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ハイテク銘柄比較:ブロードコムがIBMよりも優れている理由

モトリーフール米国本社、2019年3月28日投稿記事より

大規模で収益性の高いテクノロジー企業は、投資家にとって非常に魅力的です。

そのような2つの会社は、ブロードコム(ティッカー:AVGO)とIBM(ティッカー:IBM)です。

ブロードコムの時価総額は約1,180億ドルで、世界で最も価値のある半導体企業の1つとなっています。

IBMの時価総額はそれよりやや大きく、およそ1,250億ドルになります。

どちらもほぼ同じ価値があるため、直接比較するのに適しています。

以下で、IBMよりもブロードコムの方が良好な投資対象と考えられる2つの理由を説明します。

より良い成長見通し

IBMは、2018年にようやく売上高減少の連鎖から抜け出し、1%の売上高成長を記録しました。

フリーキャッシュフローは119億ドルと大きいですが、それでも2017年の約130億ドルから減少しました。

2019年についてIBMは、2018年水準とほぼ横ばいの120億ドルのフリーキャッシュフローを見込んでいます。

アナリストは、2019年に売上高は2%減少し、2020年には0.2%増加すると予想しています。

一方ブロードコムは、2018年度に82億ドルのフリーキャッシュフローをもたらし、経営陣は2019年度に100億ドルのフリーキャッシュフローを予想しています。

ブロードコムはまた、買収する予定のメインフレームソフトウェア企業であるCAテクノロジーズの統合から財務的な追い風を得るでしょう。

これは、ブロードコムの中核戦略の一部でもあります。

同社は、成功を納めた一連のビジネスを維持・展開し、大規模な財務能力を利用して追加でビジネスを買収することを目指しています。

アナリストは、ブロードコムが2019年度に17.1%の売上高成長を達成することを予想しており、これは基本的にブロードコムのガイダンスに沿ったもので、その後2020年度には6.8%の成長が予想されています。

IBMは、売上高が減少していないことで出血はほぼ止まったとみられます。

そして、おそらく、クラウド向けソフトウェア大手企業のレッドハットの巨額買収により長期的には堅調な業績をあげる可能性がありますが、それでもIBMは成長企業ではありません。

ブロードコムは引き続き成長企業です。

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異なる成長見通しにもかかわらず同様のバリュエーション

ブロードコムの方がIBMよりも大幅に優れた成長見通しを持っていますが、ブロードコムとIBMは株価フリーキャッシュフロー倍率では大きくは異なっていません。

IBMの株式は、今年の予想フリーキャッシュフローの約10.42倍で取引されています。

それに対してブロードコムの株価は、2019年度の予想フリーキャッシュフローの約11.8倍で推移しています。

この指標で考えると、IBMはテクニカル的には割安ですが、ブロードコムには、良好な成長見通しと近年の実績を考えると優れた価値があるようです。

実際、IBMの株価は過去5年間で約26%下落していますが、ブロードコムは343%上昇しています。

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結論

ブロードコムがIBMよりも株価フリーキャッシュフロー倍率で著しく高かった場合には、選択は難しかったのですが、現状では同様の水準なので、ブロードコムの方が明らかに優れていると考えられます。

両社とも大量のフリーキャッシュフローを生み出し、株式は低いバリュエーションで取引されています。

しかし、長期的な売上高および利益の成長、そしてその結果としての株価上昇の可能性を考えると、ブロードコムの方がかなり有望との見方が強いでしょう。


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