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【米国株動向】市場の逆風を乗り切ることができるグロース株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、20211011日投稿記事より

株式市場は9月の不振から脱却して、例年の年末の強気相場に突入したかに見えますが、経験豊富な投資家の間では、より深刻な調整局面がいつ訪れてもおかしくないとの見方が多数あります。

高値圏にあるグロース株の大半は、特にそうした事態には脆弱にみえます。しかし、以下の3銘柄は市場全体の下落を乗り切ることができる魅力的なストーリーを備えていると筆者は考えています。

スクエア

フィンテック企業のスクエア(NYSE:SQ)はスマートフォンをクレジットカード・リーダーに変えるカード決済サービスからスタートして、今ではPOS(販売時点情報管理)装置、顧客管理ツール、さらには銀行サービスなども得意分野としています。

今年度の売上高は倍増し、利益は売上高の伸びを上回ると予想されています。

最近、同社は後払い決済サービス大手のアフターペイを買収・統合しました。

アライド・マーケット・リサーチ社によると、後払い決済サービスを利用した消費者の商取引は昨年ほぼ1,000億ドルに上り、この数字は2030年までには4兆ドル近くに達する見通しです。

このほか、スクエアは仮想通貨や小規模企業向けローンにも対応しており、ここでも多くの可能性を秘めています。

ユナイテッド・マイクロエレクトロニクス

昨今の半導体不足をめぐる報道では、様々な課題や被害を被っている企業に焦点が当てられてきた一方で、半導体ファウンドリ企業は需要への対応に追われ、半導体の価格は堅調に推移しています。

こうした企業の一つである台湾のユナイテッド・マイクロエレクトロニクス(NYSE:UMC)は、供給逼迫の影響に見舞われているクアルコム、テキサス・インスツルメンツ、インテルなどの顧客企業向けに半導体を受託製造しています。

今年の売上高は約22%増と予想されており、利益はそれ以上の伸びを見せる見通しです。

半導体業界では製造能力の増強に伴い、2023年には半導体価格がつり上げられる可能性がありますが、その前に、業界全体にわたる再編によって同社の2022年度売上高は42%増加し、1株当たり利益は0.69ドルから0.85ドルに増加すると、アナリストは予想しています。

また、2022年予想利益に基づく株価収益率(PER)がわずか13倍(執筆時点)にとどまっている点は、さらに大きなプラス材料です。

ソーラーエッジ・テクノロジーズ

太陽光パネルの補助金問題は国内外で批判にさらされており、これは一見すると、同業界やイスラエルのソーラーエッジ・テクノロジーズ(NASDAQ:SEDG)などの有力企業にとっては不都合な要因です。

しかし、補助金問題は今に始まったことではなく、それ以上に重要なことがあります。

米国と中国では、太陽光発電の発電コストが化石燃料の発電コストと同等となるグリッド・パリティの実現が視野に入っています。

米エネルギー情報局(EIA)は、2022年の国内太陽光発電使用量が今年度より25%増加すると予想しています。

また、S&Pグローバル・プラッツ・アナリティクスによると、世界全体の太陽光発電能力は2026年までの期間に年平均で12%拡大する見通しです。

こうした中で、ソーラーエッジ・テクノロジーズの売上高が今年35%、来年には30%増加するとの予想は、経済的な混乱に関係なく実現する可能性が十分にあります。

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者James Brumleyは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、クアルコム株、スクエア株、テキサス・インスツルメンツ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、インテル株、ソーラーエッジ・テクノロジーズ株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、インテル株のオプションを推奨しています(2023年3月57.50ドルののロング・コール、2023年3月57.50ドルののショート・プット)。
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