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【米国株動向】アマゾンの新型テレビはロクの脅威ではない

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021年9月15日投稿記事より

アマゾン(NASDAQ:AMZN)がFireTVフラットスクリーンの新製品を発表したことで、ロク(NASDAQ:ROKU) の投資家は競争の激化を懸念しているようです。

369.99ドルからという価格設定で販売されるアレクサを搭載したHDTVは、アマゾン自身が製造した初の新型テレビセットであるため、注目されています。

ロクにとって問題となるのは、この製品がロクから市場シェアを奪うのか、あるいは、まだ専用のスマートテレビを持っていない人たちに限られるのかということです。

なお、このニュースを受けて、ロクの株価は後退しています。

アマゾンは新しいユーザーを獲得するために多額の資金を投資することを躊躇しません。

しかし、アマゾンの発表後、数人のアナリストが市場におけるロクの地位を保証しています。

各アナリストはロクの立場を保証

キーバンクのアナリストであるジャスティン・パターソン氏は、アマゾンの発表がロクの競争力にとって「プラス」になると主張しています。

パターソン氏は、新しいFire TVデバイスの仕様と、ロクがすでに提供している製品との間に、大きな違いはないと考えています。

また、ロクのOSがプリインストールされたサードパーティメーカーのスマートテレビは、アマゾンが発表した価格設定とうまくマッチしていると思っているようです。

消費者は、「Fire TV」のような薄型テレビを購入する必要を感じていないことから、今回のアマゾンの発表によってロクの市場での立場が変わることはないでしょう。

ステファンズのニコラス・ザングラー氏も同意見のようです。

アマゾンが自社のエコシステムの利用者を増やすために、スマートテレビの価格を原価割れにする可能性があると考えられていましたが、そうはなりませんでした。

しかし、アマゾンは11月下旬のブラックフライデーやサイバーマンデーでとんでもない価格で自社のスマートテレビを販売する可能性もあります。

アマゾンがFireTVに力を入れたい理由

現在、ロクのOSは米国市場で出荷されているスマートテレビの38%に搭載されており、アマゾンがテレビを作るようになったからといって、これが変わることはないでしょう。

むしろ、アマゾンが実際にHDTVを作ることで、FireTVへの対応を考え直すパートナーも出てくるかもしれません。

ロクは、何千もの人気アプリと連携しており、テレビメーカー、プラットフォーム事業者、そして家庭から選ばれ続けるだろうと考えられています。

また、テレビ自体を重視するべきでもありません。

例えば、筆者は2台のFire TV HDTVを所有しています。

どちらもHDMIポートにはロクドングルを装着し、ストリーミングを楽しんでいます。

これらのプラグイン式デバイスは、約20ドルから販売されており、必要に応じて買い換えることができるほど安価で、旅先でも利用できるような、テレビにはない携帯性を兼ね備えています。

また、ロクのアクティブユーザー、5,510万人は、1日平均3時間以上ストリーミングを視聴しています。

企業のマーケティング担当者も、ストリーミング視聴者にリーチする方法を切望しています。

ロクのユーザー1人当たりの広告収入は、過去1年で46%増となっており、マーケティングキャンペーン予算の一部としてコネクテッドTV広告が増加しているため、今後も増加し続けるでしょう。

これらを鑑みると、アマゾンがFireTVに力を入れたい理由は明らかです。

しかし、繰り返しになりますが、アマゾンがテレビを出したからといって、ストリーミングサービス銘柄におけるロクの座を奪うことはないでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Rick Munarrizは、アマゾン株、ロク株を保有していません。モトリーフール米国本社は、ロク株、アマゾン株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。

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