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【米国個別株動向】ナイキ、デジタル戦略で競争優位性を強化

モトリーフール米国本社、2019年4月7日投稿記事より

ナイキ(ティッカー:NKE)の経営陣は、イノベーションだけでなく、デジタルセールスチャネルへの投資が、成長の加速に貢献していると言及しています。

この投資には、サプライチェーン全体の効率改善策も含まれます。デジタル事業の売上は前年同期比36%増となっており、ナイキの競争優位性の一つとして浮上しています。

2019年第3四半期(2018年12月~2019年2月)のナイキの決算で特筆すべきことは、フットウェア売上高の伸びで、前年同期が2%だったのが、前四半期には13%に加速しました。

フットウェアの年間売上高が240億ドルのナイキにとって、これほどの加速は容易ではありません。

この背景にデジタル戦略があります。

顧客とのデジタル接続

ナイキのデジタル戦略は、単にWebサイトを立ち上げることや、ナイキシューズを買うことができるアプリを展開するだけではありません。

同社は、デジタルショッピング体験をライフスタイルとして提案しています。

CEOのマークパーカーは、「私たちがカスタマイズされた製品や経験を提供することで、消費者により多くの価値をもたらし、ビジネスを成長させる機会が広がる」と述べています。

2015年にスタートしたSNKRSアプリは、ナイキブランドにとって価値のあるマーケティングツールです。

顧客は今後の発売予定に関するリリースを読み、自分の好きなスタイルをフォローし、購入もできます。

靴が発売される場合には顧客にアラートが送信されます。

前四半期には、SNKRSアプリのトラフィックと売上の両方が3桁台で増加しました。

事業のデジタル化の試み

このレベルのパーソナライゼーションをサポートするには、ビジネスの背後において多額の投資が必要です。

過去数年間のナイキのサプライチェーンの改善に沿って、同社はデジタルタグや無線識別(RFID)を使用した製品の追跡を含む業務の革新を進めています。

さらに、ナイキは最近、6,000枚のフットウェア素材をデジタル化しました。

これにより、デザインチーム間の調整が改善され、ナイキが消費者動向の変化に迅速に対応できるようになりました。

基本的に、ナイキはイノベーションにフォーカスした企業ですが、今回はデジタル化投資で更なる差別化を進めています。


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