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【グロース投資】勢いのある企業の株を買う成長株投資のすすめ

大きく化ける株を発掘するならグロース投資のアプローチを知っておくと良いでしょう。

日本語で成長株投資ともいいます。

本記事では初心者の方でも実践可能なグロース投資のお話をします。

成長株投資とは簡単にいえば、

  • タイミング良く勢いのある株を買う
  • タイミング良く勢いが衰えてきた株を売る
  • 時代を牽引する成長性の高いビジネスをしている株を対象にする

そんな投資法です。

時代の流れに乗った成長株が10倍の株価まであがったという話は珍しくありません。

しかし成長株を見つけることが本当にできるのかと疑問をもった投資家も多いでしょう。

成長株を発掘するアプローチがあります。

もちろん100発100中で、成長株を狙い撃ちして買うことは不可能です。

中には暴落したり、思ったほど伸びなかったという事例もあります。

しかし1回、2回でも成功すれば損をとりかえせるだけの大きな利益を得ることができます。

成長株投資は方法さえ知ってしまえば、実践しやすい投資法です。

しかも成功すれば大きく利益をあげられます。

成長株投資で市場に勝つための5つの「鉄の掟」

成長株投資とは?

成長株投資とは既に投資家が注目して高値がついている株でも、成長力があって伸びそうなら買う投資法です。

  • タイミング良く勢いのある株を買う
  • タイミング良く売る
  • 時代の流れに乗ったストーリーをもつ企業の株を対象にする

この3つがポイントです。

世の中には時代の流れに乗って急成長する企業があります。

利益が右肩あがりで将来性も期待される企業の株をタイミング良く買えば大きな利益が見こめます。

成長株投資は、アメリカのウィリアム・オニールという投資の鬼才が考案したCAN-SLIMという投資法が良く知られています。

成長株投資の3つの良いところ

成長株投資には3つの強みがあります。

  • 儲かる時はすぐに儲かる
  • 新しい時代を牽引する銘柄への投資は面白い
  • 大きく当たれば何倍にもなる

この3つが成長株投資の醍醐味です。

儲かる時はすぐに儲かる

株を買って儲かる時は勢いに乗ってすぐに儲かるのが成長株投資の良いところです。

グロース株投資の対にバリュー投資という割安の株を買う方法があります。

どちらも正しい方法で正しいタイミングで売買すれば利益をあげることができるのできます。

しかしバリュー投資は他の投資家に価値があると認められて値があがるのに時間がかかることがほとんどです。

中には永遠に割安なまま放置され値上がりしない株もあります。

しかしグロース投資は勢いがある株を買うので、うまく勢いに乗ればすぐに買った時の価格より高値がついていきます。

バリュー投資とは?バフェット氏も推奨する投資手法の王道について解説

新しい時代を引っぱる銘柄への投資は楽しい

成長株投資の良いところは、これから未来を切り開く銘柄に投資できること。

未来を切り開く勢いのある企業への投資には楽しさがあります。

昔はITバブルと呼ばれる時代がありました。インターネットの普及という時代の大きな変化に乗って、大きく成長した企業もたくさんあります。

未来を切り開く新しい企業に投資ができることもグロース投資の醍醐味です。

自分の投資した資産が時代の流れに乗って膨らんでいきます。

新しいビジネスモデルや技術を身近に感じることができ、投資活動も楽しくなるのではないでしょうか。

大きく化ける株は何倍にもなる

成長株は当たれば大化け株になります。

2倍、3倍、中には10倍になる株もあります。

もちろん、しっかりとタイミング良く買い勢いが衰える前に売らなければ利益にはなりません。

ただ、しっかりとグロース株の作法を学べば良いタイミングで買い・売りをすることも可能です。

せっかく投資をするなら大きく成長する株を買いたいですよね。

過去の成長株の代表にはどんな株がある?

成長株は株式市場の歴史の中で国内外を含めて、数多く登場しました。

ここでは国内外の一例をご紹介します。

アメリカのIT企業

Google 、Apple 、Microsoft 、Amazon は今ではアメリカの巨大IT企業です。

もしも、これらの株をインターネット黎明期に買っていたら何倍になっていたでしょうか。

例えば、Googleは2019年1月現在、1000USD前後です。(記事執筆時点)

上場されたのが2004年ですが、その時の株価はなんと85USDでした。

10倍以上になっています。

もちろん買う時のタイミング次第で買った時よりも株価が下がる時期もあります。

しかし、上昇期間中にうまく買って売り抜けることができたら何倍もの利益になったはずです。

AppleもiPhoneが発売された2007年の時の株価が12.25USDでした。

2019年現在、160USD前後。やはり10倍以上になっています。

時代の勢いに乗っている株というのは本当によく株価が伸びていきます。

日本の成長株の一例

日本株にも成長株はありました。

例えばファストファッションで有名なファーストリテイリング。

ユニクロやGUという服のブランドでもお馴染みではないでしょうか。

ファーストリテーリングは2019年現在、株価が50000円前後(記事執筆時点)ですが、1990年代の大化け株としても有名です。

1998年の12月株価が499円で1年後に株価が10000円を越えました。

当時、日本中でユニクロブームが起き1年で20倍近く株価が暴騰しました。

他にもソフトバンクやヤフーも過去に短期間で10倍を超える値がつきました。

今ではユニクロもヤフーもソフトバンクも成長企業というよりは、成熟した企業に見えます

成長過程で買えたら大きい利益になりました。

成長株投資法で大切な4つのポイント

簡単に成長株投資を実践する方法をご紹介します。

簡単にいえばタイミング良く勢いのある成長株を買いタイミング良く売れば良いのです。

そして一番、注意すべきところは見込み違いだった時は損をしていてもすぐに売ること。

つまり損切りをしっかりすることです。

下記の見出しの4つの条件を全てクリアすれば、成長株投資の基礎は完成です。

株で勝つための最重要ポイント!「損切り」の必要性と判断基準

【1】新高値銘柄を買う

新高値という考え方が分かりづらいと思うので簡単に説明します。

株式市場で使われる用語で、相場が上昇して過去の高値を越えた時の値段のことです。

英語ではブレイク・アウトとも表現します。

株価は上がったり、下がったりします。

一定の値段の中で上下し続けることを日本語では「保ち合い」英語ではボックスと呼びます。

3ヶ月以上のスパンで「持ち合い」「ボックス」の状態が続いて、そこから上放れた時が新高値です。

成長株を買うタイミングは新高値をつけた時が良いとされています。

新高値をつけると数多くの投資家から注目され価格上昇しやすくなります。

株価チャートで実現するボックス相場とは?意味や使い方も解説

【2】EPSが前年同期比より伸びている株を買う

EPSの前年同期比の上昇率が25%継続的に伸びているかどうかをみます。

ちなみにEPSとは(一株あたり利益)のことです。

EPSが前年同期比の20%〜25%以上、毎年増え続けていれば投資対象になりえます。

特に本業で利益を伸ばせているかどうかに着目すると、良い株を買いやすくなります。

【3】魅力のあるストーリーを買う

新高値・EPSといったデータは客観的に判断可能です。

しかし、魅力のあるストーリーかどうかは、あなたの想像力で見極める必要があります。

  • ビジネスモデルは時代の流れにしっかり乗っているかどうか
  • 単なるブームじゃないかどうか

しっかりと見極める必要があります。

ここが投資家としての腕の見せどころです。

魅力のある未来を描ける企業を選べれば大きく儲けることができます。

【4】損切りをしっかりする

もしも全ての条件通りに株を買ってもすぐに(一週間程度)のうちに利益がでなかったら、その取引は間違っているか失敗している可能性があるので、疑ってみてください。

そして、自分が買った時の値段よりも7 %〜10%下がったら損切りをしてください。

つまり損をしていてもすぐに売ってください。

投資の格言に「見切り千両」という諺があります。

損切りがしっかりできないと、成長株投資は損をしやすくなります。

成長株はよく株価があがりますが、期待はずれだと投資家から思われた場合、普通の株よりも大きく下落します。

期待にこたえられない株はどんどん売られます。

投資の世界だと、

「売りが売りを呼ぶ・・・」

そんな状態になります。

一度、期待はずれだと思われた株は徹底的に売られることが多く下げ幅も大きくなります。

だからこそ、成長株投資と損切りはセットで考えなければなりません。

人間の心理には「サンクコストバイアス」があります。

サンクコストとは埋没費用という意味です。

「こんなにお金をかけたのだから、今更やめられない」

「こんなに努力したんだから、もうひきかえせない」

「頑張って選んだ株だから、簡単には売れない・・・」

このような心理状態のことです。

気持ちは良く分かります。

一度、決めた自分の決断ってなかなか修正できないものです。

一度、自分で下した決断から自由になれないのは人間の自然な感情です。

しかし成長株投資は大きく値上がりする反面、失敗すると大きく下がります。

だからこそ、自分の資産を守るために損切りが必要です。

株式投資において重要な「メンタル」と、それを鍛える方法を解説

分散投資のすすめ

いきなり自分の持っているお金や投資予定の金額を1つの銘柄に投資しないことをおすすめします。

「卵を一つのカゴに盛るな」という相場の格言があります。

一点集中で銘柄を買って、もしもその銘柄がコンプライアンス違反などで暴落したり取引停止になったら大きく資産を減らしてしまいます。

そんな時のために分散投資を心がけてください。

投資予定の資産が小さいうちは2〜3個程度の分散で良いと思います。

資産が増えてきたら6〜10程度に銘柄を増やしても良いでしょう。

成長株の売り時

株価の上昇の勢いが衰えてきたら売ります。

一つの目安としては移動平均線という指標があり、株価が25日移動平均線を下回るようならば売るという方法があります。

また、企業がコンプライアンス違反をしたときもすぐに売ります。

移動平均線はテクニカル分析という手法の1つなのですが、最近の証券口座の価格推移をデータにしている「チャート」の機能で表示が可能です。

成長株を買ってはいけない時

成長株投資を買うべきではない時もあります。

株式市場全体の動向が冴えない時です。

インデックスを見てください。

米国株ならS &P500の動向を見れば良いでしょう。

S &P500が全体的に下げ基調の時は買いを控えるかポジションを小さめにすることをおすすめします。

市場そのものが上昇基調になければ個別銘柄がいくら優れていても、大きく株価は伸びていかないからです。

まとめ

グロース株投資は投資家が注目していて高値がついている株でも、成長力があってまだまだあがりそうだという時に買う投資法です。

そして勢いが衰えてきたら売ります。

もしも、買った値段よりも7%〜10%下がっていたら損切りしてください。

自分の資産と未来を重ねられる素敵な成長株を発掘できれば大きく儲かります。

日本では『オニールの成長株発掘法 【第4版】 』が出版されています。

より詳しく知りたい方は、読んでみても良いでしょう。

特に米国株投資家には過去の米国の成長株の事例も多く載っているので参考になります。

モトリー・フールにはアメリカ現地の翻訳記事も多く掲載されています。

アメリカ全体の市況や個別銘柄を知ることができる記事もあるため、成長株を見極めるためのストーリーのある銘柄を探すのにもおすすめです。


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