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2019年のシンガポール産業用不動産の見通し

モトリーフール・シンガポール支局、2019年1月4日投稿記事より

シンガポールの産業用不動産の価格は、過去3年間で連続して下落しています。

2019年には、今後数年にわたってシンガポールの産業用不動産投資信託(REIT)に影響を与える可能性がある3つのマクロ要因があります。

産業用地への弱い需要

1つは、産業用地への需要が依然として弱いことです。

2018年下半期に確認された4つの産業用地への入札のうち2つは、JTC Corporation(シンガポールの産業、商業地区の開発、管理を主に行う法定機関、以下「JTC」)によって、入札価格が低すぎると見なされたため、認められませんでした。

また、JTCは最近、産業用地売却プログラムに基づいて提供される産業用地の量を2018年の12.59ヘクタールから2019年前半に11.86ヘクタールに減らしました。

産業用地の新規供給は、2016年と2017年の200万平方メートルから2018年にはわずか100万平方メートルと急激に減少しています。

2021年の新しい産業用地の提供予定は50万平方メートル未満です。

空室率の減少と稼働率の上昇

2018年には、賃料と空室率の2つが底打ちしたようです。

すべての産業用不動産の四半期賃料指数は、2018年第1四半期の91.1から2018年第3四半期には90.9へと、わずかな低下ですみました。

さらに、すべての産業の稼働率は2018年第3四半期に89.1%に上昇し、1年前から0.5%上昇しました。

シンガポールの産業用REITが2019年に賃料を引き上げることができるとは思いませんが、賃料の下げ止まりと稼働率の漸進的な上昇は、2019年の産業用REITの高い利益を確実にするでしょう。

産業地区

3つ目に、産業地区に焦点を当てているシンガポールの産業用REITは、他のREITよりも良い結果をもたらす可能性があります。

あらゆるタイプの産業用スペースの中で、産業地区は最も回復力があり、賃貸料が上昇している唯一の地区です。

産業地区の四半期賃料指数は、2018年第3四半期現在、112のままです。これは、最悪のパフォーマーである倉庫とは対照的です。

倉庫は、賃貸指数が85.1で下落し続けています。

2019年と2020年には、8万平方メートルの産業地区だけが稼働すると予想されています。

この地区は、235万平方メートルの1社専用に作られたビル、多数のテナントが入るビル、および倉庫スペースに利用できます。

事前に契約したテナントを持つ傾向がある産業地区でより大きなポートフォリオを持つ産業用REITに焦点を合わせることは、投資家にとって賢い選択かもしれません。

結論

全体的に見て、シンガポールの産業用不動産への供給は底打ちしているように見えます。

そして、これはシンガポールの産業用REITにとってのターニングポイントとなり、購買の機会となる可能性があります。


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