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企業の規模を知るのに重要な「時価総額」とは?計算式や見方を詳しく解説

株や企業は様々な情報でいっぱいです。

あまりにも情報量が多く、どれから見て行けばいいのか最初は悩んでしまいます。

特に投資に興味を持ち始めたばかりの頃は、株価の変動ばかりに目が行ってしまいます。

ですが、企業の規模や状況を把握するなら時価総額をチェックしましょう。

時価総額は、その企業の規模や状態を調べられて、他の企業と比較できる物差しになります。

計算方法は世界共通のため、国内のみならず国外の企業とも比較することが可能です。

今回はそんな時価総額が何なのか、詳しく解説していきます。

時価総額が何なのか、時価総額の計算式、時価総額と市場の関係性なども解説していきます。

この記事を読めば、時価総額に関する知識が手に入り、株や企業への理解度が深まるはずです。

時価総額とは?計算式を説明

時価総額とは、企業の規模や価値を表しています。

株価が高いほど、企業としての規模や価値が高いと思われがちですが、株価だけでその企業の正確な規模や価値を表す事は難しいです。

なぜなら、株価は株式分割や自社買いなどの財務テクニックによって、変動することが可能なのです。

そのため、企業全体の規模や価値を表すのに時価総額が用いられるようになりました。

時価総額を表す計算式は、

株価×発行済み株式数

となります。

実際の企業で当てはめた場合、記事執筆時点で1位のトヨタの株価は6,798円で、発行済み株式数は3,262,997千株です。

つまり、

6,798×3,262,997千株=22,181,856百万円

となります。

株価は連日変動しているため、時価総額も合わせるように変動していきます。

また、時価総額の計算方法は国内企業のみならず、世界各国共通のため、国内外の企業を比較する時にも役立ちます。

時価総額は会社の規模を表している

時価総額が大きいほど、会社の規模を表しています。

国内外の時価総額ランキングを調べれば、誰もが知っているような大手企業が並んでいます。

企業にとって時価総額が大きいと、知名度も高くなり、同時に信頼されるようになります。

企業にとって株式とは、事業を行うための資本作りです。

投資家にしてみれば、自分のお金を投資するのですから損をしない企業を選びたくなります。

損をしない企業となると、買収されない、倒産しないなどが条件になります。

時価総額の大きい企業ほど、買収や倒産されるリスクは少ないため、安定志向を望む投資家ほど資金を投入します。

結果として、時価総額が大きい企業に資本が集まるのです。

また、時価総額は企業の状態を表しています。

過去に遡って時価総額を見比べた場合、時価総額が上昇しているなら、「株価が上昇している」のか「発行済み株式数が増えている」企業となります。

どちらの場合でも、これから成長していくことが見込まれます。

時価総額が大きい銘柄は市場全体の指標になる

時価総額は企業だけでなく、市場全体の指標にもなります。

投資をするなら、これから成長が見込まれる企業や分野、業種を選びたいです。

その時、その分野、業種でトップを走ったり、上位に位置する企業の時価総額が高かったり、上昇していれば市場全体が好調だと分析できます。

逆に時価総額が下がって来れば、市場が冷え込んで不調なのが分かり、投資先を変える決断も出来ます。

また、企業だけでなく株式市場にも時価総額はあります。

東証1部や東証2部、マザーズなど、株式市場ごとに取り扱っている全銘柄の合計が、市場の時価総額として算出されています。

市場の時価総額が大きいほど、市場が活発に取引され、規模が大きいと分かります。

市場や取引所別だけでなく、国別でも算出されており、2018年8月に中国の市場が日本を下回り世界2位から落ちたというニュースが報道されました。

好調だった中国市場が、米国との貿易摩擦などを受けて市場が冷え込んだことが原因とされており、中国の景気が失速しつつあると分析できます。

参照:ブルームバーグ

このように、時価総額から企業や市場の調子が分析できます。

時価総額が大きい銘柄は値嵩(ねがさ)株とも呼ばれる

株の世界には、株の世界でしか通用しない言葉が幾つもあります。

値嵩株も、その1つです。

具体的な基準はありませんが、市場の全体の平均値に比べて高い銘柄を指します。

主にハイテク業種の株や、最近公開したばかりで人気の株が、時価総額が大きくなって値嵩兜呼ばれます。

国内企業で最も時価総額が大きいのはトヨタ

国内企業で最も時価総額が大きいのはトヨタ(注1)です。

時価総額は約22兆円で、2位のNTTドコモ(注1)の約9億と比べれば、倍以上の差があります。

ですが、株価は日本の100位に辛うじて入り、発行済み株式数も4倍以上違う企業もあります。

それでもトヨタは時価総額が日本国内だと頭一つ分飛びぬけた企業となり、多くの投資家から信頼されて人気の銘柄となります。

注1:2019年1月時点

世界で最も時価総額が大きいのはアマゾン

国外企業で最も時価総額が高いのはアマゾン・ドット・コム(注1)になります。

時価総額は円計算で、約91兆円と日本1位のトヨタと4倍以上の差があります。

米国2位のマイクロソフト(注1)も約90兆円と、トヨタと大きく差があります。

仮にトヨタが米国市場でランキング入りした場合、35位辺りになります。

日本のトップでもベスト10入りする事は出来ず、それだけ米国市場が巨大な株式市場だという事です。

注1:2019年1月時点

時価総額を見ればその企業の市場の影響度の高さがわかる

時価総額は企業の規模や状態を表しています。

現在だけでなく、過去の時価総額と比較する事で、その企業がどれだけ大きいのか、どのように成長してきたのかが分析できます。

そして、時価総額が大きいほど、市場への影響度の高さを計る事も可能です。

まとめ

以上が時価総額の解説になります。

株や企業のことを調べていくと、多くの言葉や数字と直面して、混乱しそうになります。

誰でも最初は学びながらスタートします。

少しずつ学んでいくことで、株や企業への理解を深めていくのと共に、経済や社会の事も理解できるようになります。

今回の記事を読んで、投資への理解が深まれば幸いです。


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