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ソーシャルレンディングの仕組みについて詳しく解説

金融とは、「お金を必要とする人にお金を提供する仕組み」です。

これを最もシンプルに実現させたのが、「ソーシャルレンディング」です。

この記事では、ソーシャルレンディングの仕組みについて詳しく解説していきます。

ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングとは、「お金を借りたい会社(借り手)」と「お金を運用したい投資家(貸し手)」を結びつけるサービスです。

ソーシャルレンディン事業者(SL業者)は、インターネットを利用して資産運用したい個人からお金を集め、その資金を企業に貸付け(融資)します。

そのため、ソーシャルレンディングを「貸付型クラウドファンディング」と呼ぶこともあります。

融資なので、借り手(企業)は資金を返済する必要があります。

毎月の返済時に決められた利率の利息を上乗せして返済を行います。

例えば、企業に対して12%の金利で融資を行い、ソーシャルレンディング事業者が2%の手数料を取得すると、投資家には10%の利回りが分配されます。

それでは、借り手(企業)、貸し手(投資家)、ソーシャルレンディング事業者のそれぞれの役割やニーズを確認しましょう。

借り手(企業)のニーズ

ソーシャルレンディングには借り手が存在します。

通常、再生可能エネルギーや不動産事業、貸金業などの事業者です。

ソーシャルレンディングでは、具体的な社名は伏せられていますが、どのような事業を行い、資金をどのように使うのかということに関しては開示されています。

借り手は、高い金利で資金調達を行ないますが、銀行からお金を借りることができなくて倒産寸前の会社ということではありません。

成長力が見込まれる企業や高い技術力を持った会社でも、銀行などの金融機関から満足する融資を受けることができるとは限りません。

金融機関から融資を受けるには、以下のような基準を満たす必要があります。

  1. 創業して一定期間経過している
  2. 十分な担保がある

さらに、金融機関の融資スタンスも規制により厳しさを増していて、条件を満たす特定の企業への融資に偏る傾向にあります。

企業を成長させていくために、金融機関の融資以外の資金調達手段としてソーシャルレンディングを活用しているのです。

銀行以外のノンバンクが中小企業に対して行う融資の「商工ローン」の金利は年20%台が多く、ソーシャルレンディングはより少ない金利でお金を借りることができる場を提供しているのです。

高い利回りを得たい投資家

ソーシャルレンディングの利回りは3~10%となります。

投資対象としては「ミドルリスク・ミドルリターン」の金融商品となります。

リスクが高いほどリターンも大きくなります。

金融商品をリスク・リターンで考えてみると、以下のようになります。

ローリスク・ローリターン

  • 預貯金
  • 国債・社債などの債券

ミドルリスク・ミドルリターン

  • 不動産投資
  • ソーシャルレンディング

ハイリスク・ハイリターン

  • 株式投資
  • FX

低金利が続く中、多くの方が資産運用で悩んでします。

リスクが低い銀行預金や国債ではほとんど利息がつきませんし、株やFXは大きな利益が期待できるものの、値動きを常にチェックする必要があります。

ソーシャルレンディングは、利回りが決まっていて、株やFXのように値動きがないので、時間や手間をかけずに高利回りの資産運用を行うことができます。

ただ、ソーシャルレンディングは貸付け(融資)クラウドファンディングと呼ばれることから、投資家が借り手の企業に「貸している、融資している」と勘違いしそうですが、それは誤りです。

「融資」は、原則お金がすべて返済されます。

ただ、融資を行っているのはソーシャルレンディング事業者であって投資家ではありません。

投資家は、ソーシャルレンディング事業者を通じて、借り手である企業に「投資」をしているのです。

投資には返済義務はありません。

ファンドの運用がうまくいかない、また投資先の事業者が倒産してしまった場合は、投資した資金が戻ってこない可能性もあります。

ソーシャルレンディングは元本保証ではないことに注意しましょう。

ソーシャルレンディングは1万円など少額から投資できます。

複数の投資案件に分散することで、リスクを減らすことができます。

ソーシャルレンディング事業者

お金を不特定多数の投資家から集めることは、誰でもできるわけではありません。

金融商品取引業者の登録を行う必要があります。

ソーシャルレンディング事業者はすべて金融商品取引法にのっとり運営しなければならないのです。

さらに、お金を貸し出すためには、貸金業者としての登録が必要になります。

貸金業法も適用される法律となります。

つまり、ソーシャルレンディング事業を行うためには、次の両方の登録が必要になるのです。

  • お金を集める…金融商品取引業者
  • お金を貸す…貸金業者

このように2つの登録が必要になるので運営を行っていくのは大変そうですが、ソーシャルレンディング事業者は直接的なリスクを負う責任がありません。

例えば、借り手(企業)が年率10%で資金調達をしたとします。

ソーシャルレンディング事業者は手数料として1~3%程度の収益を得ます。

残りは投資家の利益となります。

ただ、資金の出し手となるのは投資家で、企業が倒産した時などの貸し倒れリスクを負う必要があります。

ソーシャルレンディング事業者は仲介手数料を得るだけなので、自らリスクを取る必要はないのです。

投資家は高い利回りを得る分、それだけのリスクを抱えていることになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ソーシャルレンディングは、借り手(企業)、貸し手(投資家)、ソーシャルレンディング事業者すべてにとってメリットがある仕組みです。

ただ、私たち投資家は事業者の倒産リスクを負っていることを忘れてはいけません。

ですから、信頼のおけるソーシャルレンディング事業者で運用を行うようにしましょう。

ソーシャルレンディングは1万円程度の小口から始めることができるので、複数の案件に申込んでリスクを分散するとより安全です。

この記事がソーシャルレンディングを始めるきっかけになれば幸いです。


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