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モトリーフールの成長投資の原則

モトリーフール米国本社、2019年4月10日投稿記事より

株式市場では、富を築くために異なる戦略があります。

インカム投資家は、配当を大事にします。

バリュー投資家は、本源的価値以下で取引されている株を買おうとします。

一方、成長投資家は、バリュエーションが高くても高成長を重視します。

成長投資は多くの投資家にとって非常に魅力的です。

適切な銘柄を早い時期に買えれば、極めて大きなリターンを享受できる可能性があるからです。

しかし、そういった銘柄は、期待に応えられなかった場合、大きく下落するリスクもあります。

では、投資家は、次のアマゾンを狙うには、次のようなことに注意を払うべきでしょう。

  1. 市場自体が拡大している

最適な成長株は、何十年もの間、売上高を2桁台のペースで増加させます。

拡大市場を攻略していない限り、これはほとんど不可能です。

大きな市場機会に取り組んだ成長株の良い例としては、小売業界で創造的破壊を行ったアマゾンや、自動車業界で同様のことを行ったテスラ(ティッカー:TSLA)があります。

これらの市場規模は、グローバルで何兆ドルにも及ぶため、将来成長の大きな余地があります。

  1. 持続的な競争優位性

ウォーレン・バフェットの投資アドバイスの1つは、持続的な競争優位性を持つビジネスを買うことです。

簡単に言えば、競合他社に対する競争優位性を長期間にわたって維持し、その結果、市場動向にかかわらず利益を成長させる能力です。

大まかに言って、競争優位性には主に4つのタイプがあります。

・ネットワーク効果:新しい顧客がネットワークに参加すると、そのネットワークの他のすべてのメンバーに付加価値をもたらすものです。典型的な例はイーベイ(ティッカー:EBAY)です。より多くの買い手がイーベイのネットワークに加わるにつれ、商品に対する追加需要が生まれます。売り手はその増大する需要を満たすためにイーベイに契約し、多くの商品をネットワークに追加します。それにより、さらに多くの買い手をプラットフォームに引き付けます。

・高い切り替えコスト:競合プロダクトへの切り替えに時間または費用の面でコストがかかる場合、価格が上昇しても顧客は既存プロダクトを維持する傾向があります。その好例は、消費者向け銀行サービスです。給料や請求書が預金口座にリンクされるようになると、たとえ預金金利が低くなっても、あるいは各種手数料が高くなったとしても、他の銀行に切り替えるのは難しくなります。

・コスト競争力:競合他社よりも低コストで優れたサービスを生み出すことを可能にする、技術的、規模、または地理的な優位性を企業が持っている場合、低価格で高収益を得ることができます。ウォルマートがその典型で、巨大な購買力と超効率的なサプライチェーンを使用して、競合製品よりもはるかに低い価格で消費財を販売します。

・無形資産:これは特許、ブランド、企業秘密、規制上の保護などの包括的なカテゴリーです。その好例はティファニーで、強いブランド力を活用し、多額のプレミアムで宝石類を消費者に売っています。

  1. 財務の回復力

経済は本質的に予測不可能なので、遅かれ早かれすべての企業は困難に直面します。

そのため、金融市場に全面的に頼るのではなく、内部で生み出される利益で将来の成長ニーズを賄うことができる成長株を追求すべきでしょう。

このため、一般的に、赤字を出し続けている成長企業や、継続的な買収の流れに頼っている成長企業を慎重に検討すべきです。

赤字企業や買収を行う企業は安易な増資を行いがちなため、株式の希薄化を招き、それが将来のリターンの低下につながると考えられます。

  1. ストック型ビジネスモデル

新規顧客を引き付けることは困難であり、費用がかかります。

そのため、既存顧客に製品やサービスを継続的に売る方が、効率的に利益につながります。

  1. 過去の大きな株価上昇

「安く買って、高く売る」というのが株式投資の原則ですが、実際に行うことはとても困難です。

そのため、市場平均を既に上回っている銘柄に注目します。

なぜこの原則が機能するのでしょうか?

それは、勝った企業が勝ち続ける傾向があるからです。

市場平均を上回る銘柄では、ビジネスがうまくいっています。また、重要なことは、企業の成功を、ウォールストリートが高い株価で評価しているわけです。

  1. 優れた企業風土

すべての成長企業は、顧客の要求を満たすために才能ある従業員を多く雇用する必要があります。

優秀な人材をめぐる競争が激しくなっているため、能力の高い従業員を長期間維持し、優秀な新入社員を引き付けることが極めて重要です。

だからこそ、優れた企業風土を築くことが非常に重要です。

  1. 責任感と才能あるリーダーシップ

成長株の追求で重要な最後のポイントは、会社のミッションに深く関わっていて、ビジネスの成功に一心不乱に取り組むCEOです。

多くの場合、これらのリーダーはビジネスの創設者または共同創設者でもあり、会社の成功のために自ら多大な投資を続けています。

最近の例としはアマゾンのジェフ・ベゾス、Netflixのリード・ヘースティングス、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグなどです。

彼らは、創業者主導のビジネスにより、株主に大きなリターンをもたらしています。

モトリーフールの結論

たとえ以上の原則で高得点の成長銘柄を見つけたとしても、それは成功を保証するものではありません。

しかし、これらの原則を活用することで、長期的により良いストックピックを行っていけるでしょう。


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