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配当貴族指数とは?日米の指数比較と投資するための4つの方法

株式投資の魅力に「配当」があります。

配当とは、企業が稼いだ利益の一部を株主へ支払うものです。

インカムゲイン投資として人気がある配当ですが、さらに長期にわたり毎年配当を増やしている企業を「配当貴族」呼びます。

この記事では「配当貴族」を対象にした「配当貴族指数」についての日米の比較と、実際に投資するための方法をご紹介していきます。

まずは、配当貴族指数の定義から見ていきましょう。

配当貴族指数とは

配当貴族指数とは、一定期間以上連続して増加している優良株を、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している株価指数のことです。

中でも、S&P500の構成銘柄のうち、25年間連続して毎年増配している優良大型株のパフォーマンスを測定しているS&P500配当貴族指数が有名です。

過去10年間のパフォーマンスをS&P500指数を比較したチャート以下のようになります。

青のラインが配当貴族指数です。


出典:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス

過去10年間の年次リターンは16.24%。S&P500の14.43%を上回る結果となっています。

S&P500配当貴族指数の算出日は2005年5月です。

構成銘柄は53銘柄で、セクター構成ウエイトは次のようになっています(2019年1月末時点)。

出典:S&P500ダウ・ジョーンズ・インデックス

1位のConsumer Staplesとは「生活必需品」です。2位のIndustrialsは「資本財」、3位のMaterialsは「素材」です。

上位3業種で56.8%を占めています。

参考にS&P500のセクター構成も見てみましょう。

出典:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス

S&P500の1位はInformation Technology(情報技術)、2位はHealth Care(ヘルスケア)、3位はFinancials(金融)となっています。

配当貴族指数の構成銘柄とはだいぶ違うことがわかります。

ウエイト上位銘柄は次のようになっています。

出典:S&P500ダウ・ジョーンズ・インデックス

銘柄は、25年連続で増配しているという条件の他に、時価総額が30億ドル以上、1日の平均出来高が500万ドル以上など、時価総額・流動性に問題がない銘柄が選ばれています。

米国の配当貴族指数に投資するには?

米国の配当貴族指数に投資できるファンドを2つご紹介します。

1)野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(201812月時点)

  • 基準価額…10,916円
  • 純資産総額…4億円
  • 信託報酬…年54%(税込)
  • 運用会社…野村アセットマネジメント

S&P500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行うファンドです。

運用実績の推移は以下のようになります。

出典:野村アセットマネジメント

2SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン(201812月時点)

  • 基準価額…12,078円
  • 純資産総額…84億円
  • 信託報酬…年594%(税込)
  • 運用会社…三井住友トラスト・アセットマネジメント

こちらも、S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指します。

投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。

基準価額の推移は以下のようになっています。

出典:三井住友トラスト・アセットマネジメント

日本版配当貴族指数(S&P/JPX配当貴族指数)とは

日本でも、日本取引所グループと東京証券取引所、S&P500ダウ・ジョーンズ・インデックスが共同で日本版の配当貴族指数を算出することになりました。

ただし、米国のように25年連続増配している企業は少ないので、過去10年間以上連続して増配している企業を算出します。

具体的には、TOPIX(東証株価指数)を構成する中で、時価総額(500億円以上)・流動性(1日3億円以上の売買代金)基準を満たす銘柄について、10年以上にわたって配当水準を維持、または増配した銘柄で構成されています。

S&P/JPX配当貴族指数は、スマート・ベータ指数として開発されました。

スマート・ベータとは、企業の売上や配当、ROE(自己資本利益率)など一定の基準で選定された銘柄で構成される指数です。

日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など、株価指数並みの投資成果を目指す「パッシブ運用」と、ファンドマネージャーが銘柄を選んで株価指数を上回る投資成果を目指す「アクティブ運用」の中間に位置する運用方法です。

セクター別内訳は以下のようになっています。

出典:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス

1位はIndustrialsで「資本財」です。

2位はFinancialsで「金融」、3位はConsumer Discretionaryで「一般消費財」となっています。

この3業種で54.5%を占めています。

構成銘柄上位は次のようになっています。

銘柄コード 銘柄名
1 1833 奥村組
2 2914 JT
3 2651 ローソン
4 4502 武田薬品
5 9504 中国電力
6 9437 NTTドコモ
7 8766 東京海上HD
8 8308 りそなホールディングス
9 8410 セブン銀行
10 8729 ソニーフィナンシャル

 S&P/JPX配当貴族指数に連動するファンド

それでは、日本版配当貴族指数に投資できるファンドをご紹介します。

1SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン(201812月時点)

  • 基準価額…11,809円
  • 純資産総額…15億円
  • 信託報酬…年4536%(税込)
  • 運用会社…三井住友トラスト・アセットマネジメント

S&P/JPX配当貴族指数(配当込み)に連動する投資成果を目指すファンドです。

49銘柄で構成され、平均配当利回りは3.32%となっています。

基準価額の推移は以下のようになっています。

出典:三井住友トラスト・アセットマネジメント

また、東京証券取引所にS&P/JPX配当貴族指数を対象としたETFである「One ETF 高配当日本株」が上場しています。

ETFは証券取引所に上場している投資信託です。

21494 One ETF 高配当日本株

  • 売買単位…1口
  • 最低買付金額…17,420円
  • 純資産総額…108.1億円
  • 信託報酬…0.3024%
  • 分配金利回り…2.44%

過去の値動きは以下のようになっています。

出典:ヤフーファイナンス

まとめ

今回は配当貴族指数について見てきました。

米国では25年、日本では10年以上連続増配を行っている企業が選ばれています。

配当はインカムゲインとして株式投資の魅力となっています。

さらに、その配当が毎年増えるということは、株主重視の経営をしていることです。

配当貴族に選ばれている銘柄の中から好きな銘柄を選んでもいいですし、配当貴族指数に連動する投資信託やETFを購入してもいいでしょう。

インカムゲイン投資の幅を広げる手法として、配当貴族指数を参考にしてみてください。


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