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ABインベブ、バランスのとれた成長を目指す

モトリーフール米国本社、2019年3月1日投稿記事より

世界最大のビール会社、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ティッカー:BUD、以下「ABインベブ」)は2月28日、2018年第4四半期決算を発表しました。

一連の巨額買収後、バランスシートの正常化に努めており、第4四半期には売上高と利益が安定化しています。

ABインベブの業績

財務指標 2018年第4四半期 2017年第4四半期 前年同期比
売上高 142億5,000万ドル 146億ドル -2%
基調となる利益 25億ドル 24億5,000万ドル 2%
基調となる1株当たり利益 1.26ドル 1.24ドル 2%

出典:ABインベブの2018年第4四半期決算資料。基調となる利益は、非経常項目および非継続事業、ならびにヘッジおよびハイパーインフレの影響を調整しています。

第4四半期の業績

ABインベブのビール販売量は1.2%増加しましたが、ビール以外の販売量が4.9%減少したことで相殺され、総販売量は0.3%増となりました。

一方、100リットル当たりの売上高は4.9%増でした。

ABインベブのプレミアム戦略は、上位ブランドの成長加速により、引き続き好調に推移しています。

特に、「コロナ」ビールが強力な成長ドライバーです。

コロナの全世界の売上高は17.6%増となり、メキシコの中核市場以外では28.5%の増加となりました。

アナリストとの電話会議でCEOのカルロス・ブリトは、「コロナは世界的に2桁成長しており、開拓余地がまだまだあります」と述べました。

買収や売却の影響を除いた本源的売上高は、5.3%増の143億ドルとなりました。

この売上高増に加え、コスト削減効果により、利益率が高まっています。

ABインベブの正規化後EBITDA(非経常項目および非継続事業を除く)は、本源的ベースで10%増の62億ドルとなりました。

これは、EBITDA利益率が190ベーシスポイント改善し、43.3%となったためです。

今後の見通し

ABインベブは、利益の大部分を、SABミラー買収後の1,000億ドルを超える膨大な債務の返済に充てる予定です。

今年初め、満期がまもなく到来する社債のかなりの部分を長期債務に借り換えたため、今後数年間の借り換え圧力が軽減されました。

これにより、この間に満期を迎える債務について、フリーキャッシュフローでの返済が可能になった、と経営陣は述べました。

ABインベブのEBITDA有利子負債倍率は、2017年末の4.8から2018年末には4.6に改善しました。

同社は、これを2020年末までに4未満に低下させることを目標としています。

CFOのフェリペ・デュトラは、「この目標を達成するために、債務返済を優先させます」と語っています。

2019年について、ABインベブは、100リットル当たりの売上高と販売量のバランスを取った総売上高の増加を達成し、本源的ベース売上高とEBITDAの拡大を目指します、と強調しました。


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