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投資信託のファミリーファンドとは?ファンドオブファンズとの違いも解説

出典:Getty Images

投資に興味を持ち、投資信託を調べようとすると、ファミリーファンド方式という言葉をよく見かけます。

直訳すれば、「家族投資信託」となりますが、あまり馴染の無い言葉だけに分かりづらいです。

しかし、ファミリーファンドは投資信託の方法としてはメジャーで、多くの人気ファンドで採用されているのです。

今回はそんなファミリーファンドとは何なのか、似た方法のファンドオブファンズとの違い、そしてファミリーファンドのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

この記事を読めば、ファミリーファンドに関する知識が手に入り、投資信託への理解度が深まるはずです。

ファミリーファンドとは?

ファミリーファンドとは、複数の投資家が購入したファンドに集まった資金で、さらに別の投資信託を購入し、その投資信託で手に入った利益を投資家に分配する方式です。

頭文字を取って、FF方式と略称される事もあります。

一般の投資家はベビーファンドと呼ばれるファンドに投資をします。

ベビーファンド自体では株式や債券などを用いた投資は行いません。

主に投資家から集めた資金の管理や、分配金の計算などを行っています。

このベビーファンドが複数集まって別の投資信託を購入します。

この投資信託の事をマザーファンドと呼びます。

マザーファンドは各ベビーファンドから集まった資金を元手に株式や債券などに投資を行い、手に入った利益を各ベビーファンドに還元します。

つまり、ファミリーファンドとは大勢の投資家たちによる、投資信託の合同運用になります。

ファミリーファンドとファンドオブファンズの違い

ファミリーファンドと似たやり方にファンドオブファンズがあります。

直訳すると、「投資信託に投資する投資信託」という意味になります。

FOF方式とも略称されるファンドオブファンズは投資信託に集まった資金で、「別会社の投資信託」に投資する方法です。

投資信託への分散投資!「ファンド・オブ・ファンズ」のメリット・デメリットについて

投資信託に集まった資金を使って投資信託を購入するという点はファミリーファンド式と同じですが、大きな違いは投資する対象が「別会社の投資信託」という点です。

基本的にファミリーファンド方式だと、ベビーファンドが購入するマザーファンドは自社内の投資信託になります。

ファンドオブファンズの場合、他社の投資信託を購入するため、国内だけでなく手続きが面倒な国外の投資信託を購入するケースもあるのが特徴です。

また、ファンドオブファンズの場合、複数の運用会社を組み合わせるため、ファミリーファンドよりもリスクを軽減させる事が出来ます。

ただし、ファミリーファンド方式の中にも、投資するマザーファンドを複数に分けている場合もあります。説明はしっかりと聞いておきましょう。

しかし、「別会社の投資信託」を購入するため、購入時手数料や運用管理費用など二重に発生しまい、ファミリーファンドよりも手数料が高くなるというデメリットがあります。

ファミリーファンドは手数料が低く、ファンドオブファンズは投資先を一カ所に絞らないためリスクは低いが手数料は高いと覚えておきましょう。

ファミリーファンドのメリット

投資家にとって、ファミリーファンドはメリットが多い投資信託の方法になります。

ファミリーファンド方式だと、複数の投資家から集めた資金がベビーファンドとなり、そのベビーファンドが複数集まってマザーファンドとなって投資を行っています。

そのため、1人の投資家が運用するよりも、遥かに大きな資金で投資が行えます。

投資に使える資金が大きいと、少額では手が出せない金融商品に投資することが可能となったり、一般投資家が購入するよりも安く金融商品を買う事が出来ます。

ファンドオブファンズに比べて、手数料が安くなるのもメリットです。

一般の投資家が購入するベビーファンドと、ベビーファンドが購入するマザーファンドは同じ企業の中にあります。

そのため、別会社の投資信託を購入するファンドオブファンズと違って手数料の二重取りが発生しないため、手数料が安くなります。

つまり、ファミリーファンドは、1人では購入できないような金融商品を、多くの人と一緒になって購入することでより安定した投資運用を可能にしています。

ファミリーファンドのデメリット

ファミリーファンド方式の投資信託には、デメリットらしいデメリットがありません。

マザーファンドはリスクを減らす為に、集まった資金を分散して株や債券を購入して安定した成績を上げています。

そのため、楽天証券やひふみ投信などの人気ファンドでも積極的に、ファミリーファンド方式を採用しています。

ただし、購入したベビーファンドが複数のマザーファンドに投資するタイプだと注意が必要です。

複数のマザーファンドに投資する場合は、それぞれ運用先や状況などが違ってしまうため内容の把握が難しくなってしまいます。

だからといって、投資信託会社に任せきりなのは危険です。しっかりと自分の目で確認をしましょう。

まとめ

以上がファミリーファンドの解説になります。

投資信託はプロの専門家が貴方に代わって投資を行ってくれます。

投資に自信が無い方や、投資に興味を持ったけどやり方が分からない、怖いイメージがあるという方に向いています。

今回の記事を読んで、投資信託に対して興味が湧いたら、幸いです。

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