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アップルより高い配当を出す3つの米国ハイテク株

モトリーフール米国本社、2019年4月1日投稿記事より

アップル(ティッカー:AAPL)は、長年にわたり株主還元を拒否してきましたが、2012年に現在の配当プログラムを開始しました。

それ以来、同社はフリーキャッシュフローの一部を配当プログラムに割り当て、1株当たり配当を毎年上げてきました。

アップルは配当プログラムに力を注いでいますが、ハイテク株の中では最も配当利回りの高い株式ではありません。

本記事の執筆時点で、同社の配当利回りは1.54%です。

もちろんそれは決して小さくなく、さらに来月発表予定の資本還元計画に増配が盛り込まれると考えられますが、それでも最近のハイテク株で見られる高い配当利回りには程遠いものです。

ブロードコム(ティッカー:AVGO)、テキサス・インスツルメンツ(ティッカー:TXN)、シスコ(ティッカー:CSCO)の3社は、アップルよりもかなり大きな配当を出しています。

ブロードコム

ブロードコムは、巨額でかつ増え続けるフリーキャッシュフローを生み出す会社です。

同社は歴史的には半導体事業が中心でしたが、最近では、ブロケードとCAテクノロジーズの買収により、大規模で収益性の高いインフラソフトウェア事業を構築しています。

ブロードコムのフリーキャッシュフローの推移(単位:10億ドル)

出典:YCHARTS。2019年3月30日時点

インカム重視の投資家が知るべきことは、ブロードコムが前年度のフリーキャッシュフローの約半分を配当に割り当てていることです。

ブロードコムは、2018年度のフリーキャッシュフローを約82億ドルに増やした後、配当を1株当たり10.60ドルに増やしました。

これは、現時点で約3.54%の配当利回りです。同社は、今会計年度に約100億ドルのフリーキャッシュフローを予想しており、このまま推移すれば、株主は更なる大幅な増配が見込めるでしょう。

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テキサス・インスツルメンツ

資本還元プログラムに非常に力を入れているもう1つの半導体企業は、テキサス・インスツルメンツです。

同社の方針は、全てのフリーキャッシュフローを配当と自社株買いの両方の形で株主に還元することです。

この戦略は好循環となっています。

自社株買いによって全体の株数が減少することで、一定レベルのフリーキャッシュフローに対する1株当たりのフリーキャッシュフローが上昇するというものです。

それに加えて、テキサス・インスツルメンツではフリーキャッシュフローが一般的に年々上昇しているため、通常の増配を後押ししています。

テキサス・インスツルメンツのフリーキャッシュフローの推移(単位:10億ドル)

出典:YCHARTS。2019年3月30日時点

現在、テキサス・インスツルメンツの配当利回りは2.9%で、アップルの配当利回りよりもかなり大きなものです。

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シスコ

アップルより大きい配当利回りを提供するもう一つのハイテク企業が、ネットワーキング技術大手のシスコです。

シスコは大量のフリーキャッシュフローを創出し、株主還元をためらいません。

記事執筆時点での配当利回りは2.59%です。

シスコのフリーキャッシュフローの推移(単位:10億ドル)

出典:YCHARTS。2019年3月30日時点

この10年ほどシスコのフリーキャッシュフローは増加傾向にあり、同様に配当も上昇しています。

シスコの配当推移(単位:ドル)

出典:YCHARTS。2019年3月30日時点

シスコは最も急成長している会社ではありませんが、ビジネスは拡大しており、アナリストは、2019年に4.8%、その後2020年に3.4%の売上高増を予想しています。

アナリストはまた、1株当たり利益(EPS)は2019年に18.1%近く増加し、その後2020年には9.7%の増加を予想しています。

シスコの事業は適切な方向に向かっているとみられ、株主は今後の増配も十分に期待できるかもしれません。

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