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【米国株動向】3,000ドルで投資したいバリュー株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021829日投稿記事より

ポイント

・他の水道会社とは異なり、エッセンシャル・ユーティリティーズの株価はディスカウントとなっている。

・現在の防衛セクターは、割安な銘柄を狙うには素晴らしい業界かもしれない。

・エンベント・エレクトリックは、電動化に対して間接的に投資できる銘柄の1つ。

株式市場が「割高」であるというとき、それは通常、株価の伸びが利益の伸びを上回っていることを意味します。

これはまさに現在の市場で起きていることです。

しかし、市場が割高であるといっても、株式市場への投資自体が良くないわけではありません。

単に、割安な銘柄が見つけにくくなるというだけのことです。

モトリーフールは、いま投資に値するバリュー株3銘柄を寄稿者に聞きました。

寄稿者はこれらの銘柄に1,000ドルずつ投資するのが良いアイデアだと考えています。

その3銘柄とは水道会社エッセンシャル・ユーティリティーズ(NYSE:WTRG)、航空宇宙・防衛会社ロッキード・マーチン(NYSE:LMT)、電気機器メーカーのエンベント・エレクトリック(NYSE:NVT)です。

エッセンシャル・ユーティリティーズ

エッセンシャル・ユーティリティーズの株価は、他の主要な水道会社とは違って割安です。

現在の株価/営業キャッシュフロー倍率は18.4倍で、過去5年平均の19.7倍に対してディスカウントとなっています(執筆時点)。

さらに、過去の利益に基づく株価収益率(実績PER)は29.4倍で、過去5年平均の34.5倍を下回っています(執筆時点)。

インフラ投資法案が上院で可決されたことを受けてモメンタムの盛り上がりが続いており、投資家は同法の成立によって恩恵を受ける銘柄を探しています。

例えば、エッセンシャルの水道事業の顧客の47%を占めるペンシルベニア州では、今後5年間で水道インフラの改善に14億ドルが投じられる可能性があります。

水道インフラが向上すれば、エッセンシャルはより効率的に事業を運営できるようになり、利益率は上昇するでしょう。

インフラ投資法案の成立にかかわらず、エッセンシャルは近い将来にわたり安定的な成長が予想されます。

経営陣は、2019年から2023年にかけて、1株当たり利益(EPS)が1.47ドルから年平均5~7%のペースで成長すると予測しています。

ロッキード・マーチン

ロッキード・マーチンは、過去最高の業績を上げているにもかかわらず、株価が年初来でS&P500指数に対してアンダーパフォームとなっています(執筆時点)。

防衛各社の株価は米国政府の防衛支出に大きく左右されます。2021年6月に発表された2022年度の防衛支出法案は7,059億ドルで、前年度比1.5%増にとどまりました。

防衛支出は、1桁前半から半ばの増加率が長年にわたって続いており、今後も同じような水準で推移する可能性があります。

こうした業界固有の逆風が一因となり、多くの主要な防衛企業の株価は市場全体のベンチマークに対してアンダーパフォームとなっています。

しかし、このような課題があるにもかかわらず、ロッキードは売上と利益を緩やかに伸ばしてきました。

これは多くの資本財メーカーが悲惨な業績を発表した2020年も変わりませんでした。

直近の2021年度通期業績見通しは、売上が前年比(以下同)4%増、希薄化後EPSが10.5%増、営業キャッシュフローが8.5%増という素晴らしい数値です。

過去数年間にわたり、ロッキードの利益の伸びは株価の伸びを上回っており、その過程でPERが低下してきました。

その結果、ロッキードの現在の株価は、過去5年間の平均バリュエーションの下限に位置しています(執筆時点)。

PERはわずか14.2倍で、S&P500指数の平均31倍と比べて極めて割安です(執筆時点)。

同社は2.9%の配当利回り、健全なバランスシート、多角的で業界をリードする事業を併せ持ち、いま最も投資したいバリュー株の一つと言えます。

【米国株動向】押し目買いの好機を迎えている3銘柄

エンベント・エレクトリック

電気自動車、再生可能エネルギー、スマートグリッド、オートメーション(自動化)、モノのインターネット(IoT)など、経済は電動化を必要とする新たなテクノロジーであふれています。

電気機器には接続と保護のためのソリューションが必要です。

そこで登場するのが、エンベントのエンクロージャー(筐体)、熱管理機器、電気工事用具・固定具といった製品です。

同社の製品は比較的安いものの、顧客の安全と接続に関するニーズに応えるためには欠かせません。

エンベントの主要な法人向け最終市場には、データセンター、ネットワークソリューション、高速大容量規格「5G」、電力などがあり、売上の42%は産業セクター、31%は商業施設/住宅、19%はインフラ、残り8%はエネルギーセクター向けとなっています。

エンベントの製品は退屈に感じるかもしれませんが、製品の最終需要をけん引する成長要因はそうではありません。

実際、経営陣は最近、通期の売上の内部成長率見通しを5~8%から10~13%へ引き上げました。

さらに、ウォール街のアナリストは、2022年の売上の伸びを約7%とみています。

2021年と2022年の予想フリーキャッシュフローに基づく株価フリーキャッシュフロー倍率はそれぞれ18倍と17倍未満で(執筆時点)、エンベントは電動化の関連銘柄としては珍しいバリュー株となっています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Daniel Foelberは、ロッキード・マーチン株を保有しています。元記事の筆者Lee Samahaは、記事で言及されている株式を保有していません。元記事の筆者 Scott Levineは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、ロッキード・マーチン株を保有し、推奨しています。
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