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英国の賃貸用不動産よりFTSE250の高配当利回りの不動産株式

モトリーフール・英国支局、2019年2月28日投稿記事より

英国では、賃貸用不動産は、第二の収入源および退職貯蓄を築くための確実な方法として見られています。

しかし、多くの地域で住宅価格が史上最高値を更新し、家主はコストの上昇に直面しています。

したがって、賃貸用不動産の賃貸料からお金を稼ぐのはそれほど簡単ではありません。

この記事では、賃貸用不動産よりも不動産株式への投資の方が、より高いリターンを享受する可能性が高いと考える理由を説明します。

なお、以下の数値は記事執筆時点のものです。

建設業者の記録的な業績成長

FTSE 250の建設業者、Bovis Homes Group(ティッカー:BVS、以下「Bovis」)は、2016年および2017年に同社の利益に悪影響を与えた建築品質スキャンダルから力強く回復しています。

2018年の決算発表では、税引前利益が前年同期比47.5%増の1億6,810万ポンドと市場予想を上回りました。

この利益の増加は、より多くの住宅を建設することによって達成されたのではありません。

同社が完成させた住宅の数は前年比3%の増加にとどまり、平均販売価格はわずか0.3%の上昇にとどまっています。

代わりに、Bovisのグレッグ・フィッツジェラルドCEOは、同社が建設する住宅の利益率を改善するためのいくつかの対策を講じました。

これらには、価格設定、仕様、および建設プロセスの変更が含まれます。

これにより、以前の同等の設計で建設された場合と比較して、利益率が3%向上したのです。

これらの変化は、住宅を購入する顧客も歓迎しています。

同社は、2018年の住宅建設連盟の調査で4つ星の顧客満足度を得られる見込みと述べました。

2017年にはたった2つ星でしたが、そこから大きく顧客満足度が上昇したのです。

好調な業績が9%の配当利回りをサポート

昨年の好調な業績により、Bovisの純現金残高は1億2,680万ポンドとなり、ウェリングボローでの合弁事業により、さらに6,800万ポンドのキャッシュが追加されました。

その結果、普通配当は20%増の1株当たり57ペンスとなりした。

Bovisはまた、一株あたり45ペンスの特別配当金を支払う予定であり、配当金は、合計で一株あたり102ペンスとなります。

それは9.5%もの配当利回りになります。

アナリストは、2019年も同様の配当性向を予想しています。

アナリストは、現在9.4%の配当利回りを見込んでおり、1株当たり100.4ペンスの総配当を予想しています。

それは最近の賃貸不動産の平均利回りより高い利回りであると思われます。

英国の経済見通しは依然として不透明ですが、同社によると、年初来の売上高は前年同期比15.7%増となりました。

そして、今年の売上高予想のほぼ半分はすでに確保されています。 同社株式は賃貸用不動産の代わりとなる不動産株式であると考えられます。

トゥイの8%の配当利回りは安定しているか?

First Choice、Hapag-Lloyd Cruises、Crystal Skiなどのブランドを持つ大手旅行代理店のトゥイグループ(ティッカー:TUI)が提供する8%の配当利回りの継続性ついては、あまり確信が持てないと見られます。

2月上旬に、同社が2019年夏に向けての利益率への圧力を警告した後、同社の株式は約20%下落しました。

当グループは、従前の10%成長という予測とは対照的に、今年は概ね横ばいになると予想されています。

アナリストは、今年の利益予想を約10%引き下げ、株価は今年の初めから30%下落しました。

これにより、株価は割安となり、予想PER7.7倍で配当利回りは8.1%となりました。

しかし、もっと悪いニュースが出てきたり、配当金が削減されるといった重大なリスクがあるものと予想されます。

以前、当グループの進捗を評価してきましたが、利益率が低下し見通しが不透明な今、当グループに投資するのは時期尚早だと考えられます。


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