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バフェットが選好する唯一のREIT、堅調な決算

モトリーフール米国本社、2019年2月28日投稿記事より

-ストア・キャピタルは引き続き成長軌道にあります-

ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイ(ティッカー:BRK-A、BRK-B、以下「バークシャー」)の株式ポートフォリオには、1銘柄だけ不動産投資信託(REIT)が入っており、それはストア・キャピタル(ティッカー:STOR)です。

長年にわたり、バフェットはバークシャーを巧みにリードし、輝かしい成功を収めてきましたが、REITは無視し続けてきました。

では、なぜストア・キャピタルは例外なのでしょうか?

おそらく、ストア・キャピタルは大きくアウトパフォームしており、更に成長軌道に乗っているからでしょう。

ウォーレン・バフェットが投資する唯一のリート

バフェットのREITが豊穣な成果

ストア・キャピタルの2018年第4四半期決算は良好で、2018年通期を有終の美で飾りました。

第4四半期の収入は約1億4,700万ドルとなり、前年同期の1億2,000万ドルを上回りました。

純利益も、前年同期の4,100万ドルから大きく上昇し、5,600万ドル(1株当たり0.26ドル)以上となりました。

第4四半期の収入、純利益ともアナリスト予想平均を上回りました。

通期決算で特筆すべきことは、1株当たりの調整FFO(REITがどれだけのキャッシュフローを生み出しているかを見る主要利益指標)がほぼ8%上昇し約3億7,800万ドルになったことです。

これは過去最高です。

ストア・キャピタルはいわばグロースマシーンです。

過去6年間で収入は倍以上に増え、調整FFOは3倍になりました。

そして、流れは続きます。

ストア・キャピタルの成功は、一見すると不可解でおかしいと思えるかもしれません。

ストア・キャピタルは小売REITであり、米国の小売業界は今崩壊の真っ只中にあります。

それはちょっと言い過ぎかもしれませんが、既存店舗を持つ小売業者は、電子商取引時代に厳しい状況に置かれています。

ストア・キャピタルは、この厳しい環境の中、2つの方法を活用して成功しています。

1つは、電子商取引への移行を拒む小売企業へのリースです。

消費者が必ず店舗に訪れなければならない業種がそうで、たとえばヘルス・クラブや映画館があり、ストア・キャピタルのテナントでもそういった業種が多くあります。

もう一つは、長期のネットリース契約です。

ネットリースとは、本来なら家主側の大きな負担となるメンテナンス費用、不動産税、保険費用をテナント側が負担するタイプの不動産リースです。

ストア・キャピタルはこの3大費用を回避でき、それも長期にわたってその恩恵を享受できるわけです(通常のネットリース契約は15年以上)。

この2つの方法が奏功し、ストア・キャピタルの2018年末現在の2,255物件における稼働率は99.6%にも達しています。

依然として価値を保持

以上の実績は非常に心強いものですが、ストア・キャピタルの将来はどうでしょうか?

環境的には、やや成長減速期にあるかもしれません。

1株当たりの調整FFOは上昇を続けるかもしれませんが、過去のブーム期のような2桁成長とはならないでしょう。

ストア・キャピタルは、2018年水準と比較して、2019年通年で3%から7%の増加を予想しています。

しかし、だからといって、バフェットやバークシャーを含めた投資家がストア・キャピタルから離れるとは思えません。

他の良好なREITと同様に、ストア・キャピタルはインカム投資家にとって素晴らしいREITです。

2014年のIPO以来多くの配当を出してきており、さらに毎年増配しています。

現在の配当利回りは4%超です。

クラフト・ハインツ減損で生じた第4四半期の巨額損失の問題はさておき、バフェットは、歴史上最も優れたストック・ピッカーの1人です。

その彼が、あまたあるREITの中からストア・キャピタルを選んだのです。

皆さんもポートフォリオの投資対象として、ストア・キャピタルを検討する価値があるでしょう。


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