The Motley Fool

テンバガーも狙えるかもしれない注目の金融AI・IT銘柄5選

出典:Getty Images

2021年第2四半期の決算が出揃ったなかで、その決算から今後、非常に大きな期待をもてるAI・IT株を紹介します。

今回紹介するのはアップスタート、スノーフレーク、パランティア、データドッグ、CSディスコの5社です。

これらの企業は売上高やEPSなどが企業の事前予想を大きく上回った比較的若い企業であり、早期から注目することによって株価が大きく上昇する恩恵を狙うことができます。

もちろんそれなりのリスクを無視することはできませんが、そうした成長中の企業においては株価10倍、いわゆるテンバガーも夢の話ではありません。

IT業界は基本的には大きく成長し続けている業界であり、第二次産業などに比べれば圧倒的なものがあります。

今回はそんなAI・IT系テクノロジー企業の中でも現時点で規模がそれほど大きくなく伸び代が大きい企業を紹介します。

それぞれ個別に企業概要と第2四半期決算を見ていきましょう。

アップスタート

アップスタート(NASDAQ:UPST)は2013年設立のカリフォルニア州に本社を構える金融会社ですが、その特徴は同社の人工知能やクラウドを活用したプラットフォームです。

小口融資をメインに取り扱っていますが、ローン申請に関わる手続きの中で顧客の情報、たとえば過去の取引実績や勤務状況、教育年数、信用といった様々なデータを、AIを活用することによって非常にスピーディに処理し融資を実行します。

これにより融資を高い承認率、かつ低い金利で効率的に運営することができています。

特に今回のコロナショックという金融危機においても、同社のAIプラットフォームが機能し、今年度の成長に寄与しました。

そんなUPSTの第2四半期決算は、売上高が事前予想1.58億ドルに対して1.94億ドル(+23%)、EPSが事前予想25セントに対して62セント(+148%)、売上高成長率が前年同期比+1017%となっています。

予想に対していずれも非常に高水準な決算を出しており、注目度は高いと言えます。

今後の展望としては、AIをさらに活用したオートローンを展開し、自動車業界などにも進出していく可能性があります。

新ガイダンスによると第3四半期の売上高予想は2.05~2.15億ドルとなっていますが、今後も予想を超えていくことに期待が高まります。

不安材料を強いて挙げるなら取引先の数が少ないことでしょうか。

スノーフレーク

スノーフレーク(NYSE:SNOW)は2012年設立のカリフォルニア州に本社を構えるIT・通信会社で、クラウドベースのデータプラットフォームを提供しています。

この企業の新規性を簡単に説明すると、従来のデータはグループごとに分断された形で保存されていたのですが、SNOWではそれらを縦断してシェアできるシステムを構築したことにより、もちろんデータの融通には一定の制約はありますが、SNOWにデータを移しさえすれば複数の企業間や取引相手などと一つの大きなデータクラウドを共有して活用できるということになります。

そんなSNOWの第2四半期決算は、売上高が事前予想2.57億ドルに対して2.72億ドル(+6%)、EPSが事前予想-66セントに対して―64セント(+3%)、売上高成長率が前年同期比+104%となっています。

SNOWの料金はデータ使用料に応じた従量課金モデルとなっているため、繰延売上高と未請求受注残を足した指標であるRPO(残存パフォーマンス義務)が重要となります。

RPOは前年同期比+122%となっており、こちらも伸びていると言えます。

新ガイダンスによると第3四半期の売上高予想は2.80~2.85億ドルとなっており、昨年度と同水準の成長を続けることが見込まれます。

パランティア

パランティア(NYSE:PLTR)は2003年設立のコロラド州に本社を構えるIT・通信会社です。

米軍やFBI、CIAといった国家機関や大企業向けにビッグデータの分析・解析を行っており、リスク対策や業務の効率化を目指す企業です。

極めて専門性が高く、また情報の機密性も非常に高いため事業内容についてはあまり知られていないというのが実情のようです。

2020年9月末には時価総額150億ドルでNYSEに上場し、市場を騒がせたこともありました。

データ分析などの一方でスタートアップIT企業や特別買収目的会社にも資金を投じており、最近では金などの貴金属やビットコインの支払い手段として受け入れる方針を発表しました。

そんなPLTRの第2四半期決算は、売上高が事前予想3.61億ドルに対して3,76億ドル(+4%)、EPSが事前予想3セントに対して4セント(+33%)、売上高成長率が前年同期比+49%となっています。

時価総額は約490億ドルです。

修正ガイダンスによると第3四半期の売上高予想は3.85億ドルとなっており、さらに売上高は2025年にかけて年率+30%で成長すると見込んでおり、今後も注目したいところです。

データドッグ

データドッグ(NASDAQ:DDOG)は2010年設立のニューヨークに本社を構えるソフトウェア企業です。

ITシステムの運用監視プラットフォームを提供しており、クラウドを通じてサーバーやアプリのモニタリング、分析、リアルタイムデータの可視化、各種システムとの連携機能などを提供しています。

New Relic、Sumo Logicといった競合企業も多く存在しますが、それらと比べても劣っているということはなく、むしろ財務状況はかなり優秀と言えます。

そんなDDOGの第2四半期決算は、売上高が事前予想2.12億ドルに対して2.34億ドル(+10%)、EPSが事前予想3セントに対して9セント(+200%)、売上高成長率が前年同期比+59%となっています。

修正ガイダンスによると、第3四半期の売上高予想は2.46~2.48億ドルとなっています。

今後10年で売上高を年率+37%で伸ばすシナリオもあり、こちらの企業も成長に大きな期待を感じさせてくれます。

CSディスコ

CSディスコは、2013年設立のテキサス州に本社を構えるテクノロジー企業です。

企業の法務部門や弁護士、政府機関向けにテクノロジーベースの検索エンジンを提供しています。

AIとクラウドコンピューティングを適用することで法律問題を効率的かつ最適な形で管理、処理できることが強みです。

先ほど紹介した従量課金制のSNOWとは異なり、毎月更新型のシンプルな料金方式となっています。

そんなLAWの第2四半期決算は、売上高が事前予想2,910万ドルに対して2,955万ドル(+1.5%)、EPSが事前予想-25セントに対して―23セント(+8%)、売上高成長率が前年同期比+88%となっています。

修正ガイダンスによると第3四半期の売上高予想は、2,550万~2.590万ドルとなっています。

テンバガーについて

これまで紹介してきたそれぞれの企業について、テンバガーを狙うために必要な条件を整理しながら見ていきます。

まずテンバガーを狙う上でよく言われることとして、現時点での時価総額がそれほど高くない株を買うべきというものがあります。

今回紹介した企業は数百億ドルほどの企業が多く、最も高いSNOWでも9百億ドルと小型の規模であり、これらは今後売り上げや利益率とともに大きく上昇する可能性が高いです。

中でも最後に紹介したCSディスコはかなり小型株ですので、大きな伸びが期待できると言えます。

テンバガーを目指すには成長を毎年続けている株を買うのが良いとされています。

当たり前のことではありますが、売り上げも利益も年々増加している方が長期的な業績の伸びにも期待が高まるからです。

今回紹介した中での成長株の筆頭といえばやはりUPSTで、かなり長期的な成長に期待ができます。

逆にこうした企業では株価の値上がりが止まらず買い時が難しいこともありますが、早めに見極めて買うか比較的細かな値下がりを見逃さないようにすることが重要です。

まとめ

今回はAI・ITというテクノロジー企業に絞って、2021年度第2四半期決算をみながら今後大きく化ける可能性のある企業を紹介しました。

5社いずれも売り上げやEPSが事前予想を上回っており、今回大きく注目度が高まっているだけでなく、今後の長期的な見通しもかなり良好です。

テンバガーを狙うためには、これらのような比較的若くまだそれほど大きくはないが成長を続けている企業を見極め、早めに買うか、あるいは成長株リストを作っておき急落後すぐに買えるような備えをしておくことが肝心です。

フリーレポート配信

優良企業30社で構成されるダウ平均株価は、1世紀以上にわたり世界中でフォローされています。ダウ構成銘柄の長年の良好なパフォーマンスを考えると、市場参加者が注目するのはごく自然なことで、最近はこれから紹介するダウ4銘柄が注目されています。

著名投資家も注目の優良大型株4銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事の作者、白紙は、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

最新記事