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【米国個別株動向】バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、決算受け株価下落

モトリーフール米国本社、2019年4月17日投稿記事より

バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(ティッカー:BK、以下「ニューヨーク・メロン」)の株価は、17日水曜に9%以上下落しました。

これは、同日朝発表された2019年第1四半期(1月~3月)決算がアナリスト予想を下回ったことに加え、第2四半期も預金獲得のために高金利の継続が必要との会社予想を投資家が懸念したためです。

第1四半期決算の主なポイント

・総収入と利益はアナリスト予想を下回りました。総収入は39億ドル(アナリスト予想は40億ドル)、1株当たり利益は0.94ドル(同0.96ドル)でした。

・同行は、資産運用、プライベートバンキング、機関投資家向けサービス等も行っており、運用や純金利収入の低迷がさえない業績につながったとしています。

・純金利収入は前年同期比8.5%減の8億4,100万ドルでした。

・第1四半期は比較的落ち着いた市場環境だったため、顧客の投資活動も減速し、手数料収入も減少しました。

FRB(連邦準備制度理事会)が、利上げに対する積極的な姿勢を3月に突如転換し、年内の追加利上げが想定されなくなりました。

FRBのハト派への転換は銀行および銀行投資家にとって驚きでしたが、低金利はニューヨーク・メロンのような銀行の業績への打撃となっています。

今後の見通し

CEOのチャーリー・シャーフは、「現在のイールドカーブ予想は、今後数四半期間は収入成長にネガティブな影響を与えるでしょう」と言及し、第2四半期の純金利収入の3%~5%の減少を予想しています。

ニューヨーク・メロンの経営は評価されており、ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイも昨年同行株を買い増しました。

しかし、現在のトレーディング環境と金利状況によって今年の同行の成長はさえないものとなろう、というのが市場の認識です。

もちろん、トレーディング環境は急変する場合がありますし、FRBが安定的な金利政策を維持すれば、銀行間の金利競争も弱まるとみられます。

水曜の下落を経て、ニューヨーク・メロンの株価はPER(株価収益率)11倍程度となっています。

十分に割安な水準とは言えませんが、今後の動向を注視していくべきでしょう。


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