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世界的指数であるS&P500に連動するETFを国内・海外で比較

S&P500は米国の代表的な株価数です。

この記事では、S&P500に連動する国内、海外ETFの比較を行います。

銘柄ごとに特徴が異なるので、投資する際の参考にしてみてください。

S&P500とは

S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している株価指数です。

「ニューヨーク証券取引所」、「NYSE America」、「NASSDAQ」などアメリカの証券取引所に上場している代表的な500銘柄で構成されています。

S&P500は「時価総額加重平均型」の株価指数です。

時価総額とは、株価に上場株式数を掛けた値で、1941年から1943年の時価総額の平均を10として、現在の時価総額がどの程度なのかを表しています。

2019年2月現在、S&P500の値は2800前後なので、約280倍になっているということになります。

S&P500は、時価総額ベースで米国市場の80%をカバーしているので、米国株式市場全体の動向を見るには便利な指数です。

米国の代表的な株価指数としてNYダウ平均もありますが、NYダウ平均は構成銘柄が30銘柄ですので、S&P500の方がより米国株式市場をカバーしているといえます。

そして、ETFを通じてS&P500に投資することができます。

ETFとは

ETFは”Exchange Traded Fund”の略で、「上場投資信託」と呼ばれます。

S&P500など特定の株価指数に連動する運用成果を目指して運用される、インデックス型の投資信託です。

投資信託の特徴に加えて、株式市場に上場しているので、株式と同じようにリアルタイムで取引することができます。

いわば、投資信託と株式市場の特徴を合わせた商品といえるでしょう。

ETFとは?仕組みや投資信託との違い、メリット・デメリットを解説

国内ETFと海外ETFを比較

ETFには、東京証券取引所に上場している「国内ETF」と、米国など海外の取引所に上場している「海外ETF」の2種類があります。

S&P500は世界中で人気がある株価指数なので、国内ETF、海外ETF(米国)どちらでも取引することができます。

ただし、海外ETFは外国株と同じ扱いになっているので、外国株を取り扱っている証券会社で購入する必要があります。

国内ネット証券では、SBI証券、楽天証券、マネックス証券で海外ETFを購入することができます。

国内ETFと海外ETF(米国)の違いは、主に次の3つです。

米国ETFはドル建て

米国に上場されているETFを購入する場合、米ドル建てで買うことになります。

そのため、為替リスクがあります。

コストの違い

ETFのコストには、「売買手数料」と「信託報酬」の2種類があります。

それぞれの違いを見ていきましょう。

売買手数料

海外ETFを購入することができるネット証券3社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)で比較してみましょう。

売買手数料は国内ETFの方が安くなります。

SBI証券や楽天証券では10万円以下の手数料が無料になるコースもありますし、マネックス証券でも100円程度です。

10万円以上の手数料も各社異なりますが、0.05%~0.1%程度と非常に低コストです。

しかし、米国株が取引できるネット証券3社では、海外ETFは1取引あたり約定代金の0.45%、最低手数料5ドル(約550円)となっています。

売買コストは海外ETFの方がかかることになります。

②信託報酬

信託報酬とは、「保有コスト」です。

ETFを保有している間、管理・運用してもらうコストとして毎日かかる費用です。

例えば、S&P500を対象にしたETFでは、海外ETFで一番安い「iシェアーズ・コア S&P500」の信託報酬が0.04%、国内ETFで一番安い「SPDRS&P500 ETF」の信託報酬は0.0945%と倍以上の差があります。

たいした差ではないと感じるかもしれませんが、保有する間かかるコストですので、長期で保有する場合は、信託報酬の差が大きくなります。

以上をまとめると、

売買コスト…国内ETF < 海外ETF

保有コスト国内ETF > 海外ETF

となります。

S&P500ETFの銘柄を紹介

それでは、具体的な銘柄を見ていきましょう(数字は2019年2月現在)。

S&P500対象国内ETF

上場インデックスファンド米国株式(S&P500(1547)

  • 売買単位…10口
  • 最低買付金額…33,050円
  • 純資産総額…53.6億円
  • 信託報酬…0.162%
  • 管理会社…日興アセットマネジメント

日興アセットマネジメントが運用している円換算したS&P500に連動しているETFです。

3万円前後から気軽に購入することができます。

iシェアーズ S&P500 米国株ETF(1655)

  • 売買単位…1口
  • 最低買付金額…2,189円
  • 純資産総額…39.6億円
  • 信託報酬…0.162%
  • 管理会社…ブラックロック・ジャパン

世界最大規模の資産運用会社である、ブラックロック社が運用するS&P500連動型のETFです。

2,000円前後と少額から買えるのが魅力です。

信託報酬は0.162%となっています。

③SPDRS&P500 ETF(1557)(SPY)

  • 売買単位 …1口
  • 最低買付金額…30,750円(269.93ドル)
  • 純資産総額…272,640億円
  • 信託報酬0.0945%
  • 管理会社 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ

東京証券取引所に上場しているS&P500を対象にしたETFです。

もともとは米国市場に上場している海外ETFですが、円建てでも取引することができます。

海外、国内どちらでも取引可能ですが、国内ETFでは出来高が少ないことがデメリットです。

S&P500対象海外ETF

iシェアーズ・コア S&P500IVV

  • 売買単位…1口
  • 終値…271.55ドル
  • 純資産総額…154,524(百万米ドル)
  • 信託報酬…0.04%
  • 管理会社…ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ

先ほどご案内した「Iシェアーズ S&P500 米国株ETF(1655)」と同じ、世界最大規模の資産運用会社であるブラックロックが販売するS&P500を対象とするETFです。

信託報酬が0.04%と圧倒的な低コストを実現させています。

バンガード・S&P500(VOO)

  • 売買単位…1口
  •  終値…248.01ドル
  • 純資産総額…99,920(百万米ドル)
  • 信託報酬…0.04%
  • 管理会社…ザ・バンガード・グループ・インク

低コストのインデックス会社として有名なバンガードが運用するS&P500連動型ETFです。

米国株と同じように取引することができます。

信託報酬はIVVと同じように0.04%と低コストを実現しています。

最後に国内・海外ETFの比較表を見てみましょう。

まとめ

今回はS&P500に投資できるETFの比較を行いました。

国内ETFは気軽に購入できる点や、売買手数料が安いのがメリットです。

海外ETFは純資産総額が大きく、流動性が高いのが特徴です。

また、保有コストの信託報酬が国内ETFよりも安くなっています。

自分の好みや投資スタイルにあったETFで、S&P500への投資を検討してみてはいかがでしょうか。


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