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海外ETFとは?メリット・デメリットと人気銘柄5選

ETF(上場投資信託)は、証券取引所に上場している投資信託です。

国内だけでなく、海外のETFもあります。

しかも、国内ETFは200銘柄前後であるのに対し、海外ETFは5,000銘柄以上。

国内のネット証券でも300銘柄以上取り扱っているので、国内ETFよりも種類が豊富です。

今回は、海外ETFの特徴や、メリット・デメリットと合わせて、人気が高い銘柄を紹介していきます。

海外ETFの特徴

海外ETFとは、米国や香港、ロンドンなど海外の取引所に上場している投資信託です。

一般に、海外の取引所に上場しているETFは「海外ETF」、東京証券取引所に上場している外国籍のETFは「外国ETF」と呼ばれています。

海外ETFは、国内ETFで取り扱っていない海外の株価指数に連動するETFなどに投資することができます。

海外の企業を個別に選んで投資する手間が省けるうえに、低い保有コスト(信託報酬)となっています。

日本のETF市場は、急成長しており、純資産残高は2017年12月末時点で30兆円超。

しかし、世界全体のETF残高は201712月末時点で4.7兆ドル(約530兆円)にもなっています

毎年ETFの残高は大きく増えているのです。

地域別で見るとアメリカが70.8%を占めており、銘柄数・資産規模ともにトップクラスです。

続いてヨーロッパ16.6%、日本5.7%となっています。

それでは、海外ETFのメリットを確認していきましょう。

海外ETFのメリット

銘柄数が多い

国内のETFの銘柄数は、2017年末時点で230本。

これに対して世界の市場には5,311本のETFが上場しています。

SBI証券や楽天証券などのネット証券では、約300本程度の海外ETFを購入することができ、国内ETFより取扱いが多くなっています。

信託報酬が安い

ETFは保有コストとして信託報酬がかかります。

信託報酬とは、ETFを運用・管理してもらうためのコストで、保有している間に払い続ける費用です。

長期で保有するほど信託報酬のコスト負担は増します。

通常の投資信託も信託報酬がかかり、0.5~2%程度が一般的です。

ETFの信託報酬は、さらに下がりますが、海外ETFの方が国内ETFより安くなります。

例えば、海外ETFで最も信託報酬が安い「SPDR Prtf 米国トータル・ストック・マーケットETF」の信託報酬は0.03%。国内ETFでは、iシェアーズ・コア・TOPIXETFの0.06%で、約半分のコストになっています。

リアルタイムで購入することができる

海外ETFは、通常の株式と同じように取引することができます。

例えば、アメリカのETFならば、日本時間の夜に取引が開始(22時30分:夏時間23時30分)されるので、日中仕事をしている方でも、リアルタイムで取引可能です。

通常の投資信託は、申し込んだ日と基準価額が決まるタイミングが異なるため、いくらで買えるか正確な値段がわかりません。

ETFは、自分の買いたい、売りたい値段で取引することができます。

海外ETFのデメリット

それでは、海外ETFのデメリットについても確認していきましょう。

売買手数料がかかる

海外ETFを購入する方法は、外国株の取引と同じです。

ですから、国内ETFよりも手数料が割高になります。SBI証券や楽天証券などで海外ETFを購入する場合、手数料は約定代金の0.45%(最低手数料5ドル)となっています。

また、為替手数料0.25円がかかります。

為替リスクがある

海外ETFは、基本的に外貨建ての取引となります。

ですから、アメリカのETFを購入した場合、ドル建てでは利益がでていても、為替レートによっては円建てで損失になってしまう場合もあります。

ネット証券の中には円建てで取引できたり、為替手数料を低くしたりすることもできるので、なるべく為替リスクを減らすようにしましょう。

海外ETFで人気が高い銘柄

それでは、海外ETFで人気の高い銘柄を見ていきましょう。

運用会社では、ブラックロックとバンガードのETFが人気です。

ブラックロックのETF

ブラックロックのETFである「iShares(iシェアーズ)」シリーズは、世界シェアトップで、運用会社別ETF運用資産残高で37.4%(2017年9月末)を占めています。

国内でも96本のETFを運用していますが、全世界では857本のETFが運用されています。それでは、人気が高い銘柄を見ていきましょう(データは2018年12月末)

iシェアーズ・コア S&P500ETFIVV

  • 価格…249.33ドル
  • 純資産残高…151,348(百万米ドル)
  • 信託報酬…0.04%
  • 主な販売会社…SBI証券、マネックス証券、楽天証券

米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動することを目指すETFです。

組み入れ銘柄上位はマイクロソフトやアップル、アマゾンなど世界を代表する企業が組み込まれています。

信託報酬が0.04%と圧倒的な低コストで運用することができます。

出典:モーニングスター

iシェアーズ 米国優先株式ETFPFF

  • 価格…33.9ドル
  • 純資産残高…13,759(百万米ドル)
  • 信託報酬…0.48%
  • 主な販売会社…SBI証券、マネックス証券、楽天証券

S&P米国優先株式インデックスの価格および利回りと同水準の投資成果を目指します。

優先株とは、普通株式に比べて配当金を多く受け取れる株式です。

そのかわり、株主総会での議決権はありません。

過去12ヶ月の分配金利回りは6.31%と高配当です。配当は年12回なので、毎月分配金を受け取ることができます。

ただし、投資セクターが金融に偏っているので、分散効果はあまりありません。

高配当なので、中長期運用に適しています。

出典:モーニングスター

バンガードのETF

ブラックロックの「iShares」シリーズに続いてバンガードも人気が高いETFです。

世界シェアは19.0%と第2位。

ただし、日本国内ではisharesよりも人気が高くなっています。

それでは、人気銘柄を見ていきましょう。

バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT

  • 価格…65.08ドル
  • 純資産残高…12,269(百万米ドル)
  • 信託報酬…0.1%
  • 主な販売会社…SBI証券、マネックス証券、楽天証券

国内で最も人気がある海外ETFです。

なんといっても投資先が世界47ヶ国8,000銘柄以上、全世界の時価総額の98%以上をカバーしているというのが特徴です。

地域別では、北米59.02%、ヨーロッパ20.18%、日本8.09%となっています。

また、世界中の大型株・中型株・小型株に投資しているのに関わらず、信託報酬はわずか0.1%という低コストを実現しています。

長期的な世界経済の成長を享受したいという投資家にとって最適な金融商品です。

出典:モーニングスター

バンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI

  • 価格…126.43ドル
  • 純資産残高…96,063(百万米ドル)
  • 信託報酬…0.04%
  • 主な販売会社…SBI証券、マネックス証券、楽天証券

CRSP USトータル・マーケット・インデックスのパフォーマンスに連動することを目指すETFです。

米国株式市場のほぼすべての銘柄(大型・中型・小型)をカバーしています。

「トータル・ワールド・ストック」は世界、「トータル・ストック・マーケット」はアメリカの株式をカバーしています。

米国経済に丸ごと投資したい人向けのETFです。

また、信託報酬が0.04%と非常に安いのも魅力です。

出典:モーニングスター 

バンガード・米国高配当株式ETFVYM

  • 価格…77.32ドル
  • 純資産残高…21,802(百万米ドル)
  • 信託報酬…0.08%
  • 主な販売会社…SBI証券、マネックス証券、楽天証券

高配当の米国株に投資するETFです。

年4回の配当で、配当利回りは3.5%前後になっています。

信託報酬が0.08%と安く、組み入れ銘柄も約400銘柄と多いのが特徴です。

一般的な高配当ETFと比べると銘柄数が多いので、分散効果があります。

出典:モーニングスター

まとめ

今回は海外ETFについて解説してきました。

国内ETFよりも低コストで、より分散効果が大きい海外ETFは投資対象として魅力です。

ただし、売買コストがかかることや、為替リスクがあることに注意しましょう。


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