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株式比較:ベライゾンかジョンソン・エンド・ジョンソンか

モトリーフール米国本社、2019年3月24日投稿記事より

ベライゾン・コミュニケーションズ(ティッカー:VZ、以下「ベライゾン」)とジョンソン・エンド・ジョンソン(ティッカー:JNJ)は奇妙な組み合わせのように思えるかもしれませんが、実際には多くの共通点があります。

両社とも業界で主導的な地位を持ち、強力なブランド力を持ち、多額のフリーキャッシュフローを生み出し、そして多くの配当を払っています。

これらの事実は、安定性を重視するインカム投資家にとって理想的な選択肢です。

しかし、今日の投資家にとって、どちらがより良い選択肢なのでしょうか?

4%以上の配当利回りを持つ魅力的な4米国銘柄

成長の側面

ベライゾンは、ワイヤレス事業が売上高の大部分を占める主要電気通信会社です。

同社は、国内最高のワイヤレスネットワーク構築に多額の費用を費やし、他の多くの通信会社とは一線を画していることを消費者に印象づけてきました。

米国のワイヤレスビジネスはほぼ飽和状態にあり、大手ワイヤレスプロバイダーは主に価格、名前、ブランドの点で互いに競合しているため、このメッセージは​​重要です。

ベライゾンは、2018年第4四半期だけでも120万人を超える新しいワイヤレス顧客を獲得しているため、競合他社のTモバイル、AT&T、およびスプリントを引き離していると言えるでしょう。

ベライゾンにとって今後の大きなチャンスは、5Gワイヤレスネットワークへの移行です。

このワイヤレステクノロジーは、4Gネットワ​​ークより10倍速いため、自動運転車やワイヤレス仮想現実などの新しい市場への道を開くものと期待されています。

ベライゾンは5G移行における初期のリーダーであり、ウォールストリートは、先行企業の優位性が長期的な利益成長の推進に貢献すると考えています。

マーケットウォッチャーは現在、今後5年間でベライゾンの利益が年間9%以上成長すると予測しています。

それはベライゾンのような大企業にとっては非常に印象的です。

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、何十年にもわたり着実な投資を続けてきたヘルスケア企業です。

同社は、医薬品、医療機器、消費者向け製品の3つの大きな事業セグメントから利益を生み出しています。これらのいずれかのセグメントが不調に陥った時には、バランスを取り合います。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの製薬部門は、長年にわたり花形部門でした。

そして、Stelara、Darzalex、Imbruvicaなどの新薬は、同社のトップセラーであるRemicadeの弱点を相殺する以上のものです。

同社はまた、ロボット手術業界に参入し、医療機器部門の成長推進のために惜しみなく投資しています。

要約すると、ウォールストリートは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが今後5年間で年率6%強で利益を伸ばすと予想しています。

絶対的な水準としては悪いものではありませんが、ベライゾンにはやや及びません。

勝者:ベライゾン。

インカムの側面

ベライゾンとジョンソン&ジョンソンは、どちらも安定的に配当を出しており、何年も増配してきています。

ベライゾンは現在、4.4%という素晴らしい配当利回りを提供しており、これは一般的にS&P 500指数銘柄の配当利回りの2倍以上です。

配当は着実に増加してきていますが、純利益の約63%程度であり、極めて健全な水準とみられます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンも平均以上の利回りを提供していますが、現在のところ2.6%とベライゾンに比べると「かなり」低いものです。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当性向は63%で、ベライゾンの配当性向とほぼ同水準です。

過去10年間ではジョンソン・エンド・ジョンソンは、ベライゾンよりもはるかに大きく増配してきています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(青)とベライゾン(赤)の配当成長推移(%)

出典:YCHARTS。2019年3月22日時点

両社の配当性向は同じような水準なため、ベライゾンの4.4%という大きな配当利回りは、ここでも優位に立っています。

勝者:ベライゾン。

バリュエーション

両社は成熟産業であり、1桁台の成長しか見込まれていないので、ウォールストリートは両社に対してそれに応じたバリュエーションを付けています。

ベライゾンの株価は、実績利益の約16倍、予想利益の12.5倍で取引されています。

これらの数値は、一般的なS&P500銘柄と比較するとはるかに低いので、ベライゾンは割安株と見られているでしょう。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの株価は現在、実績利益の約25倍、予想利益の15倍で取引されているので、ベライゾンと比べるとやや割高です。

両社のバリュエーションはどちらも魅力的ですが、ベライゾンの方が割安な株と考えられます。

勝者:ベライゾン。

どちらが良いのか?

ベライゾンは現在、ジョンソン・エンド・ジョンソンよりも高い期待成長率、より大きな配当利回り、そして割安なバリュエーションとなっており、勝敗は明白です。

しかし、それは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが見落とされるべき、という意味ではありません。

同社は景気後退に強い業界で事業を展開しており、56年連続で増配してきました。

これは素晴らしい成果であり、いかなるインカム投資家もそのポートフォリオにおいて基盤の一つとすべき株です。

しかし、今回の比較においては、ベライゾンが明白な勝者と考えられます。


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