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避けるべき最大の株式投資ミスとは?

モトリーフール・シンガポール支局、2019412日投稿記事より

筆者の株式投資に関するミスをいくつか挙げるとすると、銘柄購入のペースを考えない、将来性のない企業の株を買う、経営陣を信頼し過ぎるなどが挙げられます。

しかし、最大のミスは「良い企業」をあまりにも早く手放してしまったことです。

株式投資のダウンサイドは限定的だが、理論上のアップサイドは無限

たとえば、1万ドル相当のA社の株を購入したとしましょう。

この株価が90%に下がって売却した場合、9,000ドル失うことになります。

また、会社が破綻したとすると、投資額の100%を失います。

反対に、90%上昇した後にA社を売却した場合、9,000ドルの利益を得ます。

期間が短い場合は特に、90%を達成することは大きな成功です。

しかし、売却した後に利益を上げ続けてさらに900%上昇した場合はどうでしょう?

売却したことを悔やむはずです。

企業が倒産した場合、投資額の100%を失うことになります。

しかし、成長し続ける優秀な企業を保有していれば、100%以上の利益を得ることができます。

致命的な投資ミス

モトリーフールの共同創設者であるデイビッド・ガードナーは、2018年末のポッドキャストで、米国プレミアムサービスで200ヶ月にわたって銘柄推奨してきた経験から得た教訓を共有しました。

重要な教訓は、パフォーマンスが悪い株よりも、上昇ポテンシャルが大きい株の方が、ポートフォリオにはるかに大きな影響をもたらすということでした。

彼はポッドキャストでこう言いました。

「長期投資家であれば、最大の損失はパフォーマンスが悪かった株ではないということに気づいていると思います。それは、あまりにも早く売ってしまった大化け株です。」

ポートフォリオに偉大な勝者となりうる株があり、あまりにも早くそれを売却したことがあるならば、ポートフォリオに対して致命的なミスを行ったと言ってもいいでしょう。

悪い株を選んでしまってその価値の大部分が失われることよりも、勝者を保有し続けることができなかった方が、将来のポートフォリオ・パフォーマンスにはるかに大きな打撃を与えるでしょう。 

ラッフルズ・メディカルの例

筆者が早く売りすぎて後悔しているのはラッフルズ・メディカル・グループ(ティッカー:BSL)です。

20096月に株式分割前の株価、0.97シンガポールドルでラッフルズ・メディカルを購入しました。

そして、2ヵ月後に1株当たり1.24シンガポールドルで売却し、手数料を除いて約28%の利益をあげました。

10年ほど経ち、ラッフルズ・メディカルの株価は1株当たり1.09シンガポールドルになり、売却しなかったとしたら、237%の上昇になっていました。

また、配当を含めた場合、420%以上のトータルリターンを逃したことになります。 

筆者は当時、独自の計算から適正価値と判断し、ラッフルズ・メディカルを売却しました。

しかし、同社の事業は依然として堅調に推移していたため、売却後にはるかに高い価格で株をまた買いました。

教訓

この出来事から、事業のファンダメンタルズに問題がなければ偉大な企業を売る必要がないことを学びました。

わずかに過大評価されているという理由だけで株を売却すると、新しい投資先を探す必要があり再投資リスクが生じます。 

企業が成長を続けていれば、配当を受け取って同じ企業に再投資することもできます。

さらに、その企業が成長計画を発表した場合は、企業の本源的価値がさらに高まる可能性があり、より良い投資となるでしょう。


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