The Motley Fool

今注目すべきトップハイテク株3銘柄

モトリーフール米国本社、2019年2月28日投稿記事より

テクノロジーのトレンドは急速に変化しますが、投資家は、循環的な需要を超えて、持続的な競争優位性を持つ企業を見つけなければなりません。

それを念頭に置き、長期的に魅力的な株式であるガーミン(ティッカー:GRMN)、シスコ(ティッカー:CSCO)、およびヤンデックス(ティッカー:YNDX)をご紹介します。

ガーミン:多様化が奏功

コンシューマー・エレクトロニクスの需要は急速に縮小することがありますが、投資家はガーミンについてはあまり心配する必要はないでしょう。

GPSデバイスに特化したガーミンは、以前は自動車用ナビゲーション機器で主に知られていましたが、もはや過去の話です。

その後、近年ではフィットネス・トラッカーでヒット商品が幾つかありましたが、消費者は高機能機種に関心を移しています。

ガーミンは、こういった需要動向の変化をやすやすと乗り越えています。

実際、2018年の売上高は、最新スマートウォッチの売上増もあり、7%増と前年伸び率のほぼ倍になっています。

海洋およぶ航空分野向け製品の売上が伸びたことで、利益率は3年連続で改善しました。

CEOのクリフ・ペンブルと経営陣は、2019年については、4年連続で堅調な売上高増および利益率の改善を見込んでいます。

これは、需要がぶれやすいフィットビットやゴープロといった焦点を絞った機器メーカーの株主にとっては夢のようなことでしょう。

しかし、ガーミンにとってはこれはいつものことで、デザイン、マーケティング、価格設定における強みの証です。

幅広い製品ポートフォリオは、売上高および収益への貢献が多くあるということで、適切なアプローチでしょう。

シスコ:相互接続が加速する世界での王者

ネットワーキングルーターおよびスイッチで世界最大のメーカーであるシスコは、成長が鈍いハイテク株のように思えるかもしれません。

しかし、同社のネットワーキング・ハードウェアに対する需要は、構内ネットワーク顧客の間で高まっており、またその製造コストは、世界的なメモリーチップの価格下落により低下しています。

ハードウェアにバンドルされていることが多いソフトウェアであるセキュリティおよびアプリケーションも、ほぼ常に売上高成長率の2桁増を達成しています。

また、シスコは、売上高の約3%しか中国市場に依存していないため、米中貿易戦争の影響をあまり受けません。

中国のライバル企業であるファーウェイが米国やその他の市場から締め出された場合、シスコがその間隙を縫って利益を得る可能性があります。

シスコは昨年、海外に滞留させていた現金670億ドルを本国に環流させ、自社株買い、配当、米国内での買収などにいち早く活用しました。

これらの動きによりバリュエーションが改善し、予想利益に基づく配当利回りは2.7%と堅調で、セキュリティおよびアプリケーションビジネスの拡大により、さらにこれが高まりそうです。

アナリストは、今年の売上高と非GAAPベースの利益が、それぞれ5%、18%増加すると予想しています。

これは、予想PERが15倍で取引されている株式としては堅調な成長です。

たとえば、クラウド顧客の弱い需要に苦しんでいる競合他社のジュニパーネットワークスは、今年は売上高および利益の減少が予想されています。

シスコの株価は、その成長ポテンシャルに対して割安です。

幅広い得意分野を持ち、「ベスト・オブ・ブリード(最良選択のシステム構築アプローチ)」という評価により、相互接続が加速する世界から利益を得ることができるでしょう。

ヤンデックス:ロシア企業ですが注目すべきです

ヤンデックスは「ロシアのグーグル」と呼ばれていますが、それ以上の存在です。

この高成長企業は、ロシア国内では検索エンジンでグーグルを上回っているだけでなく、タクシー配信でウーバーとパートナーシップを結んだり、ロシア最大のEコマースサイトであるなど、新分野にもいち早く参入しています。

より多くのロシア人がオンライン化されることで(人口の約4分の1にはインターネットアクセスがありません)、ヤンデックスは検索エンジンやその他ビジネスの売上高を増加させるでしょう。

ヤンデックスがロシア企業ということで警戒する向きがありますが、それは理解できることです。

ロシアにおける国営企業の存在と縁故資本主義が、投資家を怖がらせてきました。

また、ナスダックに上場しているにもかかわらず、多くの米国投資家は自国市場バイアスがあり、ヤンデックスの存在に関心がありません。

しかし、ヤンデックスへの新規投資家にとっては、こういった状況はポジティブかもしれません。

ロシアへの懸念とヤンデックスがよく知られていないことから、同社のPERはその売上高成長に対して割安となっています。

ヤンデックスに対してロシア政府はほぼ無干渉であり、ナスダックに上場していてコーポレートガバナンス要件も満たしているので、かなり安心して投資できるでしょう。

多くの点から見て、ヤンデックスは10年前のグーグルと見なすことができ、力強い成長が続くと予想されます。


フリーレポート配信

モトリーフールの日本進出にあたって日本の投資家、また、これから投資を始めたい方に向けて「株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-」を配信しております。

こちらは無料レポートです。ここからアクセスできます。

ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。公式ツイッターアカウント@motleyfooljp公式フェイスブックアカウントをフォローする。

最新記事