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優れた長期投資戦略としてのクオリティ投資

モトリーフール・イギリス支局、2018年12月28日投稿記事より

長期にわたり驚異的な結果を生み出すことができる投資戦略について紹介します。

これはウォーレン・バフェット、テリー・スミス、ニック・トレインなど世界のトップ投資家によって使用されている戦略です。

バリュー投資や成長投資ではなく、「クオリティ投資」として知られている戦略です。

なお、以下の数値は執筆時点のものです。

クオリティ投資

クオリティ投資は、安定した利益を生み出すことができるハイクオリティ(質の高い)企業に長期にわたって投資するものです。

これは、株価収益率などのバリュエーション指標に焦点を当てるのではなく、企業の収益性、財務力、そして最も重要な持続性に注目するという独自の戦略です。

投資の前提は、長期にわたって高レベルの収益を持続的に生み出すことができる企業を見つけることで、株主の富の最大化が可能になるというものです。

素晴らしいパフォーマンス

この戦略を利用している投資家のパフォーマンスを見ると、この戦略が成り立つものであることがわかります。

たとえば、テリー・スミスのグローバルファンドであるファンドスミスは2010年の設定以来、年率約19%の素晴らしいリターンを上げています。

同様に、ニック・トレインの英国株式ファンドは、2006年の設定以来、FTSE All-Share指数のほぼ3倍のリターンとなっています。

ウォーレン・バフェットに関しては、1964年に1,000ポンドを投資していたとしたら、2017年には2,400万ポンドほどになったでしょう。

クオリティ指標

では、ハイクオリティ企業とはどのようなものでしょうか。

まずは高いレベルの利益を生み出すことができます。

高い利益率を持ち、また高い自己資本利益率(ROE)や高い使用資本利益率(ROCE)もあるでしょう。

こういった企業は、非常に効果的に利益を生み出すことができます。

多くの場合、これは強力なブランドを持っているなどの競争上の優位性から生じるものです。

ハイクオリティ企業は持続性もあります。

景気循環を通じて利益を生み出し続けることができます。

つまり、市場の低迷時にも安定性を提供します。

ハイクオリティ企業は長期的な配当成長実績を持つことが多く、これも大きなプラスとなります。

また、ハイクオリティ企業には強い財務力があります。

低債務、高い金利カバレッジ率、良好なキャッシュフロー、そして十分な流動性があることを意味します。

繰り返しになりますが、これはつまり、景気後退局面でも脆弱ではないことを意味します。

株式の例

FTSE 100指数には、ハイクオリティ企業の株式が多数あります。

ユニリーバとディアジオはどちらも売上高、利益、配当を増加し続けてきた素晴らしい長期実績があることからハイクオリティ株式として分類できます。

どちらもニック・トレインの英国ポートフォリオの中で大きな割合を占めています。

同様に、テリー・スミスの トップ保有株の1つであるレキットベンキーザーも、ハイクオリティとして分類されるFTSE 100の株式です。

国際的に見ると、ウォーレン・バフェットのポートフォリオを見ることで、アップル、クラフト・ハインツ、コカコーラなどの多くの株式がハイクオリティに分類されることがわかります。

ハイクオリティ株式について理解しておくべきことは、安価で取引されることはあまりないということです。

ユニリーバのような株が10倍のPERで手に入ることなどほとんどありません。

しかし、安物買いの銭失いと言われているように、投資においても安価な株式を買ってもあまりリターンが生まれない可能性があります。

リターンを持続的に生み出すことができるハイクオリティ企業を保有するために、やや多く支払う価値があるでしょう。


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