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【米国高配当銘柄】今からでも間に合う、9月権利落ち日の高配当銘柄2選

出典:Getty Images

どの銘柄を購入するか決める際の判断基準の一つとして、配当が挙げられます。

配当が魅力的な銘柄は大きな利益は狙いづらいですが、堅実に利益を生み出してくれるというメリットが存在し、高配当銘柄を中心に投資を行っている投資家も多くいます。

高配当のポイントとしては、配当利回りや連続増配年数、増配率などがあげられます。

本記事では、そんな高配当銘柄から、9月に権利落ち日が設定されている2銘柄を紹介します。

レゲット&プラット

企業概要

レゲット&プラット(NYSE:LEG)はベッドなどの家庭用品から自動車などの工業製品まで幅広い分野において部品の設計・製造を行う製造会社です。

特に、特許を持っているマットレス用のバネなどを中心としたベッド関連の事業が同社の中核事業となっており、売り上げの半分近くを占めています。

同社はマットレス用バネがまだ一般的でなかった頃からこの事業を始めており、業界ではかなりの老舗と言うことができます。

配当の歴史も長く、2021年で連続増配年数は50年の配当王銘柄となります。

執筆時点での同社株価は49.22ドルとなっており、時価総額は65.61億ドルとなっています。

業績について

2021年第2四半期決算について見ていきます。

  • 売上高…12.696億ドル(前年同期比50%増)
  • 粗利益…2.693億ドル(前年同期比84%増)
  • 同社に帰属する純利益…1.122億ドル(前年同期比1.183億ドル増)
  • 希薄化後一株当たり純利益…0.82ドル(前年同期比0.87億ドル増)

アナリストらによる同社業績の事前予想では、売上高が12.3億ドル、non-GAAPベースのEPSが0.54ドルとなっていました。

同社の実際の業績は、売上高が12.696億ドル、non-GAAPベースのEPSが0.66ドルとなっていますので、アナリストらによる事前予想を上回っていることが分かります。

続いて、セグメント別の同社売上高は以下の通りです。

  • ベッド関連製品…売上高6.087億ドル(前年同期比48%増)
  • 特殊製品…売上高2.417億ドル(前年同期比72%増)
  • 家具、床材、織物製品…売上高4.192億ドル(前年同期比43%増)
  • 合計…売上高12.696億ドル(前年同期比50%増)

特殊製品を中心に好調に推移しています。

各セグメントで大幅な業績向上が見られており、安定感を感じさせています。

配当実績について

直近の配当実績は以下の通りになっています。なお日付は権利落ち日を記しています。

  • 2021/06/14…配当:0.42ドル( 配当利回り:3.53%)
  • 2021/03/12…配当:0.4ドル(配当利回り:3.22%)
  • 2020/12/14…配当:0.4ドル(配当利回り:3.76%)
  • 2020/09/14…配当:0.4ドル(配当利回り:3.83%)
  • 2020/06/12…配当:0.4ドル(配当利回り:3.99%)

次回配当権利落ち日は2021/09/14となっています。

最近の同社配当利回りは3.5%前後となっています。

パンデミック等の影響から昨年度は増配が行われませんでしたが、直近の配当にて無事増配が行われました。

同社の配当の最大の魅力としては、長い連続増配年数が挙げられます。

連続増配年数は2021年に50年となり、ジョンソン&ジョンソンやスリーエムなどで有名な配当王銘柄の一つとなりました。

また、配当性向は約54%となっています。

過去5年の平均増配率は4.06%となっており今後も大きな増配は考えにくいですが、まだまだ増配余力を感じさせることから今後も安定した増配及び配当が期待できます。

株価と今後について

同社株価は1990年台後半にかけて急上昇し、その後は2000年台前半まで約20ドル前後で推移していました。

その後数年間は冴えない推移を見せていましたが、2009年以降上昇に転じています。

2010年代前半にかけて大きく伸び、2017年頃までは50ドル前後で推移、上場来高値をつけています。

その後しばらくは下降トレンドにありました。

2019年にかけて再び上昇を見せましたが、コロナショックを経て一時20ドル台まで下落しています。

しかし、その後は順調に回復し、2021年5月には上場来高値をつけています。

高値をつけて以降、現在までやや軟調な推移となっています。

今後の同社株価については、最高値をつけたこともあり、しばらくは冴えない推移が続くことが予想されます。

現在は50ドル付近でほぼ横ばいの推移をしており、業績自体は好調ですので、このまま50ドル付近で落ち着くのではないでしょうか。

あまり目立たない銘柄ですが、事業も安定しており、今後も安定した配当が続くと思われます。

株価も比較的落ち着いてきていることからも、購入を検討する価値は十分にあるのではないでしょうか。

オムニコム・グループ

企業概要

オムニコム・グループ(NYSE:OMC)はアメリカの大手広告会社です。

持ち株会社となっており、子会社を通じてマーケティングや広告制作などを行なっています。

その他にも、企業の各種広報活動の引き受けやデータベースの管理など、業務内容は多岐にわたり、世界100ヵ国以上に5,000を超える顧客を抱えています。

子会社としては、ニューヨークの世界的広告代理店であるBBDOやマーケティング大手のDDBワールドワイドなどが挙げられます。

業績について

同社の最新決算である2021年第2四半期決算について見ていきます。

  • 売上高…35.716億ドル(前年同期比28%増)
  • 営業利益…5.684億ドル(前年同期比809%増)
  • 同社に帰属する純利益…3.482億ドル(前年同期比3.724億ドル増)
  • 希薄化後EPS…1.60ドル(前年同期比1.71ドル増)

アナリストらによる同社業績の事前予想では売上高が33.7億ドル、non-GAAPベースのEPSが1.38ドルとなっています。

同社の実際の業績は売上高が35.716億ドル、non-GAAPベースのEPSが1.74ドルとなっていますので、売上高及びEPSともに予想を上回る業績を残すことができたことが分かります。

前年同期はパンデミックの影響を最も受けており、他の四半期と比較しても業績が大きく落ち込んでいましたが、今四半期では回復を見せています。

続いてセグメント別の同社売上高は以下の通りです。

  • 広告…20.145億ドル(前年同期比31.7%増)
  • CRMマーケティング…2.936億ドル(前年同期比37.2%増)
  • CRMコマース&ブランドコンサルティング…2.215億ドル(前年同期比18.0%増)
  • CRMエクスペリエンシャル…1.240億ドル(前年同期比58.0%増)
  • CRMエグゼキューション&サポート…2.509億ドル(前年同期比30.1%増)
  • プロモーション…3.459億ドル(前年同期比16.0%増)
  • ヘルスケア…3.212億ドル(前年同期比7.2%増)

ヘルスケアを除く全セグメントで前年同期比2桁増となる好調な業績となっています。

配当実績について

同社の配当実績は以下の通りです。

  • 2021/06/10…配当:0.7ドル(配当利回り:3.83%)
  • 2021/03/09…配当:0.7ドル(配当利回り:3.40%)
  • 2020/12/18…配当:0.65ドル(配当利回り:4.01%)
  • 2020/09/18…配当:0.65ドル(配当利回り:4.04%)
  • 2020/06/11…配当:0.65ドル(配当利回り:4.76%)

次回配当権利落ち日は2021/09/20となっています。

昨年はコロナショック以降の株価下落が長続きしたことなどもあり、配当利回りが4%を超えていましたが、それを除くと、最近の配当利回りは概ね3%前半となっています。

パンデミックの影響から昨年は増配が行われませんでしたが、連続増配年数は12年となっています。

決して長くはないですが、広告業中心に高く評価されていることもあり、今後も増配は続いていくと思われます。

ここしばらくは0.05ドルごとの増配となっていますので、今後も同様の傾向が予想されます。

配当性向は約40%となっており、今後も増配を続けていくには十分だと思われます。

株価と今後について

同社株価は1990年代後半から上昇を始めており、その後2007年ごろまでは40ドル前後で推移しています。

リーマン・ショックで一時20ドル台まで下落しましたが、それを除けば全体を通して概ね堅調に推移しています。

コロナショック直前には80ドル前後で推移していました。

コロナショック後には50ドルを割るまで下落し、その後は2020年末まで50ドル前後で横ばいに推移しました。

しかし、年末ごろから上昇に転じ、現在はパンデミック以前の水準までほとんど回復しています。

現在の同社株価は70ドル台で推移しており、しばらくはこのまま横ばいの推移を続けることが予想されます。

好調な業績を見せていますが、パンデミックの影響などが考慮され、以前の水準をやや下回る範囲での推移となると考えられます。

同社は広告会社として世界最大規模を誇っており、今後も安定した業績を残していくのではないでしょうか。

高配当銘柄として保有する価値は十分と思われます。

参考元:

Second Quarter 2021 Result

Leggett & Platt Reports Record 2Q Results

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