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注目される「配当貴族」3銘柄

モトリーフール米国本社、2019年3月14日投稿記事より

米国株式の「配当貴族(25年以上連続して増配を実施している会社)」は、長期投資の手段として常に検討する価値があります。

現時点において、これらのエリートインカム株式は、ほぼ30年連続で広範な市場パフォーマンスを上回ってきました。

配当貴族株として注目されているのは、アッヴィ(ティッカー:ABBV)、ペプシコ(ティッカー:PEP、以下「ペプシ」)、そしてマクドナルド(ティッカー:MCD)の3社です。

アッヴィ:完璧な購入の機会

イリノイ州を拠点とする製薬会社のアッヴィは、元親会社のアボット・ラボラトリーズの増配記録を受け継いでおり、配当貴族です。

たとえそうだとしても、このトップバイオ医薬品企業は、配当貴族に相応しい多くのことをしてきました。

例えば、2013年に公開されて以来、アッヴィは、大型株が多いバイオ医薬品業界で最速の168%という驚異的な増配を達成しました。

過去5年間の最高の配当成長率と業界トップクラスの売上高成長にもかかわらず、アッヴィの株式は2019年に投資家の支持を失いました。

株価は年初来から14%以上下落しています。

これは、世界で最もよく売れている同社の抗リウマチ薬Humiraが米国で2023年に特許保護を失うと、同様の収入を生むような代替措置を取ることができないのでは、と投資家が考えているためとみられます。

しかし、アッヴィには、Humiraの独占権喪失から生じる将来の売上の落ち込みを十分に補うであろう5つの有望な薬があります。

具体的には、同社のがん治療薬関連では、ImbruvicaとVenclextaが急速に成功しつつあります。

新しい子宮内膜症治療薬Orilissaは緩やかに立ち上がると予想されていますが、その後10年以内に大ヒットとなるでしょう。

C型肝炎治療薬であるMavyretは、少なくともさらに8年間は安定した収入源であり続けるとみられます。

そして高い価値を持つ2つの免疫学関連薬(risankizumabとupadacitinib)は、どちらも今年後半に規制当局の承認を得るはずです。

結論としては、アッヴィは、その幅広い製品ポートフォリオと最先端の臨床パイプラインのおかげで、配当貴族のステータスを長期的に維持することにはほとんど問題がないはずです。

ペプシ:ドリンクとスナックの頑健な巨人

近年、ペプシおよび飲料業界全体で大きな話題となっているのは、ソーダ需要の減少です。

もし、ペプシのビジネスが砂糖分が多い飲料にあまりにも依存している場合、同社の好業績の継続性や株主への現金還元能力について懸念が生じる可能性があります。

しかし実際には、同社はかなり多角化しており、堅実な業績を継続するための規模とインフラの強みを享受しています。

ペプシの北米飲料セグメントは、2018年の売上高の約32.5%を占め、スナック部門のフリトレーやクエーカーが本格寄与しています。

そして海外市場での品揃え変更も完了しました。

特にフリトレー部門は、国内のソーダ販売が悪化している中、堅調な業績達成に貢献し、この結果ペプシは2018年に4%の本源的売上高成長を記録することができました。

米国内のソーダ需要の減速は業績に悪影響を及ぼしましたが、市場の変化は急激なものでも劇的なものでもありません。

そして、ペプシは、市場動向の変化に応じて飲料ポートフォリオを変更し続ける合理的なスケジュールを示しています。

また、ペプシは、国際的な流通ネットワークを活用し、成長余地のある地域で売上拡大を図っています。

ペプシの配当利回りは約3.2%で、47年連続して年間ベースで配当を上げています。

ビジネスは堅調に推移しており、今後の配当をカバーするコストが実績フリーキャッシュフローの60%という適切な配当性向になっているため、投資家は今後数十年間は安定した連続配当成長を期待できるでしょう。

マクドナルド:ファストフード業界の王様

ファストフード業界の世界的リーダーであるマクドナルドは、一貫して良好なリターンを投資家に提供し続け、43年連続で毎年増配してきました。

現在の配当利回りは2.6%で、直近では2018年9月に四半期配当を15%増やして1.16ドルとなっています。

配当性向は61.5%と適切なもののため、増配は毎年15%より高くはならないかもしれませんが、それでも投資家は連続増配を期待できるでしょう。

多くの配当貴族と同様に、マクドナルドは、景気後退期や市場低迷時に回復力のあるディフェンス株を探している投資家にとって素晴らしい選択肢です。

ファストフード・レストランチェーンとして、都市中心部、高速道路の出口、ショッピングモール、空港などで安くて手軽な食べ物を提供することで、マクドナルドのビジネスは、経済や消費動向の変動にかかわらず比較的安定しています。

同社のフランチャイズモデルは、人件費のようなコストを直接負担していないため、経済変動からさらに守られています。

また、他の業界と同様、ファストフード業界もチポトレのようなカジュアルチェーンの影響や宅配の人気で進化していますが、マクドナルドもそのような動向に対応して店舗を改造したり、ウーバーイーツと宅配で提携しています。

ファストフード業界の複雑さは時間とともに変化するかもしれませんが、早く、安く、手軽な食べ物へのニーズが続く限り、そういった需要にマクドナルドほど応えられる企業はないでしょう。


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