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【米国個別株動向】リフトのIPOで買ってもおかしくない3つの理由

モトリーフール米国本社、2019年3月29日投稿記事より

米配車サービス(ライドシェアリング)2位のリフト(ティッカー:LYFT)は、29日金曜にナスダックに上場し、初値は87ドルでIPO(新規株式公開)価格の72ドルを上回りました。

多くの投資家は、赤字体質と高いバリュエーションのために、リフト株に対してかなり弱気です。

しかし、リフトに対して強気になりうる理由として以下が挙げられます。

リフト、全速力で疾走中

まずリフトが急激に成長しているということです。

2018年の売上高は2017年の倍以上になり、2017年の売上高は前年の3倍以上に増加していました。

実績売上の21億6,000万ドルに基づき、株価から算出される売上マルチプル(IPOの比較となる指標で、企業価値を売上で割ったもの)は10倍半ばと理想的ではありませんが、それでもリフトの急速な成長ぶりを考慮すると、著しく大きなものではないともいえます。

シェアリング経済、特にライドシェアリングが初期段階にあると考えれば、バリュエーションは追って整合性が取れるようになるかもしれません。

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ウーバーのIPOが控えていることがリフトの追い風に

ウーバー株は年内に公開される予定です。ウーバーとリフトの間には大きな差があります。

ウーバーの自己申告による財務報告では、2018年の売上高が113億ドルです。

現在、ウーバーの企業価値は約1,200億ドルと評価されていますが、リフトの時価総額の4~5倍となっています。

しかし、ウーバーの業績の勢いは著しく減速しています。

2018年の売上高は、リフトのペースを大幅に下回る43%増の伸び率でした。

売上高の伸びは、直近四半期で25%増まで減速しています。

リフトは、ウーバーと同様に食品配達や本格的な国際的拡大を検討していて、新たな成長ドライバーを模索しています。

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IPO投資だからといって必ずしも敬遠すべきではない

人気が高かったIPOで損失を被った投資家は多く、IPO投資に注意は必要です。

一部の企業は投資の出口戦略として上場を捉えており、上場後に良好な業績が続かないことがあります。

また、IPO株を下落させようとしている人々、またロックアップ(株式売却制限)期限切れ後に売却・現金化を狙う関係者からの圧力もあります。

それでも、新規公開株式の中には上場後も上昇し続けるものもあるので、十把一絡げに敬遠することもないでしょう。

通常の株式投資と同様、リスクに注意を払いながら、良い企業かどうか見定める必要があります。

リフトに関しては、いくつかの注意事項があります。

競争激化等によるドライバーの速度違反関連により昨年は9億1,130万ドルの赤字を出し、損失がさらに悪化しています。規制上のリスク等もあります。

また、新規公開企業は、しばしばその期待の高さの故、過去最高売上を更新し続けるかどうか見極める必要があります

このような規制リスクや過去最高の業績を更新し続けることへの期待等、リスクをはらみますが、市場の伸びしろや長期成長戦略も評価する必要があります。


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