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ホンダ、小型電気自動車を今秋生産へ

モトリーフール米国本社、2019年3月6日投稿記事より

ホンダ(ティッカー:HMC)は3月5日、ジュネーブの自動車ショーで小型電気自動車を披露しました。

そのホンダEプロトタイプの生産モデルは、今年後半に欧州で出荷される予定です。

ホンダは、2025年までに、欧州で販売される自動車を100%電動モデルにしようとしています。

ホンダEプロトタイプについて

注意すべきことは、ホンダのEプロトタイプはテスラ(ティッカー:TSLA)のライバル車ではありません。

新型の電気自動車に関して、テスラ車との比較が当たり前になっていますが、それは適切ではありません(誰もが高額の高級電気自動車を望んでいるわけではありません)。

ホンダの電気自動車で注目すべきことは、テスラがカバーしていない市場セグメント向けに設計されていることです。

1970年代のホンダシビックを彷彿とさせる形状は、街乗りに向いていて、駐車しやすく、手頃な値段で走る楽しみを追求しています。

生産モデルに関するバッテリー性能の詳細は明らかにされていません。

しかし、バッテリーボックスは床下に組み込まれ、単一モーター、後輪駆動の設計となります。ホンダは「200キロメートル(約124マイル)以上」の航続距離と、30分で80%の充電能力を強調しました。

これらの数値は、テスラ車と比較した場合にはさえないものかもしれませんが、値段も考慮すると欧州の都市生活者にとっては十分かもしれません。

なお、今年中に生産が開始されることは分かっていますが、どこで売るかは明確になっていません。

欧州では販売される見込みですが、少なくとも現時点では、米国での販売計画はないようです。

ホンダにとってなぜ重要なのか

ホンダは、ハイブリッド車を投入した最初のメーカーの一つでしたが、バッテリー主体の電気自動車ではやや後発です。

電気自動車で出遅れたため、技術開発面で主要ライバルの後塵を拝することになりました。

このため、CEOの八郷隆弘氏はゼネラルモーターズ(ティッカー:GM)とパートナーシップを結び、電気自動車および自動運転車での失地回復を図っています。

そしてEプロトタイプの出現です。

これは、典型的なホンダ車であり、手頃な価格で運転しやすく、走る楽しみを追求できる車です。

ホンダの強力なエンジニアリングとデザインのリソースを考慮すると、最終的には電気自動車分野においても同社の競争力が高まると考えられます。

電気自動車において積極的な価格戦略が取られた場合、Eプロトタイプの生産モデルは同社の新たな礎となるでしょう。

そして、欧州における100%電動モデルの目標に近づきます。

今年後半の動きに注目しましょう。


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