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【米国個別株動向】バンカメ決算、事業全般で堅調

モトリーフール米国本社、2019年4月16日投稿記事より

バンク・オブ・アメリカ(ティッカー:BAC、以下「バンカメ」)が16日に発表した2019年第1四半期(1月~3月)決算は全般的に堅調でした。

総収入は230億ドルで、アナリスト予想と同じでした。1株当たり利益は、アナリスト予想を0.04ドル上回る0.70ドルでした。

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決算の主要ポイント

・バンカメの純利ざやは、前年同期比9ベーシスポイント上昇し2.51%でした。これまでに第1四半期決算を発表した金融機関の中では最も大きな上昇幅を記録しています。

・ROA(総資産利益率)は、前年同期の1.21%から1.26%へ改善しました。効率性レシオも、効率的な経費管理により、前年同期の60%から57%に改善しました。

・個人向けローンおよび預金残高は、それぞれ4%、5%増加しました。

・バンカメは引き続き主要行の中ではフィンテックのリーダーであり、モバイルユーザー数は前年同期に比べて9%増加しました。デジタル関連収入が、消費者向け銀行サービス収入の4分の1以上を占めるようになっています。

・バンカメは、第1四半期に63億ドルを自社株買いに費やしました。現在の株価に基づけば、発行済株式の2.2%に当たり、四半期の自社株買いとしては積極的なものでした。

懸念されるポイント

・バンカメの純償却率は3ベーシスポイント上昇し、クレジットカード関連の損失に対する引当金が1億7,900万ドル増加しています。これは、ローンの質が若干悪化している可能性があり、また同行が景気低迷に備えているかもしれません。

・投資銀行部門の手数料収入は7%減少しました。第1四半期において、全般的に少ないIPOと債券引き受けが影響しました。

・トレーディング収入は特に落ち込んでおり、第1四半期の市場ボラティリティが低かったことが影響しています。株式トレーディング収入は前年同期比22%減で、債券トレーディング収入は8%減少しました。

今後の見通し

純償却率の上昇はクレジットカード事業関連が主因で、1つの商業ローンのエクスポージャーの影響です。

トレーディング収入の低迷は金融業界全般にわたるものなので、あまり懸念する必要はないでしょう。

IPOにしても、第2四半期以降は大型IPOが相次ぐ予定なので、今後は容易に改善するとみられます。

バンカメの事業と利益は順調に拡大しており、株主に大きな還元を行い、さらに経費を抑えて効率性を上げています。

同行の株は、堅調な成長見通しにもかかわらず、予想PER(株価収益率)の11倍未満で取引されています。


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