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【米国個別株動向】カーニバルの低調な決算に投資家は懸念

モトリーフール米国本社、2019年3月26日投稿記事より

カーニバル(ティッカー:CCL、CUK)の投資家は、同社の決算発表が低調だったため、ドラマミン(船酔い薬)を手に取ろうとしている可能性があります。

世界最大のクルーズ船運営会社の株価は26日、2019年度第1四半期(2018年12月~2019年2月)のまちまちな決算の発表後、大幅に下落しました。

第1四半期は季節的には低調ですが、同四半期の売上高は10.4%増の46億7,300万ドルに達しました。

カーニバルは歴史的には急速な成長企業ではありませんが、しかし過去5四半期のうちの3四半期の売上高は2桁増となっています。

ただし、売上高急増の大部分は新しい会計ガイダンス採用の影響によるものです。

旅客チケット収入(カーニバルの業績の中で大半のシェアを占める項目)は、第1四半期では小幅な1.6%増でした。

良くない利益状況

総利回り(基本的に停泊日あたりの収入を追跡し、クルーズラインの財務状況を測定するための重要な指標)は5.8%上昇しました。

通貨変動を調整した純利回りは0.5%上昇し、カーニバルが3ヶ月前に示していた目標をわずかに上回りました。

バランスシートの一番下の利益状況は良くありません。

調整後純利益(燃料デリバティブの未実現損益のボラティリティおよびその他の純費用を実質的に差し引いたもの)は、10%近く減少して3億3,800万ドル(1株当たり0.49ドル)となりました。

燃料コストが、カーニバルの利益率を削りました。

カーニバルは第2四半期については、通貨変動を除いたベースで横ばいの純利回りを予想しています。

燃料価格の変動と為替レートの変動により、純利益は0.08ドル押し下げられると見ています。

調整後EPSの予想レンジは0.56ドルから0.60ドルで、前年同期の0.68ドルを大きく下回るでしょう。

カーニバルはまた、調整後利益の通期予想を引き下げています。調整後1株当たり利益は、12月に予想されていた4.50ドル~4.80ドルから、4.35ドル~4.55ドルに引き下げられました。

通貨変動と燃料費の上昇による逆風は、今四半期以降も続くと予想されます。

乗客予約は堅調に推移しており、カーニバルは当初の売上高見通しを堅持しています。

しかし、弱まっている利益状況は、当然問題になるとの見方があります。


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