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【米国株動向】ウォール街が「2倍以上の株価上昇」を予想する半導体銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020826日投稿記事より

S&P500指数はコロナ禍の下で2020年3月に底値を付けてから2倍に上昇しています。

市場が高値を更新し続ける中で、まだ掘り出し銘柄を見つけられるか疑問に思われるかもしれません。

掘り出し銘柄は、特定の業界のファンダメンタルズの変化がその業界で活動する企業に有利に作用することで出現します。

その好例が、世界の大手半導体メーカー向けに検査装置やハンドラー装置を提供するコヒュー(NASDAQ:COHU)です。

ウォール街の証券会社、ローゼンブラット・セキュリティーズは半導体業界を「全てのサイクルの母」であると形容し、コヒューの株価が今後2倍以上に上昇すると予想しています。

機械を構成する重要な要素

コロナの急増を抑えるために工場が閉鎖され、グローバル・サプライチェーンは大きな大混乱に陥りました。その波及的な影響はまだ続いており、半導体業界では供給不足がつづくなか、需要は急増しています。

特に自動車業界では多くの自動車メーカーが半導体を十分に確保できないため、新車販売代理店では新車がほぼ底をつき、中古車市場の価格にも響いています。

そんな中で、コヒューは自動車などに使用される0.2ミリ×0.4ミリの半導体向けの高速検査装置「Neon」に力を注いでいます。

4-6月期(第2四半期)売上高は自動車部門が18%と最大の比率を占め、モビリティ部門(5G、ワイヤレス技術)と消費者関連部門(家電、ゲームアプリケーション)がこれに続きました。

ローゼンブラット・セキュリディーズは、コヒューの製品に対する需要拡大を踏まえ、今年初めに投資判断「買い」、目標株価65ドルでカバレッジを開始しました。

好調な業績

足元の2021年予想株価売上高倍率(PSR)は1.7倍ですが、今年は黒字転換が見込まれているため、投資家は株価収益率(PER)もバリュエーションの判断に適用することが可能です。

執筆時点の株価31.74ドル、2021年1株当たり予想利益(EPS)3.04ドルに基づくPERは10.4倍と、iシェアーズ半導体ETFの35倍を大きく下回り、同業他社に比べて極めて割安です。

しかも、上半期の業績から判断すると、2021年通期の売上高、利益共に予想を上回る可能性があります。

さらに、コヒューがローゼンブラットの目標株価65ドルに達したとしても、2021年予想PERは21倍と、iシェアーズ半導体ETFや多くの大手半導体メーカーよりもまだかなり低い水準です。

米半導体工業会では、2021年の世界の半導体売上高を19.7%増の5,270億ドル以上と予想しています。

2022年には8.8%増に減速すると予想していますが、これは持続的な半導体不足を示唆しているのかもしれません。

半導体の売上高が伸びると、コヒューの検査装置/ハンドラー装置に対する旺盛な需要は続き、半導体の供給不足が続けば、多数のメーカーは生産能力の増強を目指すため、いずれにしてもコヒューにとってはプラス材料です。

市場が過去最高値近辺にある中で、掘り出し銘柄があるとすれば、それはこの小型株のコヒューかもしれません。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Anthony Di Pizioは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。
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