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日本でも流行のガーミンウォッチ。投資対象としてのガーミンは有望か?

出典:Getty Images

スマートウォッチをつけている人を最近よく見かけるようになりました。

特にApple WatchはiPhoneとの連携もでき、健康管理のソフトも充実しているため人気があります。

現在、スマートウォッチはAppleだけではなく、様々なメーカーが参入しています。

Apple Watch以外で存在感があるのが「ガーミンウォッチ」です。

ガーミンウォッチはソーラー充電機能があり、充電にも便利、しかも日本ではSuicaに対応しており、ヘルスケアのアプリも充実しています。

もともとガーミンは老舗のGPS、精密機械メーカーで技術的にも定評があります。

ガーミンは近年、成長株としても注目されており、株価も順調に上昇中です。

ヘルステック分野で存在感を増してきたガーミンは投資対象として有望なのでしょうか。

スマートウォッチ市場2位の「ガーミンウォッチ」

スマートウォッチ市場1位はAppleで、スマートウォッチ市場の売上ベースの50%以上がアップルウォッチです。

そして2位のガーミンは約9%、3位ファーウェイが約8%と続きます。

スマートウォッチのシェアはAppleが圧倒的です。

しかしガーミンもスマートウォッチ業界で存在感を増してきています。

ガーミンのスマートウォッチは種類が多様で、ビジネス向け、アウトドア向け、スポーツ向け、日常生活のヘルスケア向けとラインナップが充実しています。

価格帯はアップルウォッチより高い時計が多く、高級感を感じさせるものまで揃っています。

機能的にもアップルウォッチと遜色なく、電話・メールアラートや健康管理、音楽を聴く、スマホアプリとの連携、日本ならばSuica連携などもでき機能的にも充実しています。

もともとGPS関連機器のメーカーであることから、GPSの精度が高いことも特徴です。

ただ価格が高いこと、ラインナップの展開が豊富なことから、機種ごとの出荷台数では上位5位に食いこめていません。

またスマートウォッチ市場は今後サムスンとGoogleが連携したAndroid端末のスマホとの連携に優れたものも出てくるため、今後のシェア争いは激しくなりそうです。

ヘルステック市場は成長市場

スマートウォッチ市場のシェア争いは今後激しくなりそうですが、ヘルステック市場は成長市場です。

一説では日本でもヘルステック市場は2016年には約25兆円が、2025年には約33兆円の拡大が予測されています。

米国ではヘルスケア市場は、すでに3兆ドル(2021年8月で300兆円以上)の規模を持ちます。

ヘルステックの市場が拡大している背景には、医療費の高騰、予防医療の意識の高まり、健康志向、メンタル管理などが重要視されることになったこと、スマートウォッチをはじめとした技術の進歩が挙げられます。

スマートウォッチはヘルステックと相性がよく、しかもスマートフォンほど普及しているわけではないため、伸びしろはまだまだありそうです。

特に現在はパンデミックでジムも閉鎖され、個人で健康管理できるツールの需要が高まっています。

自主的にフィットネスに取り組む人も運動不足になりがちな世情だからこそ増えており、ヘルステック関連の製品を活用する人は今後増えていくストーリーが描けます。

ガーミンはスマートウォッチだけではない。多角化・国際化にも積極的

近年のガーミンはヘルスケア・アウトドア分野の売上の割合が高くなっており、ヘルスケア・アウトドアが成長エンジンでした。

しかし、ガーミンは前述の通り、もともとGPSや精密機械の企業です。

スマートウォッチは重要な事業の柱ですが、事業のポートフォリオが豊富で収入の柱が複数あります。

売上の比率ではフィットネス31%、アウトドア24%、航空関連14%、海洋関連20%、自動車関連11%です。

ガーミンのWebサイトを訪れるとわかりますが、ドライブレコーダーや船舶、車のアクセサリーの電子機器など様々な商品を取り扱っています。

また、売上の49%が米国、37%が欧州・中東・アフリカで、アジア太平洋は14%程度と、グローバルな展開にも力を入れています。

スマートウォッチ以外にもしっかりと収入基盤があるのはガーミンの強みです。

GPS技術を軸に航空宇宙関連など、今後新しい分野にも参入できる可能性もあります。

ガーミンの直近の決算は好調

ガーミンの直近の決算は概ね好調です。

年間の業績を振り返ると、2017年頃から売上高と営業利益がしっかりと伸びてきています。

売上高は2018年には前年比8.4%、19年には12.2%、20年には11.4%と推移しています。

また、営業利益は2018年に前年比20.7%、19年には19.9%、20年には11.8%増と、年間レベルでの決算は順調です。

また2021年6月の2Q決算は、前年比で売上高+52.5%、営業利益が+97%と好調でした。

市場のコンセンサスも上回り、直近の決算が良かったこともポジティブです。

負債のない堅牢なバランスシートもガーミンの強み

ガーミンは近年ヘルステックの分野で成長企業として注目されていますが、バランスシートに負債がありません。

負債がない中で研究開発費、配当金などをまかなっています。

IPOされたばかりの成長株は多くの場合、株式調達で運転資金・投資資金を補う赤字経営をしながら将来的な成長を目指しています。

ガーミンは成長性が高く、バランスシートの面でも堅牢なため、投資しやすい銘柄と言えるのではないでしょうか。

当面はヘルステック事業をどこまで伸ばせるかが鍵

ガーミンの近年の成長を後押ししたのは、やはりスマートウォッチをはじめとしたヘルスケア・アウトドア関連事業です。

当面はガーミンの時計がどこまで市場で存在感が出せるのか、売れるのかが株価上昇の鍵となりそうです。

加えて、ガーミンの優れたGPS機能は様々な分野に応用が可能で、その時々の成長産業に進出できる応用力があます。

直近はヘルスケア業界での立ち位置、長い目で見れば新しい事業にうまく参画できるかが株価上昇に影響しそうなので、動向をしっかりと確認しておく必要があります。

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免責事項と開示事項 記事の作者、田守正彦は、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

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