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香港不動産市場などポジティブな展開へ

モトリーフール・香港支局、2019年2月22日投稿記事より

2018年の香港の投資家の悲観的な感情は、ほんの1年前の幸福感とは対照的なものでした。

確かに2018年は、株式市場の不調な業績、そして不動産市場の衰退を伴う厄介な年であったことは間違いありません。

2018年末まで、2019年の市場見通しに関するコメントは満場一致で否定的なものでした。

しかし、物事は昨年の見通し通りに進んでいません。

2019年の開始以来、投資家が予想していなかった3つのトレンドを見てみましょう。

なお、以下の数値は記事執筆時点のものです。

香港ハンセン株価指数(以下「HSI」)

香港株式市場は、2018年に弱気相場に入りました。

HSIは2018年1月末の33,154のピークから、第4四半期の25,000-26,000ゾーンに至るまで連続的に下落し続けました。

米中貿易戦争をめぐる不確実性と相まって、市場関係者は2019年の低迷を予想していました。

一部のコメンテーターは、HSIが22,000台の範囲まで落ち込むことさえ予測していました。

今年1月以来、HSIは27,000-28,000の範囲まで2,000ポイント以上上昇し、マーケットの予測をよい意味で裏切っています。

その上昇は、2018年12月以来の米中貿易協議に関する明るいニュースと、FRBのハト派的な姿勢によってもたらされました。

もう一つの重要な推進力は中国です。

上海総合指数は1月に同様の回復を示しています。

今後、HSIの傾向は、上記の要因が今年の残りの期間でどのように働くかによって異なります。

米中貿易戦争における知的財産、技術移転、政府補助金などの根本的な問題は、1~2年以内には解決されません。

しかし、2019年内には、多国間協定のように、両国が何らかの妥協を図ろうとすることが予想されます。

そして、中国政府は積極的な財政と金融政策による経済の安定化に取り組んでいます。

これらの景気刺激策の詳細については、3月に開催される全国人民代表大会および中国人民政治協商会議で発表される予定です。

米国の金利

FRBの金融政策を予測することは不可能です。

S&P 500の年末の反発の要因の1つは、12月にFRBの政策がハト派に転じたことです。当

時、ほとんどのアナリストは、長い米国の強気相場が終わりに近づいているかについて議論を続けていました。

金融政策を決める主な要因は、米国経済の状態です。最新の経済指標は強く見えます。

非農業部門雇用者数は、1月と2月ともに事前予想を上回りました。

同時に低賃金の広がり、小売販売の鈍化など、減速の可能性を裏付ける兆候も見られます。

また、貿易戦争は、米国経済にも多くの負担がかかります。

これらを考慮すると、FRBは2019年には最低限の利上げしか行わないものと考えられます。

香港の金利に関して考慮すべき要素は、銀行システムにおける高いレベルの市場流動性です。

したがって、プライムレートの上昇は、米国よりも遅れるでしょう。

香港の不動産市場

2018年7月以来、香港の不動産価格は上昇から一転して下落基調にあります。

それ以来、マイナスの感情が市場を支配しました。

市場では、満場一致で2019年の継続的な低迷に伴う30%の不動産価格下落を予想していました。

1997年から2003年にかけての不動産市場の暴落時と同様に、最大60%の下落を予測する人もいました。

確信するには時期尚早ですが、前の2つの要因、すなわち株式市場と金利がやや強気に転じたことで、市場センチメントは幾分改善しています。

最新の市場予測は、はるかにポジティブであり、一部のアナリストは楽観的にも2019年の回復を予想しています。

1月には、Sun Hung Kei(0016)やHenderson Land(0012)などの不動産株は好調に推移しています。

貿易戦争のリスクとそれが中国経済に与える影響は、依然としてかなりのものです。

しかし、上記のすべてのことを考慮すると、2019年にマーケットが崩壊することはないと考えられるでしょう。


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