The Motley Fool

映画「マネー・ショート」の主人公。マイケル・バーリのポートフォリオとは?

出典:Getty Images

2008年に起きた金融危機「リーマンショック」が起きる前、米国では住宅価格が上昇し、バブルとなっていました。

この頃、住宅ローンの債券は利回りが良い金融商品として大人気となり、多くの投資家がこういった金融商品を買い集めていました。

そうした中、いち早く住宅バブル崩壊の兆しを読み取った投資家がいました。

その投資家こそ、映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」のモデルとなったマイケル・バーリ氏です。

この映画は、サブプライムローン危機の中、彼がどのようにして巨額の利益を上げて行ったかを実話に基づいて、クリスチャン・ベールを主演に、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットといった豪華人気俳優たちで見事に描いています。

この記事では、マイケル・バーリ氏が創業し、自ら最高経営責任者(CEO)を務めるファンド運営会社「SCION ASSET MANEGEMENT(サイオン・アセット・マネジメント)」の動向を見て行きます。

サイオン・アセット・マネジメントの動向を探る

ここ最近「サイオン・アセット・マネジメント」の投資動向が、米メディアで注目されています。

その理由は、まずはじめに「テスラ」に対して下落目線であること、そしてもう一つは、今注目を集めているETF「ARKK(アークイノベーションETF)」に対しても下落目線であることです。

「ARKK(アークイノベーションETF)」は、今注目の投資運用会社「ARK INVEST(アーク・インベスト)」が運用しているETFであり、創業者のキャシー・ウッド氏は「女性版ウォーレン・バフェット」と言われるほど、今米国で注目されている敏腕ワネージャーです。

この「ARKK(アークイノベーションETF)」は、テスラ、ズーム、ショッピファイ、スクエアなどと言った銘柄で構成されており、破壊的イノベーションを起こし業界の中心的な存在になるであろう銘柄をアーク・インベストが独自の視点で選抜した銘柄で構成されています。

また「サイオン・アセット・マネジメント」が注目されるもう一つの理由として、2021年6月末時点で、上場投資信託「iシェアーズ米国債20年超ETF」のプットオプション(売る権利)を2億8,000万ドル(約308億円)相当保有していることが明らかになったことも挙げられます。

このオプション取引は米国債券利回りが上昇し、米長期国債が下落すれば儲けが出る仕組みになっており、同様のアイデアでポジションを組んだ金融大手では「シティグループ・グローバル・マーケッツ」の名も挙がっています。

また、現時点までに公開されている「サイオン・アセット・マネジメント」の保有ポジションは、上記で挙げたテスラ、アークイノベーション(ARKK)ETF のプット・オプション(売る権利)とフェイスブック、アルファベット、マッケソンのコール・オプション(買う権利)を保有していることが分かっています。

サイオン・アセット・マネジメントの保有銘柄〈現時点公開分〉

ここでは、同社が保有している株式銘柄をいくつか紹介して行きます。

ディスカバリー(NASDAQ:DISCK)

同社は、グローバルメディア企業です。

有料テレビ、フリー・トゥ・エア(FTA)と放送テレビ、ウェブサイト、デジタル配信契約及びコンテンツライセンス契約を含む複数の配信プラットフォームを通してコンテンツを提供しています。

同社のセグメントは国内テレビネットワークとデジタルコンテンツサービスを含む米国ネットワーク部門、国際テレビネットワークとデジタルコンテンツサービスを含む国際ネットワーク部門、カリキュラムベースの製品とサービス、及び制作スタジオを含む教育とその他部門から構成されています。

そして、同社のネットワークは「Discovery Channel」、「Animal Planet」、ID、Velocity及びEurosportなどのテレビブランドを含みます。

オビンティブ

同社は、米国とカナダにある石油及び天然ガス資産の開発を行うリソース会社です。

事業には、石油、天然ガス液(NGL)、天然ガスのマーケティングが含まれます。

米国事業、カナダ事業、市場最適化等のセグメントを通じて事業を行っています。

米国事業は米国内での石油、NGL、天然ガスの探鉱・開発・生産及びその他の関連事業を行い、カナダ事業は、ブリティッシュコロンビア州北東部とアルバータ州北西部のモントニー(Montney)が含まれます。

市場最適化事業は、主にサードパーティの顧客への製品の販売を行います。

ジオ・グループ

同社は、不動産投資信託(REIT)です。

米国、オーストラリア、南アフリカ及び英国における矯正、拘禁及び再入国施設の所有、賃貸及び管理並びに地域密着型サービス及び青少年サービスの提供を専門としています。

米国訂正・拘留、GEOケア、国際サービス、施設建設・設計の4つの部門で事業を行っており、最大、中、最小の刑務所、移民拘留センター、最低限の拘禁施設、地域密着型の再入所施設を含む多様な拘禁施設を所有・賃貸・運営し、GEO Continuum of Careプラットフォームの下で犯罪者リハビリサービスを提供しています。

またGEO Continuum of Careプログラムは、認知行動療法と解放後サービスを含む刑務所内のプログラムを展開しています。

フリーレポート配信

優良企業30社で構成されるダウ平均株価は、1世紀以上にわたり世界中でフォローされています。ダウ構成銘柄の長年の良好なパフォーマンスを考えると、市場参加者が注目するのはごく自然なことで、最近はこれから紹介するダウ4銘柄が注目されています。

著名投資家も注目の優良大型株4銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事の作者、コージンスキ祐華は、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

最新記事