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オーストラリアの不動産市場下落で注目される空売り銘柄

モトリーフール・オーストラリア支局、2018年8月10日投稿記事より

オーストラリアで下落する不動産市場へのエクスポージャーを避けたり、新しい空売りターゲットを探している人は、オンライン自動車広告事業のカーセールス・ドットコムLtd(ティッカー:CAR)に注目すべきでしょう。

空売りとは、後に、より低い価格で買い戻して利益を得るために、トレーダーが株式を借りてそれを市場で売却することです。

なお、以下の記事の数値は執筆時点のものです。

カーセールス・ドットコムの株価は、引き続き下落圧力を受けています。

そして、同社が通期の利益を発表すれば、さらに株価が下落する余地があると思われます。

最近の自動車販売マーケットは弱い状況にあります。

それは、自動車販売が不動産市場の減速に伴って落ち込んでいることと関係があります。

これは、経済学者が「資産効果」と呼んでいるものです。

住宅価格が上昇すると、財布に余分なお金がなくても、消費者は気前が良くなるものです。

逆もまたしかりです。

資産価値の下落により、ヘッジファンドの中にはJB ハイファイLimited(ティッカー:JBH)やハーベイ・ノーマン・ホールディングス(ティッカー:HVN)のような小売業者に対する空売りを積極的に仕掛けているファンドもあります。

しかし、小売業者をショートするのは、もう限界かもしれません。

JBハイファイとハーベイ・ノーマン・ホールディングスは、S&P / ASX 200インデックスで最も空売りされている株式の1つです。

それぞれ19%と11%の株式が、ヘッジファンドに貸し出されています。

これとは対照的に、カーセールス・ドットコムの株式については、わずか2%しか貸し出されていません。

さらに、6月中旬以降、ヘッジファンドが入手している同社株式の割合は低下しています。

なお、オンライン求人サイトのシークLimited(ティッカー:SEK)の株価暴落は、投資家の期待を裏切ったことによるものです。

もし、カーセールス・ドットコムがその利益や見通しが期待を裏切った場合には、シークと同様に株価が暴落することでしょう。

カーセールス・ドットコムと同業の、オートモティブ・ホールディングス・グループ Ltd(ティッカー:AHG)とAPイーガースLtd(ティッカー:APE)の株価パフォーマンスを見てみます。

オートモティブ・ホールディングスの株価は過去2年間でその価値の半分を下回るまで下落しており、APイーガースは37%下落しています。

同業他社のパフォーマンスを見ると、カーセールス・ドットコムの株価が上昇するとは思えません。

さらに、カースワップのような、モバイルに特化した新たなライバルも存在します。

しかし、カーセールス・ドットコムには、海外投資家が買いを入れる可能性があります。

会社の運営自体は非常にうまくいっているからです。

海外からの投資がなされれば、同社の株価の下落はそれ程大きなものにならないかもしれません。


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