The Motley Fool

【米国株動向】キャシー・ウッドのハイテク銘柄3選

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021829日投稿記事より

短期的なパフォーマンスと過去の実績を重視するウォール街とは違い、長期的な視野と革新的なテクノロジーを重視することで知られるアーク・インベストメントの創設者兼CEOであるキャシー・ウッド氏は、多くの若い投資家にとってインスピレーションの源となっています。

モトリーフールの寄稿者3名に、同氏のハイテク投資先3銘柄について聞きました。

ロク:動画配信のオペレーティングシステム(トレバー・ジェネワイン)

コネクテッドテTV(CTV)のパイオニア的存在であるロク(NASDAQ:ROKU)は、大手動画配信プラットフォームとしての地位を確立しており、現在米国で38%、カナダで31%のシェアがあります。

同社は世界中の消費者5,500万人を、コンテンツの所有者およびマーケティング業者と結びつけており、利用料金請求サービスや電子広告を通じてこのエコシステムを収益化しています。

同社は2020年に広告テクノロジープラットフォームの「ワンビュー」を導入し、これにより、企業はパソコン、モバイル端末、CTVなどさまざまなデバイスを通じて、測定可能なターゲティング型広告キャンペーンを展開できるようにしました。

同社はまた、広告付きの自社動画配信サービス「ロクチャンネル」にも積極的に投資してきました。

5月には30本のオリジナル作品を発表し、その後の2週間は記録的な配信数となりました。

さらに8月には、23本のオリジナルシリーズを発表しました。

コンテンツの増加が視聴者増につながり、視聴者増が広告収入の増加につながり、広告収入の増加により新たなコンテンツへの投資が可能になるという好循環が同社の成長の強力な原動力となってきました。

たとえば、第2四半期の従来型のテレビの視聴時間は19%減少し、動画配信の総時間数(全プラットフォーム)は2%減少しましたが、ロクのプラットフォームの利用は19%増加し、業界のトレンドを覆しました。

さらに重要なのは、同社の業績が長年にわたり好調なことです。

指標 2019年第2四半期(12カ月実績) 2021年第2四半期(12カ月実績) 年平均成長率
アクティブアカウント数 3,050万 5,510万 34%
売上高 9億590万ドル 23億ドル 60%

データ出所:ロクの米証券取引委員会(SEC)提出資料、YCharts

今後も、ロクには大きな市場機会があります。

市場調査会社IMARCグループの推定では、世界のテレビ広告市場の規模は2,780億ドルであり、CTVはまだそのほんの一部を占めるにすぎません。

ケーブルTVの解約がさらに進めば、CTV向けの広告予算が増加し、ロクが恩恵を受けることになるでしょう。

【米国株動向】次の市場暴落に備えて注目すべき銘柄2選

スクエア:今後の消費者金融の姿(エリック・ボルクマン)

スクエア(NYSE:SQ)の専門であるPOS(販売時点情報管理)端末は普及を続けています。

これらのPOS端末が、スクエアにとって拡大を続ける同社の一連のサービスを加盟店に提供するエントリーポイントとなります。

最近、スクエアにとって、もうひとつ画期的な進展がありました。

それは、銀行免許の取得です。

これにより、同社は顧客により多くの銀行サービスを提供することが可能になります。

収益面では、GAAP(米国会計基準)ベースで4四半期連続黒字を計上しています。

直近四半期の純利益は2億400万ドルに達し、前年同期の赤字1,100万ドルから急激に改善しました。

また、同社が現代の消費者金融の動向を注視しているのは明らかであり、その証拠に、「今買って後で支払う」を専門とするオーストラリアのフィンテック企業、アフターペイを買収しました。同社は、買い物の精算時にお金を借りるサービスを提供する企業ですが、従来のクレジットカードとは違い、6週間で4回の支払いを無利息で行うことができます。

買収価格290億ドルは決して安くはありませんが、スクエアは株式交換によって買収を行うため、バランスシートに穴が開くことはありません。

スクエアは賢明な、機を見るに敏な企業であり、経営陣は今後も新しいトレンドが発生すれば、それを収益化していくでしょう。

【米国株動向】ディスラプターに注目:金融セクターを変える3銘柄

ズーム:第2幕(ジェレミー・バウマン)

ビデオ会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(NASDAQ:ZM)は、パンデミック最大の勝者のひとつであり、ニッチなビジネス用品の会社から誰もが名前を知っている企業に成長しました。

同社の株価は昨年10月に600ドル近くまで上昇しましたが、その後50%近く下落しています。おそらく、成長シナリオは終わったと投資家が考えていることがその理由でしょう。

しかし、ウッド氏は引き続き強気であり、2つのファンドを通じて多くの株を保有しています。

これは、ズームが今後も圧倒的な破壊力を持つインターネット銘柄であり続けるとウッド氏が信じているということです。

デルタ変異株による混乱からも明らかなように、私たちがパンデミック以前の時代に戻ることはあり得ません。

多くの労働者が在宅勤務を望んでおり、企業もそのような環境で運営することが可能であることを実証しました。

オフィスが完全になくなるわけではありませんが、ハイブリッドな勤務環境は存続する可能性が高く、それを機能させるうえでズームは重要な役割を果たすでしょう。

8月30日に第2四半期決算が発表される予定です。

アナリストは、売上高が50%近く増加して9億9,000万ドルとなり、調整後1株当たり利益(EPS)が0.92ドルから1.16ドルに増加すると予想しています。

これは高い予想のように見えるかもしれませんが、決算結果が予想を上回り、業績予想の内容もよければ、株価はさらに上昇するでしょう。

【米国株動向】今ポートフォリオに入れることを検討すべきグロース株2種

IoT(モノのインターネット)で注目銘柄3選

フリーレポート配信

スマホやPCだけでなく、家電、自動車、産業機器といったモノのインターネット化、いわゆるIoTが急速に進んでいます。インターネットに接続されている「モノ」は人口よりも多く、拡大を続けるデバイスから得られるデータや自動化には、大きな付加価値が生まれるものと期待されています。

IoT(モノのインターネット)で注目銘柄3選」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Eric Volkmanは、アップル株を保有しています。元記事の筆者Jeremy Bowmanは、アーク・ネクスト・ジェネレーション・インターネットETF株、アーク・イノベーションETF株、ロク株、スクエア株、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株を保有しています。元記事の筆者Trevor Jennewineは、ロク株、スクエア株を保有しています。モトリーフール米国本社は、スクエア株、ロク株、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株、アップル株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アップル株のオプションを推奨しています(2023年3月120ドルのロング・コール、2023年3月130ドルのショート・コール)。
最新記事