは先月、グーグルがインターネット広告事業を巡りEU競争法に違反したと判断し、制裁金支払いを命じています。

ECによるグーグルに対する措置は、2017年の自社の買い物サービス優先表示に関する制裁金、2018年のアンドロイドプラットフォーム優先に関する制裁金に続くものです。

なお、制裁金の影響よりも重要なことは、アルファベットの中核であるグーグル事業の状況です。

グーグルの8大サービス(検索エンジン、アンドロイド、ユーチューブ、Gmail、クローム、マップ、ドライブ、そしてグーグル・プレイストア)は、それぞれ月間10億人以上のアクティブユーザーを擁しています。

これらグーグルの事業は、アルファベットの売上高の大半を占め、営業利益のほぼ全てを占めています。

そして、アルファベットの成功度合いを図る上で重要なのは、デジタルマーケティングの進捗です。

第4四半期の広告収入は前年同期比約20%増の326億ドル(全売上高の約83%)になりましたが、これはグーグル関連でのクリック課金の66%増に支えられています。

なお、グーグルの巨大な利益(第4四半期の営業利益は97億ドル)が、アルファベットで大きな赤字を計上している「その他」部門を支えています。

この部門は、自動運転車、ライフサイエンス製品等の創造的破壊をもたらす可能性のある事業を含んでいます。

第4四半期には、この部門の売上高は約17.8%増の1億5,400万ドルでしたが、営業赤字は13億2,800万ドルでした。

決算発表に向けて

前述したように、アルファベットは売上高および利益のガイダンスを発表しません。

しかし、経営陣は決算発表の電話会議で、戦略上の重要なポイント、費用動向、イノベーション投資等に言及しますので、決算報告に加えてそういったコメントに注目すべきでしょう。


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アルファベットの重役であるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者であるSteve Symingtonは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)を保有し、そして推奨しています

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