20年以上配当を継続しているシンガポール企業(その1)

モトリーフール・シンガポール支局、2019年4月7日投稿記事より
配当株投資家は、長期にわたって配当を維持し、増配させることができる企業を常に探しています。
これらの企業を見つける方法として挙げられるのは、10年以上の長期配当実績を持つ企業を探すことです。
シンガポールでもそのような企業を見つけることができます。
このシリーズでは、20年以上配当を継続している3つのシンガポール企業を取り上げます。
まず、シンガポールの3大銀行の1つである、オーバーシー・チャイニーズ銀行(ティッカー:O39)を紹介します。
オーバーシー・チャイニーズ銀行は、20年以上連続して配当を出してきました。
1998年に1株当たりの配当は、0.16シンガポールドルでした。
それが2018年には0.43シンガポールドルまで増えています。毎年増配してきたわけではありませんでしたが、過去20年間配当を支払わない年はありませんでした。
このような配当成長は、一般的には増収増益を維持している場合に可能になるでしょう。
それでは、オーバーシー・チャイニーズ銀行の過去20年間の業績を確認してみます。
財務指標 | 1998年 | 2018年 | 成長率 |
業務粗利益(10億シンガポールドル) | 2.0 | 9.7 | 385% |
純利益(10億シンガポールドル) | 0.5 | 4.5 | 838% |
一株あたり利益(シンガポールドル) | 0.37 | 1.06 | 186% |
出典:オーバーシー・チャイニーズ銀行の年次報告書
ご覧のように、オーバーシー・チャイニーズ銀行は、長年にわたり増収増益傾向にあります。
記事執筆時点で、オーバーシー・チャイニーズ銀行の株価は11.70シンガポールドル、配当利回りは3.7%です。
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コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。
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