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エヌビディア、トヨタとの自動運転車でのパートナーシップを拡大

モトリーフール米国本社、2019年3月26日投稿記事より

先週開催されたGPUテクノロジーカンファレンス(GTC)2019で、グラフィックチップ・リーダーのNVIDIA(エヌビディア、ティッカー:NVDA)が、多数のエキサイティングな新製品とパートナーシップを発表しました。

注目されているトヨタ自動車(ティッカー:TM、以下「トヨタ」)との自動運転分野での提携拡大も発表に含まれていました。

なお、GTCは毎年開催されるシリコンバレーイベントで、人工知能(AI)に関する重要な発表の場と見なされています。

エヌビディアは主力ゲームビジネスにおける苦闘とデータセンターの成長鈍化に直面しているため、今年のイベントは、先週火曜(19日)に同社が開催した年1回のインベスターデーとともに、多くの業界ウォッチャーや投資家の間で通常よりも重要性が高まりました。

エヌビディアとトヨタとの提携関係の拡大は、エヌビディアのさえない業績に悩んでいた投資家にとって朗報であり、おそらくGTCでの同社の最も重要な発表の1つでした。

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エヌビディアとトヨタのパートナーシップ

エヌビディアと、日本のトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)および米国のトヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)のチームとの新しいコラボレーションは、エヌビディアの「DRIVE AGX Xavier」自動運転コンピューター利用に関する継続的な関係の上に成り立っています。

エヌビディアのプレスリリースによると、コラボレーションには、自動運転車の開発、トレーニング、検証が含まれます。

具体的には、この提携には「エヌビディアGPUを使用したAIコンピューティングインフラストラクチャー、エヌビディアDRIVE Con​​stellationプラットフォームを使用したシミュレーション、およびDRIVE AGX XavierまたはDRIVE AGX Pegasusをベースとした車載AVコンピューター」が含まれます。コラボレーションの目標は、「多くの車種とタイプにまたがって拡張可能なアーキテクチャの開発、開発と生産のタイムライン加速」などです。

エヌビディアの自動車事業

エヌビディアの自動車プラットフォームは、4つのターゲット市場プラットフォームの中で最小であり、直近四半期の全売上高の6%強を占めています。

なお同四半期において、自動車プラットフォームの売上高は前年同期比23%増となり、プラットフォームの中では最高の伸び率でした。

プラットフォーム 2018年度第4四半期(2017年11月~2018年1月) 前年同期比 全売上高に占める割合(%)
ゲーム 9億5,400万ドル -45% 43%
データセンター 6億7,900万ドル +12% 31%
プロ向け映像関連製品 2億9,300万ドル +15% 13%
自動車 1億6,300万ドル +23% 6%
OEMおよびIP* 1億1,600万ドル -36% 5%
合計 22億1,000万ドル -24% 100%**

出典:エヌビディア。* OEM(相手先ブランドによる生産)、IP(知的財産権)。 **四捨五入なので、各プラットフォームを足しても100になりません。

しかし、前四半期の堅調な成長よりも桁違いに重要なのは、世界的に人間が運転する自動車から自動運転車への移行が長期的なトレンドになりつつあるため、エヌビディアの自動車事業には力強い成長に向けた長い道のりがあることでしょう。

今後5年以内には、完全自動運転車が米国全土で合法となることが予想されています。

当然のことながら、この分野では、ハイテク企業から他のチップメーカーまで、皆が巨大な市場になると予想されるものを求めているため、エヌビディアも競争激化に直面するとみられます。

しかし、エヌビディアは、自動運転車にAI搭載の頭脳を提供するリーダー企業として考えられています。

トヨタに加えて、メルセデスベンツやフォルクスワーゲンのアウディユニット、配車サービスのウーバーを含む多くのトップ企業が、エヌビディアと提携しています。


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