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【米国株動向】ウォーレン・バフェットお気に入りの高配当銘柄は買いか?

出典:Motley Fool

モトリーフール米国本社、2020106日投稿記事より

大手投資会社バークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)のウォーレン・バフェットCEO(最高経営責任者)は配当銘柄を好んでおり、バークシャーのポートフォリオには定期的に株主に配当する銘柄がたくさんあります。

特に目を引くのが、46ある銘柄の中でも配当利回りが4番目に高く(執筆時点で4.7%)、8億ドル以上のポジションで9%の株式の持ち分を保有するストア・キャピタル(NYSE:STOR)です。

価値は維持されている

ストア・キャピタルはバークシャーが保有する唯一の不動産投資信託(REIT)で、テナント側が変動費用、具体的には固定資産税、保険費用およびメンテナンス費用を負担するネットリース契約で小売店舗のシングルテナント不動産を扱っています。

しかし、ポートフォリオで唯一のリートであり、投資の達人であるバフェット氏が気に入っている、というだけでは投資判断に十分な材料とは言えません。

食品大手のクラフト・ハインツ(NASDAQ:KHC)の時のように、同氏も失敗することがあるということを忘れてはいけません。

それでもストア・キャピタルが一般の投資家にとって検討に値する銘柄であるかどうか掘り下げてみてみましょう。

バフェット氏は常に、シンプルなビジネスモデルと信頼できる成長性を併せ持つ企業を好みます。

ストア・キャピタルはこの2つの条件を満たしています。

パンデミック前の業績は好調で、2016年から2019年までの間に売上は3億7,600万ドルから7億ドル近くへとほぼ倍増しました。

調整後FFO(REITがどれだけのキャッシュフローを生み出しているかを見る重要な収益力指標)は2016年の2億4,600万ドルから2019年には4億6,300万ドルへと増加しました。

REITは純利益の多くを株主還元に充てなければならないため、他の業種に比べ配当が高くなる傾向にあります。

調整後FFOと純利益の増加によりストア・キャピタルもまた増配する余地があります。

2014年に上場以来、同社は少なくとも年に1度は四半期配当を増加しています。

7年弱の間に、1株当たり配当は0.11ドル強から現在の0.36ドルに増えました(執筆時点)。

新型コロナウイルスのパンデミックは小売セクターに大きな打撃を与えました。

店舗は閉鎖され、買い物のために自宅から出たくないという理由で客足は遠のきました。

その点、ストア・キャピタルは49州で広く事業を展開しており、壊滅的なダメージを避けることができました。

また、単一のテナントが売上の3%以上を占めないようにすることで確実にリスクヘッジをしています。

これにより、ストア・キャピタルは他の小売REITに比べ、パンデミック中も上手く生き残ることができました。

コロナウイルスが拡大した2020年、同社は不動産の購入を2019年の16億9,000万ドルから8億ドル余りまで減らしました。

とはいえ、8億ドルの資産買取は金額的に大きく、削減したとはいえ活発な投資活動と通常の家賃増加により、2020年のストア・キャピタルの売上は前年比で4%増加しました。

調整後FFOは1%強の増加にとどまりましたが、成長がまったく期待できなかった環境の中での増加でした。

経済の再開に伴い支出も増加する

デルタ変異株の脅威が減退し新型コロナウイルスが収束し始めれば、ストア・キャピタルは大きな利益を上げられる態勢にあると考えるのは理にかなっています。

8月に発表した第2四半期の決算で、同社は今期の調整後FFOガイダンスを1株当たり1.94~1.97ドルに引き上げました。

これが実現すれば、2020年の1.83ドルから大きく前進することになります。

ストア・キャピタルが新たに発表した予想は、これでも保守的だと考えます。

直近のワクチン接種義務化の拡大はコロナウイルスに打撃を与え、より多くの人が家を出て買い物に出かけることになるでしょう。

そうなれば同社は大きく成長し始めると考えられます。

パンデミックの間も持ちこたえたストア・キャピタルです。より健全で自由な環境で上げられる利益には期待ができます。

また、通常の生活に戻れば増配を続けることが予想され、配当銘柄を選好する投資家にはぜひ検討してもらいたい銘柄です。

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Eric Volkmanは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ストア・キャピタル株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)のオプションを保有しています(2023年1月の200ドルのロング・コール、2023年1月の200ドルのショート・プット、2021年6月の240ドルのショート・コール)。
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