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【米国株動向】株価が急上昇する前に投資したい小型ハイテク株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021815日投稿記事より

ポイント

・ラッチは不動産オーナー向けのターンキー(完全一括型)テクノロジー・ソリューションによる収益化が始まったばかり。

・最近、新規株式公開(IPO)を実施したデュオリンゴの将来は有望。

・スーパー・マイクロ・コンピューターは、クラウドとデータセンター業界で第二のスタートを踏み出したバリュー株。

小型株は時価総額が20億ドル未満の銘柄と定義されます。

一方で、デジタル経済は急速に成長しており、デジタルなビジネスモデルの収益性は高水準です。

複数の小型ハイテク企業に早期から投資すれば、長期的には人生を変えるリターンを生み出せる可能性があります。

ここでは不動産システムのプロバイダーであるラッチ(NASDAQ:LTCH)、言語学習アプリを手掛けるデュオリンゴ(NASDAQ:DUOL)、サーバーメーカーのスーパー・マイクロ・コンピューター(NASDAQ:SMCI)の3銘柄を紹介します。

ラッチ

フェイスブックの元幹部で、特別買収目的会社(SPAC)への投資を手掛けるチャマス・パリハピティヤ氏は、ラッチを「これまで見た/投資した中で最高のソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)企業」とみています。

同社が最終的にどこまで成功するかを判断するには時期尚早ですが、幸先の良いスタートを切ったのは確かです。

同社はラッチOSという住宅・商業ビル向けのオペレーティングシステム(OS)を開発しています。

このOSは、他社が製造したコネクテッド製品と、ラッチ自身のスマートロック、センサー、建物用コネクティビティデバイスを統合する役割を果たします。

不動産は非常に古くから存在する業界の1つですが、デジタル化による変化を必要としています。

ラッチはこの点で大成功を収めており、新規プロジェクトの開発や既存建物の改修において、あらゆる種類の契約を獲得しています。

ラッチは、2021年末までに総受注額が大幅に増加する見込みだと報告しました。

経営陣は今年の受注額が昨年の約2倍の3億2,500万~3億4,000万ドルになると予想しています。

2021年通期の売上ガイダンスは3,800万~4,200万ドルで、前年同期比で110%以上の増加が見込まれます。

ラッチの株価は売上ガイダンスが予想を下回ったことで急落しました。

しかし、同社の成長シナリオは今後3~5年にわたるものであり、その間に受注額は実際の売上に変わるとラッチは見込んでいます。

多くのアパートや複合商業施設がラッチOSの利用契約を結んでいることを踏まえると、未来は有望に見えます。

ラッチの時価総額は執筆時点で約17億ドルとなっており、現時点では割高です。

しかし、同社が急成長を続けることができれば、長期的に見て素晴らしいバリュー銘柄となるでしょう。

デュオリンゴ

言語学習のスペシャリストであるデュオリンゴは、10年前から存在する企業ですが、株式市場に上場したのはわずか2週間前です(執筆時点)。

同社は8月11日、上場企業として初めての決算を発表しました。

日次と月次のアクティブユーザー数は前年同期比5%弱の減少となりました。

しかし、有料登録者数は前年同期比46%と大幅に増加して190万人に達し、サブスクリプション収入を34%押し上げました。

日次アクティブユーザーの伸びが低調に見えるとしたら、前年同期がコロナ禍によるロックダウンの時期だったことを思い出してください。

何百万人もの人々が自由な時間を有効活用しようとしたことで、デュオリンゴのアクティブユーザー数は昨年夏に一時的に急増しました。

ですから、昨年に近いアクティブユーザー数を維持しただけでも大きな勝利と言えるでしょう。

デュオリンゴによれば、同社は世界で20億人の言語学習者のコミュニティーにサービスを提供しています。

アクティブユーザー数が4,000万人であることを踏まえれば、同社には今後の大幅な成長余地があります。

無料ユーザーも、効果的な広告プログラムによって売上と利益に貢献しています。

さらにデュオリンゴは、長期的にはより大きな市場に注目しています。

同社の革新的な学習プラットフォームは、他の分野にも適用できる可能性があります。

言語は広範囲にわたるプラットフォームの出発点でしかありません。

こうした未来は今後5~10年間で明らかになっていくでしょう。

現在の時価総額はわずか50億ドルですが(執筆時点)、2030年までに少なくとも3倍以上に増加すると筆者は考えています。

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スーパー・マイクロ・コンピューター

スーパー・マイクロの株価は、最近の決算発表にはあまり反応しませんでしたが、この決算には多くの前向きな点がありました。

売上は19%増の10億7,000万ドル、米国会計基準(GAAP)に基づく1株当たり利益(EPS)は0.74ドルで、いずれもアナリスト予想を上回りました。

さらに、経営陣は翌年度(2022年6月期)の通期ガイダンスを発表し、売上を41億~45億ドル(中間値は前年比21%増)、EPSを「少なくとも」2.60ドル(前年比24.4%増)としています。

バリュエーションは非常に低く、2022年予想株価収益率は約14.6倍です(執筆時点)。

スーパー・マイクロは、なぜ急成長を遂げているのでしょうか。

スーパー・マイクロが極めて割安なバリュー株になる以前、同社はサーバー業界で急成長し、セクターに対して大幅なアウトパフォームとなっていました。

しかし、2017年と2018年に、会計不祥事によって打撃を受け、上場廃止となったのです。

これに応じて、スーパー・マイクロは成長のスピードを緩め、財務関連の内部統制の整備に集中することを強いられました。

幸いなことに、不祥事は収益の認識のみに関するもので、売上の粉飾はありませんでした。

そのため、新たな財務チームと現代的な管理体制の導入を経て、2020年1月にナスダックに再上場したのです。

一方で、同社は7月に台湾の新たな拠点を完成させました。

この拠点ではコストを削減して利益率を引き上げるとともに、大手クラウド企業などのコストに厳しい新規顧客向けの取引を開拓します。

また同社は、中核のサーバー事業を補うためにソフトウェアおよびサービス事業を構築しています。

チャールズ・リャンCEOは、上記の新たな成長イニシアチブにより、おそらく2025年またはそれよりも早く売上100億ドルを達成できるとみています。

もしそれが実現するならば、現在の株価は非常に割安と言えます。

時価総額が20億ドル弱で(執筆時点)、バランスシート上の負債より現金が多いスーパー・マイクロは、注目に値する小型株です。

【米国株動向】今注目の米国ハイテク株3銘柄

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Billy Dubersteinは、フェイスブック株、ラッチ株、スーパー・マイクロ・コンピューター株を保有しています。Billy Dubersteinはフェイスブック株のオプションを保有しています(2021年8月の250ドルのショート・プット)。元記事の筆者Nicholas Rossolilloは、フェイスブック株、ラッチ株を保有しています。Nicholas Rossolilloの顧客は、記事で言及されている株式を保有しているかもしれません。元記事の筆者Anders Bylundは、ドュオリンゴ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、フェイスブック株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ラッチ株を推奨しています。
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