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バフェットなどの著名投資家が買っている米国株3銘柄

モトリーフール米国本社、2019年4月18日投稿記事より

ウォーレン・バフェットや大型ヘッジファンドが、今どんな銘柄を売買しているかに多くの投資家は関心があるでしょう。

そういった売買動向は、今後の投資の手がかりになります。

今、そういった著名投資家が買っているのが、ウォルト・ディズニー(ティッカー:DIS、以下「ディズニー」)、フェイスブック(ティッカー:FB)、JPモルガン・チェース(ティッカー:JPM、以下「JPモルガン」)です。

ディズニー:ビデオストリーミング市場に参入

2018年第4四半期に、新たに8つのヘッジファンドがディズニー株をポートフォリオに追加しました。

現在、71のヘッジファンドが、時価総額34億1,000万ドル分のディズニー株を保有し、同社株は、ヘッジファンドが保有する上位30銘柄の一つになっています。

そして最近、ディズニー株は過去最高値をつけました。

ディズニーの株価推移(単位:%)

出典:YCHARTS。2019年4月17日時点

投資家にとっての疑問は、過去最高値近辺で取引されているディズニー株をこれから買う価値があるのか、ということでしょう。

簡単に答えが出るものではありませんが、将来動向について一つの手がかりがあります。

それは、ディズニーが創造的破壊に取り組んでいることです。

ディズニーは先日、長く待たれていたビデオストリーミング・サービスDisney+の今年11月12日スタート(米国内)を発表しました。

驚きだったのは月額料金で、6.99ドルと低くおさえたことです。

ビデオストリーミング大手ネットフリックスの通常月額料金の13ドルよりかなり低く、ディズニーは、競争の激しいビデオストリーミング市場に橋頭堡を築くと強調しています。

サービス開始後5年以内に、6,000万から9,000万の有料契約者獲得を目指しています。

Disney+のコンテンツには、ディズニー、ピクサー、マーベルスタジオ、スターウォーズ関連、そしてディズニーが買収したフォックス関連が含まれます。

合計で、7,500以上のテレビドラマや500本の映画が含まれます。

そしてディズニーは、2024年まで毎年20億ドルを費やしてコンテンツ開発を加速させようとしています。

もちろん、ディズニー・ブランドは、新ストリーミングサービス以上の存在です。

しかし、長期投資家や多くの優れたヘッジファンド・マネージャーは、ディズニーがストリーミングサービスで既存ビジネスの創造的破壊に取り組んでいることが、同社が今後も長期的に好業績を継続できる兆候と見ているのでしょう。

フェイスブック:SNSの巨人、復活へ

フェイスブックにとって、2018年は厳しい年となりました。

SNS大手の同社の株価は、一連のスキャンダルで26%下落しました。

CEOのマーク・ザッカーバーグは、議会証言でプライバシー問題などでの不手際を厳しく追及され、フェイスブックの人気に陰りも見えました。

しかし、2019年にフェイスブックは立ち直ってきたようです。

株価は昨年の下落分を取り戻し、年初来で35%上昇しています。

そして、CNBCによれば、2018年第4四半期の期末時点で、世界のトップ50ヘッジファンドのうち15がフェイスブックを所有しており、これは第3四半期の期末時点の6より増えています。

プライバシー問題やユーザーデータ保護への取り組みにより、フェイスブックは徐々にイメージを回復しつつあるようにみられます。

株価は数カ月前ほど安くありませんが、それでもPER23倍程度で取引されています。

同社は、安全関連やサイバーセキュリティ関連への投資のため、今年は増益の減速を予想しています。

しかし、フェイスブックの長期的展望は明るいとみられます。

JPモルガン:バフェットが買い増した銀行

バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットの売買動向は常に注目されていますが、バフェットが銀行株を買っている場合、特に注視すべきです。

バフェットは、2018年第4四半期にJPモルガン株を買い増しています。

バフェットのJPモルガン株買い増しに関して、注目すべきことがあります。

バークシャーの銀行関連株へのエクスポージャーが既に大きいことです。

さらに銀行株を買い増したことは、バフェットがさらなる価値を見出していることを示唆しています。

バフェットは最近のインタビューで、JPモルガンの業界平均を大きく上回るリターン、直近四半期における年率19%の有形資産利益率を高く評価していました。

また、昨年のように銀行にとって困難な金利環境下(イールドカーブのフラット化)においても、JPモルガンが高いリターンをあげていることは特筆すべきでしょう。

競争の激しい銀行業界において、JPモルガンは、その規模、引き受け能力、リスク管理能力を駆使して高いリターンを実現してきました。

同行は、銀行としては米国最大の資産規模を活用し、巨大なバランスシートの中で費用を分散させています。

さらにクレジット状況も常に優れていて、金融危機の最中においても利益を計上し続けました。

JPモルガンは、急騰するような株ではありませんが、長期保有に足る株と引き続き見なされています。

(Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事のウォルト・ディズニー担当の筆者Daniel Millerは、記事で言及されている株式を保有していません。フェイスブック担当のJeremy Bowmanは、フェイスブック株とウォルト・ディズニー株を保有しています。JPモルガン担当のJordan Wathenは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)、フェイスブック株、ウォルト・ディズニー株を保有し、そして推奨しています。)


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