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投資における大きなミス(その1)

モトリーフール ・シンガポール支局、2019年3月12日投稿記事より

投資のミスを語ることで、後知恵バイアスを避け、行動に責任を持ち、よりよい投資選択ができるようになります。

このシリーズでは、行ってしまう可能性があるミスの種類と、その対処方法の例を示します。

これらのミスはすべて、14年間にわたる筆者自身の投資経験から来るものです。

ミスを語ることで、そこから学び、投資行動をいい方向に変えることができることを願っています。

では、まず3つのミスを見ていきましょう。

1.多額の配当のために投資する

これは初心者投資家の時に犯したミスでした。ある企業が資産売却をしたことで巨額の配当を支払うことを宣言し、今すぐ株式を購入すればその配当を受け取る権利があると発表されました。

この大チャンスをつかもうと思い、翌日にその企業の株式を購入しました。

ここでの問題は2つあります。まず、配当に関する発表の翌日に株式を購入したことです。

配当に関するニュースが出た後、同社の株価は上がっており、発表の前日よりも高値で購入していました。

もう1つの問題は株式が配当落ちした際に、株価が配当額を超えて暴落したため、差し引きでわずかな損失が発生したことです。

ここでの教訓は、資産売却後に支払われる巨額の配当は、売却後の翌年度の収益水準が前年度に達さない可能性があるため、持続可能でない可能性があるということです。

つまり、会社の見通しに長期的に影響を及ぼす可能性があります。そのため、配当が支払われると、株価はそれに応じて下がるでしょう。

2.廃れつつある業界への投資

2つ目の大きなミスは、業界が縮小し、これから伸びることがない企業の株式を買ったことでした。投資した企業は電話帳を配る事業を営んでいました。

この電話帳は百科事典並みの重さや掲載された情報量がある分厚いものであり、事業は広告プラットフォームで成り立っていました。

インターネットの成長とスマートフォンの台頭により、同社のビジネスモデルは一気に時代遅れになりました。

この企業がビジネスを成長させるためにどれだけの資本、リソース、努力を投入したとしても、負け戦を戦うことを意味していました。

最終的には私はミスを認め、損失を出してこの株式を売りました。

3.「コントラ取引」を回避する

このミスはおそらくこれまでで一番馬鹿げたミスでした。

投資家はコントラ取引を避けるようにしましょう。コントラ取引は主にマレーシアやシンガポールで行われており、利益を得るために購入後3営業日以内に株式を売却することを前提として、投資家が現金を授受することなく会社の株式を購入するものです。

市場のタイミングを図り、購入から3日以内に株価が上がることを予測することができるという愚かな考えを持っていました。

実際は、株価は心理学やマクロ経済ニュースを含むあらゆる種類の変動要因の影響を受けるため、短期的な変動は予測不可能です。

まとめ

上記の3つの例は、投資家が行う可能性のあるさまざまなミスのいくつかを挙げています。

この以降のシリーズで、過去に経験した多くのミスについて話していきます。


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