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【米国個別株動向】エアビーアンドビーのIPOの前に知る必要があること

モトリーフール米国本社、2019年3月8日投稿記事より

民泊仲介大手エアビーアンドビーは、今年後半に上場すると予想されており、時価総額は310億ドルと見積もられています。

サンフランシスコのシェアハウスのルームメートが2008年に設立した同社は、今では一晩に200万人以上の宿泊をサポートしており、累計では4億人に達しています。

シェアリング経済を捉える

ウーバー、リフトなどの企業とともに、エアビーアンドビーは、シェアリング経済の先駆者であり、モバイルテクノロジーの力を活用して、十分に利用されていない資産の価値を引き出しています。

エアビーアンドビーの場合、旅行者と家のスペースを貸す家主などを、短期間で結びつけます。

エアビーアンドビーは、ホテルの直接の競合と見なされていますが、サービスの本質はまったく異なります。

エアビーアンドビーのユーザーには幅広い選択肢があり、居住者がいる家の個室を借りることや、アパートや家全体を借りることもできます。

伝統的なホテル業界との差別化をさらに進めるために、エアビーアンドビーのリストには城、ツリーハウス、ボートハウス、パオのような風変わりなオプションが含まれています。

他のオンラインビジネスモデルと同様に、エアビーアンドビーは非常にスケーラブルで収益性が高いことが証明されています。

同社は、宿泊料金として0%から20%の手数料を旅行者に請求し、家主に3%から5%の手数料を請求することで収益を上げています。

このモデルは圧倒的な成功を収めています。同社は、2018年第3四半期の売上高は10億ドル以上で、2018年に2年連続でプラスのEBITDA(支払利息、税金、減価償却控除前利益)を報告する予定です。

先進国では同社の成長が鈍化しているという兆候がいくつかありますが、北京では第3四半期にゲストの宿泊が91%増となり、メキシコシティでも79%増となりました。

エアビーアンドビーは、世界中で600万以上のリストを誇り、プラットフォームのユーザーに、世界のトップ5のホテルチェーンを合わせた数よりも多くの宿泊施設を提供しています。

エアビーアンドビーは紛れもないサクセスストーリーですが、同社の急速な成長はその過程で論争と課題を引き起こしました。

規制の問題

成長するにつれて、エアビーアンドビーは、宿泊や短期賃貸に関する地元の規制をほとんど考慮せずに世界中の都市に浸透していきました。

多くの都市では、エアビーアンドビーの中核事業である一日ごとの賃貸を禁止しています。このため、自治体や住民との摩擦が生じています。

パリ、バルセロナ、ニューヨーク、ニューオリンズなど、世界で最も人気のある観光地の多くで、住民によるエアビーアンドビーへの抗議行動が起こっています。

ホームシェアリングサービスは、住宅費を上昇させ、建物や都市の規則に従わない騒々しい、手に負えない客をもたらす、などと批判しています。

エアビーアンドビーの新規株式公開によって、同社が観光や地域社会に与える影響についての詳細を明らかにすることになるため、このような問題にさらにスポットライトが当たる可能性があります。

競争も激化

ホームシェアリングサイトには競合も多く、VRBO(Vacation Rentals by Owner)やホームアウエイ(エクスペディアが所有するバケーションレンタルを専門とする施設)などが含まれます。

ブッキングホールディングス、エクスペディアなどのオンライン旅行会社も、ホームシェアリングのリストを追加することでエアビーアンドビーの脅威に対抗しようとしています。

ウェブ分析サービスSimilarWebによると、エアビーアンドビーのウェブへのアクセス数は2018年に5億2,200万に達しており、ホームシェアリング業界を支配しています。

VRBOとホームアウエイへのアクセス数は、それぞれ1億8,180万、6,670万です。

さらにエアビーアンドビーは、ホテルにも直接働きかけ、ブティックホテルのようなユニークなスペースをプラットフォームに掲載しており、現在では数は15,000を超えています。

最近、ブティックホテルを専門とする予約アプリ企業ホテルトゥナイトの買収を発表しました。

エアビーアンドビーのユニークで収益性の高いモデル、急速な成長、ホームシェアリング市場における支配的なシェアにより、株式が公開された場合には、大きな需要が予想されるとの見方があります。


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