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【米国株動向】長期で保有したいグロース株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021829日投稿記事より

どんな銘柄でも長期で保有し続けるのは難しいことかもしれません。

ましてやグロース株の場合、将来の堅調な業績が株価に既に織り込まれているため、なおさらです。

しかし、クオリティの高いグロース株は、じっくりと時間をかければ投資パフォーマンスを大きく変えることが可能です。

例えばアマゾンの株価は過去20年間で330倍を超える上昇を記録しました。

以下、忍耐強い投資家に高リターンをもたらす可能性の高い銘柄を3つ取り上げます。

イノベーションは難しいが、優れた企業であれば実行可能

成長志向の企業は革新的な製品やソリューションを開発して、市場で圧倒的な地位を手に入れますが、ある規模に達すると大きな変化を生み出せない、または単にコスト効率が悪いという理由で、イノベーションへの取り組みに消極的になります。

ビジネス理論とイノベーションの専門家であるクレイトン・クリステンセン氏は、ベストセラーになった自著「The Innovator’s Dilemma(邦訳:「イノベーションのジレンマ」)」の中で、この問題について詳しく取り上げています。

民泊仲介サイト大手のエアビーアンドビー(NASDAQ:ABNB)は、すでに旅行・ホスピタリティ業界に破壊的な影響を与えています。

バケーションレンタル・プラットフォームを運営する同社もやがてイノベーションのジレンマにぶつかるとみられますが、同社は長期志向の投資家に高いリターンをもたらすと筆者は考えています。

2008年の設立以来、同社は驚異的な成功を収めてきましたが、旅行業界の再編はまだ緒に就いたばかりです。

最近では宿泊予約と現地での経験やイベントのチケット販売とを組み合わせる手法で攻勢をかけており、新たな成長機会を積極的に追求していることが窺えます。

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陳腐化しない事業を探す

生涯にわたり持ち続けるべき銘柄があるとすれば、それはグーグルの親会社のアルファベット(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)です。

従来型小売企業がインターネットによって廃れ、ガソリン車が電気自動車に取って代わられようとする中で、自動車メーカー大手フォードや百貨店チェーンのメイシーズなどを見ればわかるように、時代遅れのビジネス手法から新たなビジネス手法に転換するのは至難の業です。

一方、グーグルは世界の検索エンジン市場で90%を超えるシェアを握っており、同社が検索エンジンとして使われない時代が来るとは想定できません。

アルファベット株を保有する上で最も素晴らしい点は、同社が進化する意思と能力を持っていることです。

同社は携帯電話用OSアンドロイドを開発する前から携帯電話の先行きを見通していました。

また、YouTubeを買収する前からオンライン動画の先行きを見極めていました。

すべての営利企業がアルファベットのように、既存事業を補完するような新規事業に進出できるわけではありません。

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顧客エクスペリエンスの向上

今年スターバックス(NASDAQ:SBUX)は、サウスウエスト航空やウォルト・ディズニー・ワールドと同様に創業50年を迎えます。

同社は1992年の上場以来、ドットコム・バブルの崩壊や世界金融危機、2020年春のパンデミックによる市場暴落などの市場の混乱を乗り越えてきました。

2021年度第3四半期(4-6月期)の売上高と純利益を見ると、昨年の落ち込みから概ね回復したことが窺えます。

株価は過去最高値近辺にありますが、スターバックスには多くの好材料があります。

パンデミックの際にはドリンク等の販売が店頭受け取りやドライブスルーに限定される中でも、モバイル注文やスターバックスリワード・プログラムによって顧客の来店頻度や1回当たりの支出額は増えました。

現在、スターバックスリワードのアクティブ会員数は2,400万人と、パンデミック前から8%増加しています。

ここからわかることは、同社が顧客のエクスペリエンスを向上させる方法を継続的に見いだしているということです。

顧客は時間を節約しつつ手持ちのポイントを増やすことができ、スターバックスは売上高と利益を伸ばすことができるというウィン・ウィンの関係と言えます。

確固とした顧客基盤を抱え、海外進出を続ける余地がまだ大いにあるスターバックスは、長期で保有し続けるだけの価値のある銘柄です。

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コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。

在宅需要で新たな産業が勃興する中、注目のコンスーマー関連3銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Daniel Foelberは、スターバックス株を保有しています。Daniel Foelberは、以下のオプションを保有しています(フォード株の2023年1月の10ドルのロング・コール、スターバックス株の2021年9月の118ドルのショート・コール)。元記事の筆者James Brumleyは、アルファベット(A株)を保有しています。元記事の筆者Keith Noonanは、エアビーアンドビー株、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、スターバックス株、エアビーアンドビー株、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、サウスウエスト航空株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(アマゾン株の2022年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、スターバックス株の2021年10月120ドルのショート・コール)。
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